2017年ワールドシリーズは5本塁打を放ってMVPを獲得 ナショナルズ 5-4 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間23日・ヒューストン)  ア・リーグ覇者のアストロズは22日(日本時間23日)、本拠地で行われたナ・リーグ覇者ナショナルズ…

2017年ワールドシリーズは5本塁打を放ってMVPを獲得

ナショナルズ 5-4 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間23日・ヒューストン)

 ア・リーグ覇者のアストロズは22日(日本時間23日)、本拠地で行われたナ・リーグ覇者ナショナルズとのワールドシリーズ第1戦に4-5で敗れたが、ジョージ・スプリンガー外野手が快挙を達成した。7回にワールドシリーズ記録となる5試合連続本塁打を放った。野球殿堂入りを果たしているレジー・ジャクソン(1977-78年)、ルー・ゲーリッグ(1928-32年)という2人のレジェンドを超え、歴史に名を刻んだ。

 3点を追う7回だった。先頭で打席に入ったスプリンガーが、カウント2-1からナショナルズの3番手レイニーの99マイル(約159キロ)をハードヒット。左中間にソロアーチを運んだ。これでドジャースとの2017年ワールドシリーズ第4戦から5試合連続本塁打。30歳のリードオフマンが、ルー・ゲーリッグ、レジー・ジャクソンを超えて、ワールドシリーズに新たな歴史を刻んだ。

 2017年ワールドシリーズでは7試合でシリーズタイ記録となる5本塁打を放ってMVPを獲得した。メジャー6年目の今季は自己最多の39本塁打をマーク。今年のポストシーズンでも、ヤンキースとの優勝決定シリーズ第4戦で田中将大から3ランを放つなど、強力打線の1番打者として猛威をふるっている。この日も本塁打の後の8回の打席で1点差に迫る適時二塁打。3打数2安打2打点2四球と気を吐いた。

 MLB公式サイトによると、快挙を達成したスプリンガーは試合後「それより勝ちたい。あまり関係ないよ。(5試合連続弾は)クールなことだけど勝つ方がいい」とコメント。勝利だけを渇望して打席に入る。(Full-Count編集部)