写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld

10月8日から13日にかけてITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープンが開催され、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計5種目が行われた。

今大会では、前週のスウェーデンオープンで優勝した王楚欽(ワンチューチン・中国)が樊振東(ファンジェンドン・中国)に2回戦で敗れたほか、世界ランキング1位の陳夢(チェンムン・中国)が馮天薇(フォンティエンウェイ・同12位・シンガポール)に敗れるなど実力者が早い段階で姿を消す大会となった。

男子シングルス試合結果




写真:張本智和(木下グループ)/提供:ittfworld

男子シングルスの優勝は樊振東(ファンジェンドン・中国)で、準優勝は許昕(シュシン・中国)となった。長くワールドツアーの優勝からしばらく遠ざかっていた樊振東は343日ぶりの戴冠となった。

張本智和(木下グループ)は優勝したブルガリアオープン以降ワールドツアーでは3大会ぶりのベスト8入りを果たした。準々決勝では世界選手権3位の梁靖崑(リャンジンクン)に3ゲームを連取された場面から、2ゲーム粘ったものの食らいつけずに敗れた。

丹羽孝希(スヴェンソン)は、2回戦で鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)と対戦した。ゲームカウント1-2から2ゲームを連取し、先に勝利に王手をかけるも逆転を許してしまった。

水谷隼(木下グループ)は2回戦で“ドイツの皇帝”ティモ・ボルと対戦した。ゲームカウント1-3から2ゲームを連取し、最終ゲームも9-3とリードしていたが、ボルの粘りの前に屈し、紙一重で8強入りを逃した。

男子ダブルス試合結果




写真:ベネディクト・デューダ(ドイツ・写真左)と邱党(ドイツ・写真右)/提供:ittfworld

中国の梁靖崑/許昕(シュシン)ペアが男子ダブルスの優勝を勝ち取り、ベネディクト・デューダ/邱党(キュウダン・ドイツ)は決勝で敗れ、惜しくも準優勝となった。

ベネディクト・デューダ/邱党は6月のジャパンオープンでも決勝まで勝ち上がっており、徐々にその頭角を現してきている。今大会でも、2013年世界選手権優勝ペアの荘智淵(チュアンチーユエン)/陳建安(チェンジェンアン・チャイニーズタイペイ)をフルゲームの末下している。成長中のドイツペアの今後にも注目だ。

日本からは森薗政崇(BOBSON)/吉村真晴(名古屋ダイハツ)ペアがエントリーし、予選を勝ち抜いたが、吉村真晴の怪我のため本戦は棄権となった。

女子シングルス試合結果




写真:孫穎莎(中国・スンインシャ)/提供:ittfworld

女子シングルスの優勝は孫穎莎(中国・スンイーシャ)で、準優勝は伊藤美誠(スターツ)となり、伊藤はスウェーデンオープンのリベンジを許す結果となった。

伊藤美誠は2回戦で銭天一(チェンティエンイー・中国)を下すと、準決勝では、陳夢(チェンムン・中国)を下した馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)と対決。各ゲーム競り合いながらも完勝して決勝へと進んだ。決勝では孫穎莎と対戦し、ゲームカウント1-4で敗れた。

早田ひな(日本生命)は、ブルガリア・チェコオープンで優勝した陳幸同(チェンシントン・中国)とフルゲームの激戦を演じる。しかしわずかに及ばず本戦1回戦で姿を消すこととなった。

平野美宇(日本生命)は香港オープン優勝の王藝迪(ワンイーディー・中国)から1ゲーム目を先取し、勢いに乗るかと思われたが4ゲームを連取され、ベスト32に終わった。

女子ダブルス試合結果




写真:長崎美優(JOCエリートアカデミー/大原学園・写真左)と木原美悠(JOCエリートアカデミー・写真右)/提供:ittfworld

女子ダブルスの優勝は韓国の田志希(チョンジヒ)/梁夏銀(ヤンハウン)ペアとなった。エリアカペアの木原美悠(JOCエリートアカデミー)/長崎美優(JOCエリートアカデミー/大原学園)は準優勝となった。

エリアカペアは準決勝で中国の陳夢(チェンムン)/顧玉婷(グーユーティン)ペアをフルゲームで破る金星を挙げる。決勝では1ゲーム目を先取され、2ゲーム目を奪い返すもその後要所で得点できず惜しくも準優勝となった。

混合ダブルス試合結果




写真:伊藤美誠(スターツ・写真手前)と水谷隼(木下グループ・写真奥)/提供:ittfworld

中国の孫穎莎/許昕が混合ダブルス王者となり、王楚欽/王曼昱ペアが準優勝となった。許昕はダブルス2冠となった。

日本勢からは張本智和/早田ひなペアと、水谷隼/伊藤美誠ペアがエントリー。

張本/早田ペアは準々決勝で、中国香港の黄鎮廷(ウォンチュンティン)/杜凱栞(ドゥホイカン)に敗れ、ベスト8に終わった。また優勝候補の水谷/伊藤ペアは同じく準々決勝で優勝した中国ペアに敗れ、ベスト8に終わる結果となった。

文:ラリーズ編集部