格闘家はどのようにして試合前に減量しているのか?そんな素朴な疑問を総合格闘技の堀口恭司選手に聞いてみた。

堀口は現在、バンダム級(61kg級)で闘っているが、日頃は65kg前後の体重であるため、試合前に5kgの減量をしていることになる。パワーを落とすことなく、闘える身体を維持しながら減量する方法を聞いた。

体重を「水」だけで調整する理由とは?


「1週間前から。7日間で5kgぐらい体重を落とします。1日目は普通にご飯を食べて、水を5~6リットルぐらい、2日目は4リットル。日数が経つにつれて、飲む水の量を減らしていきます。軽量当日は、体重にもよりますが、あんまり飲まないで最終軽量です。やり方は、水を飲んで、半身浴を1時間ぐらいですね。試合の前日が軽量日で、1日で体力を回復させないといけない。筋肉を落としてしまうとリカバリーしきれないので、水だけで体重を落とせる5kgぐらいで体重をキープするのが良いと思います」

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カロリー VS 水分!?ボディビルダーと格闘家減量の違い


10月12日、大阪で行われたRIZIN.19で元同僚の山本美優に声援を送る堀口恭司

 「同じ『減量』でもボディビルダーは、いかにカロリーを減らして、自分についている脂肪を少なくしていくか。格闘家の中にもカロリーで減量をしている人もいます。でも、自分は水分でリカバリーするのが、一番負担がかからないと思っています。減量するのが10kgになると脱水症状などのリスクが出てきますが、5kgぐらいなら大丈夫。でも一番良いのは、普段から体重をコントロールすることですね。」

格闘家おすすめのダイエット法


「格闘家の減量は、その日のうちに体重が戻る。例えば、3kg減量しても、水を飲んだらその日のうちに3kg戻るような感じですね。でもボディビルダーは、ちゃんと脂肪を落として筋肉を見やすくしている。だから、一般的な『ダイエット』は、ボディビルダー的な考え方に似ていると思います。ダイエットは、運動しないで食べ物でやろうとすると、体調崩して余計に太る。食べる量は同じままで、運動すること。筋肉をつければ、自然と脂肪の燃焼効果が高まって、痩せられる身体が作れると思います。」

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]