現地17日、「ATP250 ストックホルム」(スウェーデン・ストックホルム/10月14~20日/室内ハードコート)男子シングルス2回戦で、世界129位の杉田祐一(日本/三菱電機)が世界83位のステファノ・トラバグリア(イタリア)を7-6(6)、6-4で破り、ベスト8へ進出した。杉田にとっては、これが2018年6月の「ATP500 ハレ」以来、約1年4ヵ月ぶりのATPツアーでのベスト8となった。

杉田は2017年の「ATP250 アンタルヤ」で当時日本人男子3人目となるATPツアー優勝を飾り、同年にはキャリアハイとなる世界36位を記録。しかし2018年はクレーコートシーズンから結果が出ず、年末には145位にまでランキングは落ち込んだ。

今年も7月には274位にまでなったが、「ウィンブルドン」では予選3試合を勝ち上がり、本戦へ出場。1回戦でラファエル・ナダル(スペイン)にストレートで敗れはしたものの、第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功するなど見せ場を作り、会場からは杉田に対しても多くの拍手が送られていた。

すると、7月下旬から下部大会で、3大会連続で決勝へ進出。うち2回で優勝と、復活のキッカケを掴む。

そして今大会、杉田は予選に出場するも予選決勝で敗退。しかしラッキールーザーという本戦出場予定選手が直前で欠場を発表したために予選敗退者の中から本戦出場者を補充するシステムで、本戦へ出場。

すると1回戦で世界123位のエリアス・イーメル(スウェーデン)に勝利。ATPツアー本戦勝利も2018年6月の「ATP250 アンタルヤ」1回戦以来、約1年4ヵ月ぶりのことだったが、連続してチャンスを活かした。

勝利した杉田は準々決勝で世界251位のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)と対戦する。ティプサレビッチは第1シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)を破っての勝ち上がり。また35歳のティプサレビッチは、今季終了後に引退を表明しており、今大会を最後のツアー大会にするとしている。

また今大会には、世界74位の西岡良仁(日本/ミキハウス)も出場中で、16日にベスト8進出を決めている。ベスト8が揃った時点でシード勢は6人敗れ去っており、第4シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と第5シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)しか残っていない。誰が優勝してもおかしくない中で2人の日本勢がチャンスを掴めるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での杉田祐一

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)