◆2019年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆

2019年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦

台風による影響を受けて1週間ほど延期となった立東戦。両校の公式戦での対戦は2015年、BIG8時代以来4年ぶり。終盤詰め寄られる場面もあったが、#2荒竹(法4)のキックオフリターンタッチダウン(TD)、クオーターバック(QB)#3若狭(社4)のランプレーなどで立大が勝負を制し、3連勝。戦績を3勝1敗とした。


先制点となるFGを決めた#96中山

東大のレシーブで試合開始。フェイクなどを上手く駆使する攻撃陣に自陣の中盤まで詰め寄られるも、自慢の守備陣が奮闘し、得点を許さず攻撃権を奪った。中盤、立大は東大エンドゾーン直前まで攻め込む。QB#3若狭がランで東大ゴールラインを割るも攻撃陣の罰則が発覚し、幻のTDとなった。その後攻めあぐね、フィールドゴール(FG)を選択。キッカー(K)#96中山(社1)が難なく決めて3点を先制する。

第2クオーター(Q)に東大の猛攻にあう。自陣40yds付近から攻撃を許し、最後はエースQB伊藤(4年)が自ら走ってTD。その後トライフォーポイント(TFP)でキックを選択するも、スナップが上手くいかず、ボールがこぼれるも、そのこぼれ球をそのまま立大エンドゾーンに押し込まれ2ポイントコンバージョンを献上。8点を先制された。

一時は暗雲が立ち込めるも、頼れる司令塔が意地を見せる。敵陣1ydまで攻め込み、若狭が正真正銘のQBランを決めた。TFPではプレーを選択し、見事成功。8点を追加し、立大が勝ち越す。

第3Q開始直後にチーム一の走り屋が念願のプレーを決める。東大のキックを自陣15yds付近で受け取ったリターナー・荒竹が次々と相手を交わし、そのままゴールラインへ走り込みリターンTDとなった。東大戦に向けて念入りにリターンの対策をしてきた男の成果が報われた。流れは立大に傾いてきたが、東大も勢いをつけてくる。同Q終盤に東大がFGを決め、18-11。逆転も危うい点差となった。


大学で初めてキックオフリターンTDに成功した#2荒竹

第4Q、中山がこの試合2本目となるFGを決めると、東大も中盤にFGを決めて21-14。気の抜けない展開が続く。そんな中で今日一番のピンチが到来した。立大のファンブルロストで東大に攻撃権を許し、残り自陣1ydで4thダウンを迎える。東大QB伊藤が守備陣の間をすり抜けてTDを決めたのかのように思えたが、ボールがこぼれ、東大のファンブルロスト。こぼれたボールを立大が捕らえてインターセプトとなり、一発逆転のピンチをなんとか切り抜けた。その後は時間を流してフルタイム。最後まで目の離せない接戦を制して今季3勝目を手にした。


#3若狭はQBランを何度も成功させた

次戦の相手は昨季TOP8覇者・早大。昨年の勢いを止めず今季もまだ無敗と、非常に手強い。立大にとっては5月に行われたルーツボウルにおいて1点差で破れた因縁の相手である。目標である全国制覇の舞台に立つにはもう一敗もできない立大。限られた時間の中で最善を尽くし王者を撃破したいところだ。

(10月23日 渡邊大樹)

◆コメント◆

リターナー、ランニングバック(RB)、QBと3つのポジションで活躍を果たした#2荒竹
ー今日の試合を振り返って

オフェンス、ディフェンス、キックともに良いところもあったんですけど悪いところも出てしまって、途中イケイケな雰囲気は出てたんですけど、やっぱり自分たちのミスで危ない展開になってしまったので。

ー具体的な反省点

パントを攻めすぎて落としたというところですね。あそこは絶対やってはいけないところだったので。自分的には行けると思って行ってしまったところがあったのでそこの判断というのが気持ちの部分じゃなくて、冷静に判断しなきゃなと思います。

ー自身のキックオフリターンTDについて

もともと、あまりこのチームでキックオフリターンをしたことがなくて。それでキックオフリターンを絶対したいなという自分の思いがあって。ASの岩月(観4)とも「KR出したいな」というのもあって、東大戦に向けてスカウティングしてキックリターンを念入りにやってきて。練習でも調子はよかったのでいけるのではないかという気持ちは自分の中でありましたね。キックオフリターンTDは初めてじゃないですか。大学に入って、新入生の時からリターナーとかやらせてもらってたんですけど、自分の中でも大学では初めてかもしれないですね。めちゃくちゃ嬉しかったです。

ーランとパスをバランスよく使っていた試合だった

もともと今季のオフェンスの目標がランとパスを強くというのでやってるので。それは今日上手くいったか分からないですけどそういう意識でやってますね。

ー東大と対戦してみて印象は

やっぱり自分たちのコールとかをすぐ読んできたり分析とかをすごいしてるなというのがすごいなと思いました。(ー試合中に分析されているのか)分かんないですけど、自分たちの前回の日体大戦とかの練習とかまで録ってたらしくてすごいなと。

ー次戦の相手・早大の印象

勝ち方を知っているというか、ルーツボウルの時は少し主力が抜けていたと思うんですけど、自分たちがいけるんじゃないかと思っててもやっぱり最後勝っていくという感じですごいですね。ゲームの流れ的に勝っていたのに試合の結果では負けたみたいな感じが前回の印象であって。あの時は主力がいなかったので今回手強い相手にはなると思うんですけど、今年は上を目指してやってきて、早稲田という絶対勝たなきゃいけない相手なので1週間しかないですけど絶対に勝てるように頑張っていきたいと思います。

ー次戦に向けてどういった対策をしていくか

今までは東大(の分析)をやっていたので、急になるんですけど明日から相手のディフェンスの動きを見て自分の頭の中にイメージすることが自分のランに繋がってきていると思うので、そういうところは忘れないように怠らないで準備して挑みたいと思います。

エースQB#3若狭

―試合を終えて良かった点

チームとしては接戦の展開になると今までは勝ち切れずに攻められて、最終的に負けることが多かったが、そこで今日は勝ち切れたことはよかった。

―悪かった点

チーム全体として、ディフェンスはそんなになかったがミスが多かった。ファンブルなど、やったら負けるようなことを何度もすると早稲田には勝てない。今回はそんなミスがあった。

―今ラグビーワールドカップをやっていて競技性も似ていると思うが何か得られるものとかはあるか

影響はある。あれだけすごいことをやっていて自分的には、自分たちももっとしっかりやりたいなと思った。

―次戦の意気込み

次は全勝している早稲田で自分たちは次1つでも負けたら目指している甲子園には行けないので、1週間しかないがこの期間で最高の準備をして勝つためにやっていきたい。