「全仏オープン」から抱えていた肘の痛みの完治を目指すためにアジアシーズンを欠場した錦織圭(日本/日清食品)が新しいCMの撮影でスーパーショットを披露した。錦織が試合中にも食べることがあるという…

「全仏オープン」から抱えていた肘の痛みの完治を目指すためにアジアシーズンを欠場した錦織圭(日本/日清食品)が新しいCMの撮影でスーパーショットを披露した。

錦織が試合中にも食べることがあるという森永製菓株式会社の「inバープロテイン ベイクドチョコ」がリニューアルするのに伴って制作されたCMは、WEB CMとなっており、YouTubeで見ることができる。

CMでは、inバープロテインを食べている錦織が飛んできたボールをラケットで受け取るとそのまま足でリフティングし、空高く打ち上げる。

続いて、投げ込まれたボールをフォアハンドで打ち込むと、コート中央に据えられたボードに当たり、その下のカゴにボールが入る。

さらにもう1球が投げ込まれると、今度は錦織がそれをスマッシュし、そのままくるりと向きを変えてフレームアウト。そしてそのスマッシュしたボールはボードの角に当たってコートに落ちてしまうが、強烈なバックスピンがかかっており、誰もいないコートの中でカゴの中に吸い込まれるように落ちていく。

普段から錦織が練習を行っているIMGアカデミーのコートで撮影されたこのCMは、錦織自身も「こういった撮影はリラックスしながらテニスが楽しめて、いつも出来ない挑戦だったりが出来るので、楽しみでした」と語っている。

スーパーショットについては「カゴに入れるのは難しかったです。中々普段の練習でも、そういった練習はないので…。でも、普段練習で出来ないようなテニスが出来て楽しかったです!」と語っており、その成功に喜んでいるようだ。

「なりたい自分がいる、だからinバープロテイン」というキーメッセージがあるのだが、「なりたい自分とは」と問われた錦織は「悔いのないように生きたい。一瞬一瞬の出来事だったり、決断だったりを失敗もあるだろうけど悔いのないように一つ一つを決断をして、完璧は難しいので決断を悔やまない、後悔しない自分になりたいですね」と語った。

「決断を悔やまない、後悔しない自分になりたい」と語った錦織。アジアシーズンを欠場した後、復帰を予定していた「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月21~27日/室内ハードコート)の欠場を決め、「Nitto ATPファイナルズ」への出場は厳しくなっている。

しかし、肘の状態を完璧にして復帰したいと考えての決断。後悔しないよう、しっかりと治し、復帰後に輝かしい成績を残してくれることを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モントリオール」での錦織圭

(Photo by David Kirouac/Icon Sportswire via Getty Images)