今週発表のWTAランキングで辛うじて1位の座をキープしたセレナ・ウイリアズ(アメリカ)が、全米オープンの女子シングルスで第1シードとなった。男子では同じく世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がトップシードだ。  双方が故…

 今週発表のWTAランキングで辛うじて1位の座をキープしたセレナ・ウイリアズ(アメリカ)が、全米オープンの女子シングルスで第1シードとなった。男子では同じく世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がトップシードだ。  双方が故障を理由に直前の大会への出場をとりやめており、リオ五輪以降試合に出ていない。セレナは肩の問題を抱えていると言い、ジョコビッチは左手首の痛みを理由に挙げていたが、おそらく全米オープン出場を視野に大事をとっていた部分もあるだろう。

 セレナは先週の大会の結果次第で今週のランキングでは、2位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に1位の座を譲る危険にさらされていた。

 全米テニス協会は火曜日に、8月22日付けの世界ランキングに忠実な全米オープンのシード順位を発表した。

 セレナがフラッシングメドウで第1シードとなるのはこれが5度目で、彼女はこの大会で6度優勝している。昨年の彼女は準決勝でロベルタ・ビンチ(イタリア)に敗れ、年間グランドスラム達成の野望を挫かれていた。

 第3シードはガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第4シードはアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)となった。

 ディフェンディング・チャンピオンのジョコビッチの後ろには、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が続く。

 日本の錦織圭(日清食品)は第6シードとなっている。今のところ、わかっているトップ10の欠場者は、4位のロジャー・フェデラー(スイス/膝の故障のリハビリ)と8位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ/虫垂炎)だ。

 ドロー抽選は金曜日に行われ、試合は月曜日から始まる。(C)AP