ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の保持する、テニス史上最も高額な生涯獲得賞金額は、どうやらロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)にも破られることはなさそうだと、英Express紙が伝えている。

グランドスラム通算優勝回数で、2019年シーズンに「全豪オープン」と「ウィンブルドン」を制したジョコビッチは現在16回。最多であるフェデラーの20回に徐々に近づいている。ただし、ナダルも今シーズンの「全仏オープン」「全米オープン」で優勝して19回と、フェデラーにあと1回で並べるところまで追い上げてきた。現在32歳のジョコビッチが、38歳のフェデラーと33歳のナダルを追い越すチャンスはあるが、少なくともあと5回優勝しない限り、名実ともに最も成功した男子テニス選手になることはできない。

グランドスラムタイトルの記録では2人の背中を追い続けるジョコビッチだが、生涯獲得賞金額では抜きん出ている。生涯獲得賞金額のランキングでの彼は、3位のナダルに約2070万ドル、2位のフェデラーに約830万ドルの差をつけてトップに君臨している。

ジョコビッチの生涯獲得賞金額は、1億3,585万1,985ドル(約147億7,485万円)。シングルス生涯成績は884勝185敗だ。

フェデラーの生涯獲得賞金額は1億2,750万4891ドル(約138億6,705万円)。シングルス生涯成績は1,235勝268敗。

ナダルの生涯獲得賞金額は1億1,517万8,858ドル(約125億2,651万円)。シングルス生涯成績は967勝196敗。

彼ら3人の次にランクインしているアンディ・マレー(イギリス)の生涯獲得賞金額は6,154万4,007ドル(約66億9334万円)で、シングルス生涯成績は672勝196敗だ。

グランドスラムタイトルでは3位に甘んじるジョコビッチだが、母親は彼がそちらでもトップに立てると考えている。

母親のディヤナさんは、「あの子ならやってのけると思うわ。目標は世界で一番になることだから、グランドスラムでもっと優勝しなければならないと考えてはいるでしょう」と米誌GQのインタビューに対して語った。

「とにかく、あの子には健康でいてほしいわ。身体に問題さえなければ、グランドスラムタイトルの記録も更新できるはず。どの試合にもしっかり準備して臨むけど、ナダル、フェデラーと対戦する時は特に念入りよ。彼らとの対戦とても特別なことですからね。あの子も、2人の試合はいつも大変だと言っていたわ」

※獲得賞金総額は2019年10月28日時点での記録

※為替レートは2019年10月28日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」決勝でのジョコビッチ

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)