アメリカ・ニューヘブンで開催されている「コネティカット・オープン」(WTAプレミア/8月21~27日/賞金総額69万5900ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、ディフェンディング・チャンピオンのペトラ・クビトバ(チェコ)がユージェ…
アメリカ・ニューヘブンで開催されている「コネティカット・オープン」(WTAプレミア/8月21~27日/賞金総額69万5900ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、ディフェンディング・チャンピオンのペトラ・クビトバ(チェコ)がユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-3 6-2で破り、準々決勝に駒を進めた。
ウィンブルドンで優勝2回、そしてリオ五輪の銅メダリストでもあるクビトバは、第1セットで一時1-3とリードを許したが、そこから10ゲームを連取した。彼女は準々決勝でエカテリーナ・マカロワ(ロシア)と対戦する。
ひとたびスロースタートを克服してブシャールのサービスをブレークすると、クビトバはアタックを続けた。すると、クビトバが次にゲームを落とす頃までには第2セット5-1リードとなっていたのである。
「リズムをつかむのに2、3ゲームは必要なのよ」とクビトバ。「私はこれまでもこれからも、相手のミスを待つような選手ではないの」。
ブシャールはアグレッシブな姿勢で試合を始めたが、クビトバのショットを返すための時間を自分につくるため、より下がったポジションをとるようになっていったと話した。後知恵だが、「あれは正しい判断ではなかったと思う」とブシャール。「彼女はパワフルなプレースタイルの持ち主で、一度スイッチが入ってしまうとそのまま乗り続ける。倒すのが難しい相手だわ」。
クリステン・フリプケンス(ベルギー)はカロリーヌ・ガルシア(フランス)を7-6(3) 7-5で退け、第1シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)の待つ準々決勝へと進んだ。
「今日、勝負を分けたのはほんのわずかなポイントだった」とフリプケンス。「彼女が勝っていてもおかしくなかった試合だったわ」。
第2シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)はアナ・コニュ(クロアチア)を6-2 6-2で倒した。ビンチは準々決勝でヨハンナ・ラーション(スウェーデン)と対戦する。ラーションはシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を7-6(1) 6-4で破って勝ち上がった。
ビンチは水曜日にイタリアで起こった地震について聞かれ、家族には直接的影響はなかったと話した。
「イタリアとイタリア人にとって、辛い日だった。悲劇だわ」とビンチは話している。(C)AP