9月14日に開幕した東京六大学野球は、15日をもって第5週が終了した。対戦カードは法大ー慶大、立大ー東大。12日、13日は台風19号の接近に伴い試合は延期された。注目は開幕から6連勝の法大と、同じく開幕から4連勝中の慶大の対決。優勝の行方はこの2校にほぼ絞られているが、法大は慶大戦を終えると東大戦を残すのみだが、慶大は相性の悪い明大、早大との試合を控える。状況としては、このカードで勝ち点を取れば法大が圧倒的有利だ。

1回戦では2回に法大が相手の暴投で先制したものの、直後に慶大が追いつき、8回に逆転して3-1で逃げ切った。続く第2戦では3回に慶大が先制。法大が食らいついて8回に同点としたが、最終回に陸の王者が強さを見せつけた。相手はここまでセットアッパーとして好投してきた法大・三浦投手。甲子園出場経験を持つルーキー・下山選手が適時打を放って勝ち越すと、この日打席で何度も粘り強さを見せてきた主将・郡司選手が、満塁の場面で冷静に四球を選び押し出し。これが決勝点となった。

敗れた法大は連勝が6でストップ。対する慶大は開幕から続く連勝を6に伸ばした。法大は今季初めて勝ち点を落としたものの、依然有利な状況であることに変わりはない。しかし、優勝の行方は昨秋に続いて最終節の早慶戦の結果まで待たなければならず、六大学は今季も熾烈な優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。昨年は慶大があと一歩のところで宿敵・早大に敗れて法大が優勝。慶大はリベンジを果たせるか。

一方、立大ー東大は、ともに開幕から勝ち点がない5位同士の対決。今カードで活躍したのは、非常に珍しい「両投げ両打ち」の立大・赤塚投手だ。今春で左投げを封印しており、秋季リーグは右投げに専念している。1回戦で8回に2番手で登板すると、東大打線を3者凡退に抑えたほか、2回戦でも7回に登板し2イニングを投げて勝利に貢献した。敗れた東大は連敗が40に伸び、勝ち点がないまま今季も最下位が確定した。

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【試合結果】
10/14(月)
法大 1-3 慶大
立大 6-1 東大

10/15(火)
東大 0-6 立大
慶大 3-1 法大

【この選手に注目】
今カードの注目選手は、慶大・下山選手。慶應義塾高出身の1年生だ。高校3年生時には主将を任され、夏の甲子園にも出場。高知商との試合では本塁打を放った。法大1回戦で4打数2安打、2回戦では5打数2安打で勝ち越しの適時打も放つなど、大一番で勝負強さを発揮した。期待のルーキーが“陸の王者”優勝のキーマンとなりそうだ。