文=鈴木健一郎 写真=大阪エヴェッサ天日ヘッドコーチ「元気を共有し合って良いシーズンに」10月27日、大阪エヴェッサが長期療養を必要とする土田琉偉くんの入団式を行った。これは特定非営利活動法人『Being ALIVE Japan』がスポーツ…

文=鈴木健一郎 写真=大阪エヴェッサ

天日ヘッドコーチ「元気を共有し合って良いシーズンに」

10月27日、大阪エヴェッサが長期療養を必要とする土田琉偉くんの入団式を行った。これは特定非営利活動法人『Being ALIVE Japan』がスポーツチームへの入団を通じた自立、青春支援のために行っている『TEAMMATES活動』の一環。大阪では昨年に続き、2人目の受け入れとなる。

琉偉くんは小学校4年生で、もともとはバスケをやっていた。10歳だから、と背番号は10番を選択。「また新しいスタートを切ろうと思って10番を選びました」と元気に語る。

天日謙作ヘッドコーチも入団式に同席。「彼の元気が僕らの力になることは明らかなので、お互いに元気を共有しあって良い結果が出るシーズンにしたい」と『戦力』として期待を寄せた。

またエヴェッサの安井直樹代表はこう語る。「スポーツの強みは感情を動かす力があること。プロスポーツは試合を見せるだけじゃなく、人々を勇気づける力があります。是非、琉偉くんにもエヴェッサで感情を高ぶらせてもらい、勇気を持って頑張ってバスケットに復帰してほしい」

彼らに見守られる中、琉偉くんは契約書にサインしてエヴェッサの一員に。「プロ選手の試合を間近で見られることが楽しみ」、「プロの選手をお手本にしてシュートが上手になりたいです」と意気込みを語った。

試合会場でチームメートとともに意気込み

入団式の後は、チームに合流。レバンガ北海道との試合が行われたコートにチームメートと並んで立ち、緊張の面持ちながら「何事もあきらめずにチャレンジしたい」と挨拶。観客席からの温かい拍手で迎えられた。

今後は本人の体調やチーム活動での目標に合わせて練習や試合に参加して、選手やスタッフをサポートする活動を行っていく。