第3回は選手としてチームを引っ張る木元風哉(社3=埼玉・早大本庄)、藤井颯大(京都・同志社国際)に加え、3年生ながら主務としてチームを陰から支える藤井竣介(商3=愛知・昭和)の3人に登場していただいた。途中、田中優之介(スポ3=埼玉・秀明…

 第3回は選手としてチームを引っ張る木元風哉(社3=埼玉・早大本庄)、藤井颯大(京都・同志社国際)に加え、3年生ながら主務としてチームを陰から支える藤井竣介(商3=愛知・昭和)の3人に登場していただいた。途中、田中優之介(スポ3=埼玉・秀明英光)が乱入するなど、個性豊かな3年生らしい対談となった。


※この取材は10月6日に行われたものです。

「全く反対の藤井」(藤井颯)


左から藤井竣、藤井颯、木元

――藤井竣選手は2度目の対談となりますが木元選手、藤井颯選手から見た印象というのは

藤井颯  なんか同じ藤井なのに、全く反対の藤井。以上です。

一同  (笑)。

木元  ちゃんとしてる方のね。

藤井竣  確かに正反対ではありますね。

木元  藤井竣介は僕たちの代で必要不可欠な存在ですね。

藤井竣  いいね。

――藤井竣選手がいなかったら庭球部は成り立たないと

木元  もう、なんというかね。

藤井颯  誰もテニスしていないと思います。

木元  崩壊しますね。

藤井颯  主務の代わりなんて俺たちの代にいるっけ?

木元  マネジメントとかできる人もいないので。

藤井颯  あと優しい。頭がいい。

藤井竣  もう今引退してもいいぐらい褒めちぎられてますね(笑)。

――1年生の頃から主務などの役職をやりたいとおっしゃっていたとお聞きしました

藤井竣  そうですね。1年生の頃はすごく大変だったんですけど。学年が上がるとこういう役職があるんだということを知りまして。やってみたいなというのはありましたね。なので希望は先輩に世間話のついでにしたこともあったと思いますし。それが今このようなかたちになっていて、やりがいを持ってやらせていただいています。

――主務の仕事はやはり大変ですか

 大変でしたね。大変だということはわかっていたんですけど、思った以上に大変で。常に何かしらやることが降ってくる感じなので、気の抜ける時期がなかったので大変でしたね。

――来年もやることになると思いますが

藤井竣  そうですね。一周したので。二周する人はあまりいないと思うんですけど、たくさん失敗もしたので、それを僕たちの代では生かして。いいサポートをしていきたいです。

木元  お願いします。

藤井颯  ありがとうございます。

木元  マネジメントの仕事とかしたことないもん。

――木元選手と藤井颯選手は去年の王座前も一緒に対談をしました

藤井颯  優之介(田中、スポ3=埼玉・秀明英光)だっけ?

木元  「王座いただきます」みたいな。

藤井竣  「木元くんは背が高いだけ、藤井颯くんはバックが上手いだけ」みたいな(笑)。

藤井颯  あれひどかったよね(笑)。

藤井竣  優之介の評価がそんな感じだったような。

――では、藤井竣選手から見たお二人の印象は

藤井竣  さっき颯大も言っていたんですけど、同じ藤井なのに、颯大も僕には絶対にないものを持っているというか、そこはすごいなと思いますね。試合で緊張はしていると思うんですけど、それをあまり感じさせないといいますか。あとはポイントを取った時のアクションが特徴的で。

藤井颯  パフォーマンスね。

藤井竣  応援を盛り上げるような。

木元  「ありがとう!」ってね。

藤井竣  木元くんは、最初サークルと迷っているみたいなことを聞いたんですよ。それを聞いて、なんて決断をしようとしていたんだと(笑)。サークルと迷っていた男が全国大会を2回優勝して、王座にも出ているということで、本当につなぎとめられてよかったなと。リクルートの賜物だと思います。

――サークルと迷っていたというのは本当ですか

木元  そうですね。部に入るかどうかということは考えていましたね。実際1年目は全然結果も出ませんでしたし。

藤井竣  プレースタイルもしなやかで、届くんですよね。

木元  それは腕が長いから(笑)。

藤井竣  どこに何を打ってくるかわからないプレースタイルは見ていて楽しいですね。

――部に入ろうと思ったきっかけは

木元  やっぱり家族とか、周りの人だったり、ジュニアの頃に通っていたテニスクラブのコーチやチームメートも「(部で)やったほうがいいんじゃない?」って言われたこともあってという感じですね。冬合宿にも高3の時に来ていましたし、流れで結局。

