15年ぶりの悲願達成だ。17日、中央大が立正大との試合を制し、亀井義之選手(現・読売ジャイアンツ)が主将を務めた2004年秋季以来となる東都大学野球リーグ優勝を果たした。 劇的な展開となった。2位の國學院大が東洋大戦で敗れており、中央大が…

15年ぶりの悲願達成だ。17日、中央大が立正大との試合を制し、亀井義之選手(現・読売ジャイアンツ)が主将を務めた2004年秋季以来となる東都大学野球リーグ優勝を果たした。

劇的な展開となった。2位の國學院大が東洋大戦で敗れており、中央大が勝てば優勝が決まるという状況。中央大は5回に1-1の同点に追いついたものの、力みが出てしまったのか、立正大に追加点を許してしまい7回までに1-5と突き放される。しかし、8回裏に打者一巡の猛攻で一挙6点を挙げ試合をひっくり返した。9回表には再び立正大の反撃を受け、7-6と一点差まで詰め寄られたが、4番手・楢山投手が後続を断ち勝利。プレッシャーを見事はねのけた。

昨秋は2部王者・専修大との激しい入れ替え戦を勝ち抜き、1部に踏みとどまった中央大。今年プロ志望届を提出した選手はいないが、その中でも“下克上”を起こしてみせた。戦国東都を制した名門校は、11月15日から始まる明治神宮大会ではどんな戦いを見せるのか。