京都大学アメリカンフットボール部でプレイした経歴を持つオフェンスライン(OL)町野友哉が、10月19日、20日にドイツ・ケルンで行われるNFLインターナショナルコンバインに参加することが分かった。NFLインターナショナルコンバインがドイツで開催されるのは初となる。

夢に一歩近づいた。昨シーズンまで京大ギャングスターズの一員としてOLを任され、2018年の大学世界選手権の日本代表にも選ばれた実績を持つ町野。身長197センチ、体重132キロの恵まれたサイズを持ち、来年に開幕する新興リーグ「XFL」のドラフト候補選手に挙げられていたが、15日と16日に開催されたドラフトでは、残念ながら指名されなかった。それでも、NFL挑戦の夢を諦めずに、インターナショナルコンバインに参加することを決意した。

これまでNFLに挑戦した日本人選手で、一番NFLに近づいたのは木下典明選手(現オービックス・シーガルズ)。2007年にはアトランタ・ファルコンズとフリーエージェント契約したが、最終選考でカット。続く2008年には、日本人で初めて練習生としてファルコンズに1年間帯同したが、ロスターに残ることはできなかった。その後、栗原崇選手(現IBMビッグブルー)らもNFLに挑戦したが契約までは至らなかった。アメリカ4大スポーツの中でMLB、NBA、NHLは日本人がレギュラーシーズンで出場したことがあるが、NFLはいまだゼロ。日本人にとってとてつもなく高い壁としてそびえ立つ。そんな厳しい状況の中、町野は 日本人未踏のNFLへの扉をこじ開けようとしている。

NFLインターナショナルコンバインは、アメリカで毎年行われるスカウティングコンバインと同様で将来のNFL選手発掘の場。15カ国以上から招待された選手たちは、スピード、アジリティ、強さ、スキルテストに取り組むいわば体力テストのようなものだ。このインターナショナルコンバインでスカウトの目に留まれば、NFLのInternational Player Pathway programの一環でアメリカでの3ヶ月のトレーニングに招待される。

NFLは世界普及に力を入れており、海外のアスリートに世界最高峰のリーグで戦う機会を提供するため2017年よりInternational Player Pathway programを作った。2019年シーズンは、8チームがこのプログラムの一環として練習生に海外選手を追加した。その中には、オーストラリアとイングランドの元プロラグビー選手などが含まれている。