現地18日、「ATP250 ストックホルム」(スウェーデン・ストックホルム/10月14~20日/室内ハードコート)男子シングルス準々決勝で、世界129位の杉田祐一(日本/三菱電機)が世界251位のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)を6‐2、4‐6、7-6(4)で破り、ベスト4へ進出した。杉田にとっては、これが2017年9月の「ATP250 成都」以来、約2年ぶりのATPツアーでのベスト4となった。

杉田は2017年の「ATP250 アンタルヤ」で当時日本人男子3人目となるATPツアー優勝を飾り、同年にはキャリアハイとなる世界36位を記録。しかし2018年はクレーコートシーズンから結果が出ず、その後2019年7月には274位にまでランキングは落ち込んだ。

それでも7月下旬から下部大会で、3大会連続で決勝へ進出。うち2回で優勝と、復活のキッカケを掴む。

そして今大会、杉田は予選に出場するも予選決勝で敗退。しかしラッキールーザーという本戦出場予定選手が直前で欠場を発表したために予選敗退者の中から本戦出場者を補充するシステムで、本戦へ出場。

このチャンスを活かして、1回戦で約1年4ヵ月ぶりのATPツアー本戦勝利を挙げると、更に2勝を積み上げた。

また準々決勝で杉田に敗れた35歳のティプサレビッチは、これでツアー引退となる。ティプサレビッチは自身のTwitterで「素晴らしい17年間をありがとう。私たちの希望と夢は決してすぐに見えるところにはありません。道のりはシンプルだけど、簡単ではありません」と投稿。ティプサレビッチは2012年4月にキャリアハイとなる世界8位を記録し、通算で4個のタイトルを獲得している。

勝利した杉田は準決勝で第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。この準決勝に勝利すれば、約1年ぶりにトップ100へ復帰する可能性があり、来年1月の「全豪オープン」に本戦入りできる可能性も上がってくる。このチャンスを更に活かせるか注目だ。

また今大会には、世界74位の西岡良仁(日本/ミキハウス)も準々決勝に進出していたが、世界60位のフィリップ・クライノビッチ(セルビア)に3‐6、4‐6で敗れ、今シーズン初のベスト4はならなかった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での杉田祐一

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)