ニック・キリオス(オーストラリア)がキャスパー・ルード(ノルウェー)との“場外戦”を再燃させたと、豪ウェブメディアのnews.com.auが伝えている。

事の発端は、今年5月の「ATP1000 ローマ」2回戦での両者の対戦。この試合で、キリオスは試合中に怒りを抑えられず椅子をコートに投げ飛ばし、途中放棄したことで失格となり、ルードが勝利。ソーシャルメディアにルードが試合後に勝利を祝う動画が投稿されると、キリオスはその動画に笑い顔の絵文字を添えて自身のソーシャルメディアでシェアしていた。

またルードは、その試合でキリオスがポイントの剥奪と罰金の罰則を受けたことに対し、「キリオスは少なくとも半年は出場停止になるべきだと思うのは僕だけではないだろう」とコメントしていた。

今月23日、ルードはスウェーデンのテニスメディアTennisportalenからキリオスによる前述の投稿について聞かれ、「キリオスの、僕に対する投稿は見たよ」と回答。

さらに、「正確には彼の失格だけれど、対戦成績では僕の1勝0敗だからね。それが、僕がキリオスに勝ったことになるかって?少なくとも、対戦成績は僕の1勝0敗だってことさ。対戦した時の彼は完全にクレイジーだったよ。だから勝てたのは嬉しいね。試合後に勝利を祝ったかどうかなんて、どうでもいいことだよ。でも、90ポイントを取得して、5万ドル(約553万円)の賞金を獲得したんだから、お祝いくらいしたっていいと思うけどね。コート上でのキリオスは馬鹿なヤツだよ。でも、それは彼の問題さ」と続けた。

ルードの発言を受け、翌日24日にキリオスは彼に向けて以下のようにツイート。「ヘイ!もし今度、俺に何か言いたいことがあるなら、面と向かって言ってくれるとありがたいね。そうすれば、減らず口も叩かなくなるだろうよ。それまで俺は、ペンキが乾くのでも見つめておくぜ。なんせお前のテニスはつまらなさ過ぎて観るに耐えないからな!」

続けて、「とはいえ、お前が俺の名前を言い続けたい気持ちは理解できるよ。そうしないと、お前がテニス選手だってことすら誰も知らないだろうからな。ミランでの健闘を祈るぜ、チャンピオン」と、11月5日から「Next Gen ATPファイナルズ」に出場する相手に綴った。

この先、両者がまた対戦した時に仲良く話をするとは考えにくいが、もし再戦があるのであれば注目のカードになることは想像に難くないだろう。

現在キリオスは、今年8月の「ATP1000 シンシナティ」においての一連のスポーツマンらしからぬ行動に対し、ATPから6ヶ月の執行猶予付きの出場停止と罰金を科せられている。執行猶予期間に万が一何かしらの違反をした場合、2万5000ドル(約272万円)の罰金と16週間の出場停止の処分を受けることになる。

※為替レートは2019年10月28日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」でのキリオス

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)