24日(日本時間25日)に敵地でのマリナーズ戦に先発し、7回6安打無失点の好投でチームを勝利に牽引したヤンキース田中将大投手。4月17日(同18日)に続き、マリナーズ岩隈久志投手との“元楽天エース対決”に“2連勝”し、今季11勝目(4敗)を…

24日(日本時間25日)に敵地でのマリナーズ戦に先発し、7回6安打無失点の好投でチームを勝利に牽引したヤンキース田中将大投手。4月17日(同18日)に続き、マリナーズ岩隈久志投手との“元楽天エース対決”に“2連勝”し、今季11勝目(4敗)を飾った田中と、前回からコンビを組む新人捕手サンチェスに対し、複数の米メディアが称賛の声を送っている。

■田中も新パートナーを絶賛「やりたいことを理解しようとしてくれている」

 24日(日本時間25日)に敵地でのマリナーズ戦に先発し、7回6安打無失点の好投でチームを勝利に牽引したヤンキース田中将大投手。4月17日(同18日)に続き、マリナーズ岩隈久志投手との“元楽天エース対決”に“2連勝”し、今季11勝目(4敗)を飾った田中と、前回からコンビを組む新人捕手サンチェスに対し、複数の米メディアが称賛の声を送っている。

 序盤に走者を背負い、やや苦しい立ち上がりとなった田中だが、尻上がりに調子を上げてマリナーズ打線を無失点に封じた。中継局「YESネットワーク」の公式サイトでは、「自分がちょっと力んでいた。余分な力が入っていた」と自己分析する田中を紹介。「コンタクトしてくる打者が多かったので、しっかり打たせていこうと切り替えた」と試合の中で見せたアジャストについて説明したそうだ。

 田中は、この日が2度目のコンビとなったサンチェスについて「何よりも僕のやりたいことを理解しようとしてくれている」と高く評価。さらに、1回に打った先制弾が、メジャー昇格後わずか19試合で9本塁打目と打席でも大暴れ中の新人捕手に「本当にすごいな、ですね」と驚嘆したそうだ。地元紙「ジャーナルニュース」電子版が伝えている。

■田中は7回無失点とマウンドで圧倒、サンチェスは3戦で11打数6安打3本塁打の大暴れ

 一方、マリナーズ側から見ると、投打の軸となった田中&サンチェスの新コンビが大きな脅威に映ったようで、地元紙「オリンピアン」電子版では「ヤンキースを倒すのに、田中とサンチェスはマリナーズには酷」と題した記事を掲載。ワイルドカードを争うヤンキースに完封負けた試合を振り返りながら、マウンドから圧倒した田中と、シリーズ3戦を通じて11打数6安打、3本塁打と大爆発したサンチェスを称えた。

 前回19日(同20日)エンゼルス戦に続き、相手打線を無失点に抑えた田中とサンチェスの新コンビは、バッテリーとしてはもちろん、それ以上の恐怖感を敵に植え付けられているようだ。この日の勝利で、ワイルドカード争い2位オリオールズに5ゲーム差と一歩近づいたヤンキース。若手起用に方向転換したチームが、思わぬ形で結果を残し始めている。