◆東日本学生相撲リーグ戦◆10月5日 靖国神社境内相撲場上手投げで相手を投げ飛ばす小佐野(済4)昨年のリーグ戦では7人中5人を他部から助っ人に迎え、何とか出場していた立大。しかし、今年は1年生が3人も入部したことで出場メンバーの半数以上を本…

◆東日本学生相撲リーグ戦◆

10月5日 靖国神社境内相撲場


上手投げで相手を投げ飛ばす小佐野(済4)

昨年のリーグ戦では7人中5人を他部から助っ人に迎え、何とか出場していた立大。しかし、今年は1年生が3人も入部したことで出場メンバーの半数以上を本部員が占めることになった。「自分の相撲を取りきる」と小佐野。今までの戦績を超えるようにと全員が勝ちにこだわって今大会に臨んだ。


冷静に相撲をとる長谷川(コ3)

初戦は大東大。昨年出場した玉真、助っ人・長谷川(柔道部)は落ち着いた取り組みを見せ、勝利するもあと一歩及ばず3勝4敗で終えた。続く2回戦。相手に法大を迎える。格上相手に苦戦を強いられるなか、先鋒・石井(済1)が魅せた。まわしを掴まれながらも耐え切り、送り吊り出しで勝利。1年生ながらチームの戦力として活躍した。3回戦では東大と対戦。立大にとって絶対に勝たなければならない相手に5勝2敗で快勝。冷静に自身の相撲を取ったことが勝利に繋がった。4回戦に専大・5回戦に駒大と強豪校との対戦が続く。5回戦では副将を任された小佐野が158キロの相手に上手投げで勝利。「正面からぶつからず、横から攻めてまわしをとれば体格差関係なく相撲が取れた」と本人納得の取り組みだった。6回戦の防衛大では、実力通りの力を相手に見せつけ4勝3敗。最終戦の慶大には1勝6敗で敗退。勝つことを目標にしていた相手だったために選手たちは悔しい表情を浮かべた。2部校との総当たり戦で2勝5敗となった立大は、6位で試合を終え2部残留が決定した。


相手をにらみつける玉真(済3)

次戦は大阪・堺で11月2日から3日にかけて行われる全国学生相撲選手権。創部100周年を迎えたなか「自分たちの相撲」を取るために練習を重ねてきた実力を見せつける最高の舞台となる。また、4年間相撲部を支えてきた小佐野が集大成としてどんな相撲を魅せてくれるのか次戦の活躍に期待だ。
(10月19日 富田早紀)

☆コメント☆
小佐野
―試合を振り返って
防衛、東大と確実に取るところは取れたので良かったんですけど、個人的に駒沢では勝てるとは思ってなかったのでそこは良かったと思います。
目標だった大東と慶応に勝つっていうことが出来なくて、最低限のラインしか勝てなかったのでずっと2年3年勝ててないので、来年勝って欲しいと思います。

―副将を任されたのは作戦か
メンバー的に勝ち点を4点取らなきゃいけない上で本当だったら大将をやると思うんですけどみんなどこも大将を外して副将にして勝とうという戦法できたんですけど、慶応も大東もどこも副将が大将級で。結局大将同士で戦っていました。

―1年生の活躍について
それは本当に嬉しくて。リーグ戦でここまで戦力になると思っていなかったので嬉しかったですね。

―次に向けて
やっぱり勝つ、負けるというのも大切だと思うんですけど自分がずっとやってきたこと、自分の相撲を取り切れれば良いかなと思います。