文=佐保めぐみ 写真=B.LEAGUE

ディフェンスで勝機を見出し、後半を圧倒

Bリーグ第2節。滋賀レイクスターズのホームYMITアリーナに乗り込んだ宇都宮ブレックスは後半を50-33で圧倒し、今シーズン初勝利を挙げた。

最初に主導権を握ったのはホームの滋賀。コートを大きく使って、素早いパス回しからズレを作り、アウトサイドシュートを確率良く決めていく。チャールズ・ローズの3ポイントシュートが決まり10-2と先行した。

宇都宮はすかさずタイムアウトを要求。ディフェンスを立て直し、渡邉裕規が3ポイントシュート2本を含む5本のシュートをすべて決める活躍で逆転に成功した。

だが、第2クォーターに入ると、シェーファー・アヴィ幸樹とローズが身体を張り、ジェフ・ギブスとライアン・ロシターを無得点に封じるなど、インサイドのディフェンスが光った滋賀が再びペースを握る。

オフェンスでは齋藤拓実が外と中を使い分けた巧みなゲームコントロールを見せ、佐藤卓磨が内外から9得点を挙げた。リズムに乗った滋賀が38-34とリードして前半を終えた。

第3クォーターに入っても滋賀のペースが続き、一時は10点のリードを許した宇都宮。それでも、ディフェンスのギアを一段階上げ、オールコートディフェンスが機能したことで一気に流れを引き寄せる。

ギブスがスティールから得点し、ロシターのブロックショットも炸裂。前線からプレッシャーをかけることで、滋賀に自由にオフェンスを組み立てさせなかった。

攻守が噛み合った宇都宮は渡邉や鵤誠司の3ポイントシュートが決まるなど、約5分間で16-2と圧倒し、58-54と逆転して最終クォーターを迎えた。

23得点の渡邉「良いスペーシングが取れました」

最終クォーターに入ると、完全に宇都宮が主導権を握る。前半にはほとんど見られなかったセットプレーも後半に決まり始め、喜多川修平の連続3ポイントシュートで点差を広げる。

比江島慎が佐藤にシュートチャンスを与えないなど、全員で強度の高いディフェンスを遂行し、ゾーンプレスで8秒バイオレーションを誘発した。

残り4分11秒、ロシターのスティールから渡邉が3ポイントシュートを沈め20点差にしたところで勝負アリ。84-71で今シーズン初勝利を飾った。

勝利した宇都宮の安齋竜三ヘッドコーチは「前半はやるべきことができていなかったので、後半はそれをしっかりやって、自分たちのバスケをすることができた」と、ディフェンスからリズムをつかんだ後半のバスケットを勝因に挙げた。

チームハイの23得点を挙げチームを救った渡邉は、「後半にやっとブレックスらしさが出せた」と話し、「気持ち良くシュートを打てたし、チームメートのおかげで良いスペーシングが取れました。勝負どころを見分けられて、シュートも決められて勝つことができてよかったです」と続け、初勝利をよろこんだ。

明日の第2戦では出場停止処分を受けた滋賀のヘンリー・ウォーカーが復帰すると見られている。宇都宮が連勝を伸ばすか、それとも滋賀がホームで今シーズン初勝利を飾るか。第2戦は13時10分ティップオフとなる。

10月12日のB1 3試合の結果

宇都宮84-71滋賀
北海道75-53島根
京都-富山