写真:及川瑞基(専修大・写真左)と森田彩音(中央大・写真右)/撮影:ラリーズ編集部

10月25日から27日にかけて日本中の大学生の中から頂点を決める大会、全日本大学総合卓球選手権大会(以下、全日学)が開催された。個人戦のみ行われる今大会では、男女シングルスおよびダブルスの4種目で優勝カップの争奪戦が行われた。




写真:ベスト8入りの三部航平(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

男子の試合では2018年度大会シングルスベスト4に勝ち残った三部航平(専修大)や硴塚将人(早稲田大)が、実力通りのプレーをしても思うように勝ち上がれない中で、ドイツのブンデスリーガで武者修行をする及川瑞基(専修大)が2連覇を達成した。

一方、女子の試合では現役女子大生Tリーガーが数多く出場し、向かってこられるプレッシャーとの戦いに苛まれたが、森田彩音(中央大)が念願の初優勝を果たした。

男子シングルス試合結果




写真:及川瑞基(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスの優勝は、昨年に引き続き2連覇となった及川瑞基(専修大)。決勝では今大会ダブルスチャンピオンの木造勇人(愛知工業大)をゲームカウント4-1で破った。




写真:木造勇人(愛知工業大)/撮影:ラリーズ編集部

2020年世界選手権代表選考会1次予選にも参加していた木造勇人は、ダブルスで5試合に加えてシングルスでも5試合をこなした。しかしハードな日程の中でも、2015年インターハイ男子シングルス決勝で敗れた三部航平(専修大)にリベンジを果たすなど、高いパフォーマンスをキープして、価値ある準優勝を勝ち取った。

木造と同じくTリーグで活躍する松山祐季(愛知工業大)も及川に敗れたものの3位となり、現役大学生Tリーガーの実力を存分に見せつけた。




写真:松山祐季(愛知工業大学)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス試合結果




写真:森田彩音(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスではTOP名古屋でTリーグに参戦し、早田ひな(日本生命レッドエルフ)を破ったことで話題となった森田彩音(中央大)が4年にして悲願の初優勝を飾った。女子ダブルスでは、同じくTOP名古屋に参戦している梅村優香(中央大)と組んだダブルスで、初戦となる2回戦で敗れる波乱もあったが、シングルスでは一転して見事な優勝を成し遂げた。




写真:準優勝となった山本笙子(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部

準優勝となったのは、中央大学の山本笙子。部内では山本の方が、分が良かったというが、プレッシャーの中で強気で勝ち抜いてきた森田に決勝では敗れる結果となった。




写真:鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大)/撮影:ラリーズ編集部

また、日本リーグ1部に所属する神戸松蔭女子学院大から鶴岡菜月が関西勢唯一のベスト8入賞を果たした。同じく関西の大学に在籍するカットマン・朝田茉依(同志社大)は鶴岡に敗れベスト16となった。

男子ダブルス試合結果




写真:初優勝の木造勇人(写真左)と田中佑汰(写真右)/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルスの優勝は、何度もフルゲームの窮地を切り抜けてきた木造勇人/田中佑汰の愛知工業大ペアとなった。




写真:龍崎東寅(写真手前)と沼村斉弥(写真奥・明治大)/撮影:ラリーズ編集部

決勝の相手は関東の雄・明治大学の龍崎東寅/沼村斉弥で、木造/田中ペアからなかなか先手を取れずに苦しい試合となった。2,4ゲーム目では明治ペアの方が分が良く、フルゲームに突入するかと思われたが、最後にさらにギアを上げたように見えた愛知工業大ペアに振り切られ、優勝のチャンスも十分にあった中での悔しい準優勝となった。




写真:福本卓朗(写真右)と坂根翔大(写真左)/撮影:ラリーズ編集部

単複通じて上位層になかなか食い込めずにいた関西勢からは、関西大の坂根翔大/福本卓朗ペアが、愛知工業大の主力である松山祐季/髙見真己を破る金星を挙げ、大会にその爪痕を残した。

女子ダブルス試合結果




写真:1年越しに初優勝を叶えた熊中理子(写真左)と三條裕紀(写真右)/撮影:ラリーズ編集部

多くの外シードペアが敗れていく混戦の中で、初優勝を掴んだのは熊中理子/三條裕紀(青山学院大)で、準優勝は枝松亜実/木村香純(専修大)となった。熊中/三條は昨年度大会ではベスト8で、1年越しの同じ舞台で見事雪辱を晴らした。




写真:枝松亜美(写真左)/木村香純(写真右・専修大)/撮影:ラリーズ編集部

一方、第1シードの岩越帆香/笹尾明日香(早稲田大)は3回戦で、中澤紬/青木千佳(中央大)に敗れ、昨年ベスト4の早稲田ペアは念願の優勝とはならなかった。




写真:中央大学の中澤紬(写真左)と青木千佳(写真右)/撮影:ラリーズ編集部

文:ラリーズ編集部