24日(日本時間25日)本拠地でのヤンキース戦で、楽天で同僚だった田中将大と投げ合うマリナーズ岩隈久志。この試合は、元楽天のエース対決というだけではなく、岩隈にとって来季に関わる大事な一戦となりそうだ。■今季の投球回は157イニング、更新条…
24日(日本時間25日)本拠地でのヤンキース戦で、楽天で同僚だった田中将大と投げ合うマリナーズ岩隈久志。この試合は、元楽天のエース対決というだけではなく、岩隈にとって来季に関わる大事な一戦となりそうだ。
■今季の投球回は157イニング、更新条件の162イニングは目前
24日(日本時間25日)本拠地でのヤンキース戦で、楽天で同僚だった田中将大と投げ合うマリナーズ岩隈久志。この試合は、元楽天のエース対決というだけではなく、岩隈にとって来季に関わる大事な一戦となりそうだ。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版では「イワクマ、2017年契約獲得間近」という記事を掲載している。
昨オフにフリーエージェント(FA)となった岩隈はマリナーズと再契約したが、フィジカル検査の結果を受けて、2016年の1年契約に2017年と2018年の自動更新オプションが付く形となった。来季2017年の契約は1年1400万ドル(約14億500万円)で、自動更新の条件は今季の投球回数が162イニングを超えることだった。今季25試合に先発した右腕は、これまで157イニングで登板。あと5回で契約は自動更新となる。
エース右腕ヘルナンデスが故障者リスト入りした今季は、岩隈が先発ローテの中心となり、チームを牽引している。記事によれば、14勝8敗、防御率3.78の成績を誇る右腕について、サービス監督は「彼がいなかったら、チームがどんな状態だったかわからない。(岩隈の安定感ある投球を)繰り返し注視しても『どうやったらできるんだ?』と考えてしまうが、彼は投球術を知っている。持ち球の4球種は、おそらく平均的な玉だけど、それをうまく配球しながら、球の出どころが見づらいフォーム、制球力と合わせ、武器にしている」と絶賛したそうだ。
■プレーオフ出場権、元楽天エースの投げ合い、岩隈の契約更新と見どころ満載の24日
今季の年俸は1200万ドル(約12億500万円)だが、投球回150イニングに達したことで、すでに出来高50万ドル(約5020万円)を獲得。160イニングに達した時点で、再び同額の出来高が加算される。
2018年の契約が自動更新される条件は、来季再び162回以上を投げるか、2016年と2017年の合計投球回が324イニングを超えること。今季残りを健康に過ごせれば、来季に向けての“貯金”が作れそうだ。
ワイルドカードでのプレーオフ進出を争うマリナーズとヤンキース。元楽天エースの投げ合いとなる24日(同25日)は、いろいろなものが懸かった一戦となりそうだ。