いよいよ開幕する、年間上位8選手によるシーズン最終戦「WTAファイナルズ・深セン」(中国・深セン/10月27日~11月3日/室内ハードコート)。世界ランキング3位の大坂なおみ(日本/日清食品)は、大会初日のオープニングマッチで世界6位のペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦する。

初戦の相手クビトバは現在29歳。身長182cmの左利きで、キャリア通算27個のタイトルを獲得している強豪選手。グランドスラムでは2011年と2014年の「ウィンブルドン」で、ツアー最終戦は2011年に優勝している。

一方、2016年の12月にチェコの自宅でナイフを持った強盗に襲われ、利き手である左手のすべての指にケガを負い手術を受けるという悲劇が。復帰は困難かもしれないとまで言われていたクビトバだが、それでも2017年の「全仏オープン」で見事復帰を果たした。なお、クビトバを襲った犯人は、2019年3月に懲役8年の判決を受けている。

そしてクビトバは、2017年の「バーミンガム・クラシック」で優勝。2018年には5つの大会で優勝を飾り復活を果たした。

そんなクビトバと大坂は、今シーズンの「全豪オープン」決勝で過去1度だけ対戦している。全豪決勝では2時間27分にわたるフルセット激闘を演じ、大坂がグランドスラム2大会連続優勝という快挙で幕を閉じた。

またクビトバと大坂と言えば、大坂が世界ランキング1位として臨んだ最初の大会「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で初戦敗退を喫したあと、間接的に温かいエールを送ったというエピソードも。

クビトバはその際、記者会見の場で「彼女にはただ時間が必要なのです。アドバイスするようなことはないと思います。彼女がこの状況を過ごして、そこから経験を積むことが必要だと思います。彼女ならきっと大丈夫です」とコメントしている。

今シーズン、様々なプレッシャーなどに苦しみ思うような成績を挙げられない時期を経験した大坂。しかし苦しい経験の後に、9月からの「東レ パン・パシフィック・オープン」「チャイナ・オープン」と出場2大会連続優勝を果たし、今季2度目のWTA(女子テニス協会)月間最優秀選手にも選ばれた。

ツアー最終戦という舞台で再び相まみえる大坂とクビトバ、オープニングマッチでどのような攻防を繰り広げるか注目される。

両者の試合は、日本時間17時30分に開始予定。テニスデイリーでは、サイト上で試合速報を無料で行う予定だ。

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【クビトバのプロフィール】

■生年月日

1990年3月8日(29歳)

■身長

182cm

■利き腕/バックハンド

左/両手

■ツアー最終戦の過去最高成績

優勝(2011年)

■キャリア通算シングルスタイトル数

27個

■2019年ツアー本戦、「WTAファイナルズ・深セン」前の戦績

37勝13敗

(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ・深セン」大会前練習時のクビトバ

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)