「Next Gen ATPファイナルズ」は11月5日から9日にミラノ(イタリア)の会場Allianz Cloud(旧パラリド)で開催されるが、このミラノへの出場権をかけたレースが佳境に入ってい…

「Next Gen ATPファイナルズ」は11月5日から9日にミラノ(イタリア)の会場Allianz Cloud(旧パラリド)で開催されるが、このミラノへの出場権をかけたレースが佳境に入っている。最終決定の10月28日まで2週間を切ったにもかかわらず、全部で8つの出場枠のうち4つが未定なのだ。

昨年の覇者であるステファノス・チチパス(ギリシャ)と、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、アレックス・デミノー(オーストラリア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)が出場権を獲得しているが、チチパスはこの21歳以下限定の大会には出場しない。11月10日から17日にロンドンで開催される年齢制限なしの「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を得たためだ。そして1枠は地元選手のワイルドカードに与えられることになっており、今年はイタリア期待の18歳、ヤニク・シンネルの出場が決定。残り4つの出場枠がまだ決定していないということになる。

10月17日時点での5位から7位はアメリカのフランシス・ティアフォー(1015ポイント)、ノルウェーのキャスパー・ルード(931ポイント)、セルビアのミオミル・キツマノビッチ(901ポイント)だが、ルードは今週ストックホルムの大会で、キツマノビッチはモスクワですでに敗退。ティアフォーと8位のユーゴ・アンベール(フランス、807ポイント)は勝ち進んでおり、出場権獲得に向けて前進している。

最後のダッシュをかけているのが9位のミカエル・イーメル(スウェーデン、763ポイント)。イーメルはここ2週間でチャレンジャー大会で連続優勝して225ポイントを追加したが、今週ワイルドカードで出場したストックホルムの大会では2回戦敗退となった。21歳以下の選手たちの、残り10日間の戦いの行方から最後まで目が離せなさそうだ。

※写真は2018年「Next Gen ATP ファイナルズ」で優勝したチチパス

(Photo by Julian Finney/Getty Images)

ATP翻訳ニュース/ATPTour.com