「優勝争いが好き、競い合っている時に気持ちで負けない」 この言葉こそが、高橋周平(同志社大学・2年)の強さを物語っている。 2018年、関西学生男子春季2部校学校対抗戦で優勝を果たし見事1部昇格を果たした同志社大学。その立役者のひとりとな…

「優勝争いが好き、競い合っている時に気持ちで負けない」

この言葉こそが、高橋周平(同志社大学・2年)の強さを物語っている。
2018年、関西学生男子春季2部校学校対抗戦で優勝を果たし見事1部昇格を果たした同志社大学。その立役者のひとりとなった高橋は、ルーキーながら入部してすぐ団体戦のメンバーに選出され即戦力として活躍を見せた。

1年時から活躍を見せている高橋周平

5歳の時に初めてゴルフの練習場に連れて行ってもらいクラブを握った。小学校ではサッカー部に所属していたが自身の夢を明確にしてくれた忘れられない出会いを果たす。22歳で全米オープン初優勝を飾り4度のグランドスラムを制したプロプレーヤーのロリー・マキロイ選手、高橋が小学3年の時に来日し会う機会があった。「プロってかっこ良いって思い始めたのがゴルフを本格的にやるようになったきっかけです」友達とサッカーをする時間も楽しかったが幼いながらプロとしてお客さんに見てもらいながらプレーをするのがかっこ良いと思い、ゴルフ1本に絞った。

中学2年で単身アメリカにゴルフ留学。世界中のトップアスリート選手を育成するアメリカフロリダ州のIMGハイスクールに入学し海外で経験を積んだ。英語が話せないと、トップレベルでプレーをすることができないと考え言語も猛勉強した。“少しでも上手くなりたい”その向上心がゴルフへの思いをさらに強くさせていった。時間があれば自身のプレー動画を確認し、何を修正したら良いのかをひたすら考える。“やり始めたら、とことん突き詰める”競技に対する研究熱心な姿勢はチームメートからも慕われている。

ゴルフの上達のため日々の努力を惜しまない

高橋の強みはドライバーショットで低い球を打つこと、そして強靭なメンタルだ。小学生の頃からメンタルトレーニングに興味があり勉強を積み重ねてきた。「同じスコアだった時のプレーオフやサドンデスなどで相手に勝った時がめちゃくちゃ嬉しいです」ここぞという大一番で力を発揮することができるのは、普段の練習に真摯に取り組んでいるからこそ。“練習を信じてやることが1番”自身の強さをそう分析する。まずは大学で日本一を取ること。そして子どもの頃から思い描いていたプロゴルファーになるという夢を叶えること。自らの目標に向かって真っ直ぐに、進化をし続ける。

※大学アスリート1日密着動画「THE STARS」にて、高橋選手を特集します。
 →過去の「THE STARS」はこちら。

高橋周平(たかはし・しゅうへい)
愛知県出身。1998年4月22日生まれ。170センチ、65キロ。現在は同志社大学スポーツ健康科学部2年。5歳の頃にゴルフを始め、中学で単身アメリカにゴルフ留学。数々のトップアスリートを輩出したフロリダ州IMGハイスクール出身。文武両道が実現できる同志社大学に入学し、昨年1年生ながら1部昇格に大きく貢献した。大学にしかない団体戦で日本一を取ることが目標。