現地18日、「ATP250 アントワープ」(ベルギー・アントワープ/10月14~20日/室内ハードコート)男子シングルス準々決勝で元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)が世界92位のマリウス・コピル(ルーマニア)を6‐3、6(7)‐7、6‐4で破り、ベスト4へ進出した。マレーがツアーでベスト4へ進出するのは、股関節の怪我で離脱する前の、2017年「全仏オープン」以来約2年4ヵ月ぶりとなる。

マレーは今年1月の「全豪オープン」後に股関節の手術を受け、8月の「ATP1000 シンシナティ」でシングルスに復帰。「ATP250 珠海」で復帰後初勝利を飾ると、「ATP500 北京」ではベスト8へ進出、「ATP1000 上海」でも1回戦を突破と、シングルス選手では復帰した前例のない手術を受けながらも順調にカムバックしつつある。

そして今大会では復帰後初めてベスト4へと進出した。マレーは準決勝では世界70位のユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。

ATP(男子プロテニス協会)によると、マレーは準々決勝の後「3日連続でシングルスをプレーすることになるのは復帰後初めてだね。準々決勝は長い試合になったけれど、フィジカル的には消耗していないよ。特にコピルのサービスゲームでは短いポイントが多かったからね」と話している。

「正しい方向に進んでいて、コートの後ろからより良い感覚で打てている」「でもサーブを改善する必要があって、それができればもっと試合に勝てるチャンスは生まれてくるよ」

マレーは怪我で離脱していた2018年7月には839位にまでランキングを落としたが、現在243位にまで戻している。そして今大会でベスト4へ進出したことにより、来週には200位以内になる予定。もし優勝すれば130位以内にまで戻す可能性もある。

BBCによると、もし「デビスカップ」決勝ラウンドのメンバーに選ばれなければ、これが今シーズン最後の大会になる予定というマレー。来シーズンでさらなるカムバックを果たすためにも、復帰後初優勝をここで達成できるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのマレー

(Photo by TPN/Getty Images)