藤井竣  流れでインカレも優勝して。

藤井颯  誰でもできるなこれ(笑)。

木元  流れでいける(笑)。

「早慶戦で勝てたのは自信になった」(藤井颯)


リーグ最終戦の早慶戦、重要な場面で勝ち切った藤井颯

――夏の個人戦を振り返っていかがですか

木元  インカレに臨むにあたってテニスの状態はすごく良かったので、「勝ぞう」っていう感じで臨んだんですけど。シングルスは来年からプロになる川橋(勇太、筑波大)さんに負けてしまったので、悔しい負けではあったんですけど。ダブルスで優勝できたことは嬉しかったですね。夏関は残念でしたね。

藤井竣  夏関どうだったっけ?

木元  単がね、田形(諒平、筑波大)に負けて。複に関していえば1年生の丹下と組んで、ペアリングも悪くなかったので悔しい気持ちはあるんですけどベスト8までいけて。来年に向けて新しいペアリングの兆しも見えてきたかなという感じでしたね。

藤井颯  僕はちょっと、個人戦出てないです。

木元  思い出せ!記憶を消すな。

藤井颯  あれ、岐阜行ったっけ俺。でも今年のインカレはぞの前まで調子が良くて、今年3年生で気楽に臨めるかなと思っていたんですけど、1個も勝てなくて。なので出ていないですね。夏関も出ていないですね。そういう夏休みでした。

――藤井竣は今年のテニスの方はいかがでしたか

藤井竣  夏関は1次で負けてしまったんですけど、春関はダブルス2次ファイナルまで初めていけたんですよ。テニスはあまり多くやっていないので、そんなにかなと思っていて。大学に入ると関東は化け物しかいなくて、2次に行けるのかっていうレベルだと思っていたんですけど、本戦まであと1個のところまで行けたので。あと3回チャンスはあると思うので、どこかで豪運を引き寄せて、本戦に行けたらハッピーだなと思います。

藤井颯  運なくても行けるよ。

木元 実力で!

藤井竣  二人に太鼓判を押してもらったので、本戦に行くということを忘れずに頑張っていきたいと思います。

――インカレの時期はリクルートをしていたと伺いましたが

藤井竣  8月は外にたくさん行かせていただいていて。8月の頭から1週間宮崎のインターハイの方に行かせていただいて、その後1日だけ東京に戻ってすぐに大阪に1週間行って、帰ってきたのが18日とかだったので。3週間近く、インカレよりも長く、一人でも多く入ってもらえるように仕事をしてまいりました。

――藤井竣さんの活動がなければ部に入ってこない

藤井竣  そうですね。そこは決めかねている選手も多いので、なんとか入ってもらえるように頑張っています。

――小論文指導もしているとお聞きしますが、指導においてのコツなどはあるのですか

藤井竣  やっていますね、一応。そうですね、日本語を上手に使うということがすごく大事なので、まずはそこをミスなく綺麗な日本語を書くということが大前提として大事で。こんな話で大丈夫?(笑)その上で、なるべく与えられたテーマに対してアイディアとか独創性があったほうがいいので、僕たちも色々ときっかけを与えられるようにアドバイスしているところですね。難しいですね。

藤井颯  高校生の命だからね。

藤井竣  命?(笑) でも高校生の大きな分岐点ではあるので、その重みもみんなプレッシャーに感じながら頑張ります。

――リーグでの戦いを振り返りたいと思います。木元選手はシングルス1勝、ダブルス3勝2敗という結果でした

木元  チームが勝ってくれたのでよかったんですけど、自分たちの3勝2敗という結果だけを見たら悔しい結果ですね。言葉が出てこない(笑)。歯がゆいですね、自分たちのプレーができなかったなと思います。負けた試合では団体戦なので緊張とかもあって、のびのびとやることができていなかったですね。

――王座までにペアとして改善を図りたい部分はありますか

木元  僕たちが試合中や試合後に反省点を考えた時に、戦い方とかではなくて、個人個人の簡単なミスが大半なので、そこを改善することですね。リーグの反省を生かした細かいショットなどを練習していますね。

――藤井颯選手はリーグではシングルス3勝2敗でした

 最終戦に勝てたので今は「ああ、よかったな」という思いはあるんですけど、内容を見ると勝負どころをしっかりと落としていて。法大戦でも(シングルス)456は取り所なのに落としているのは反省する部分ですね。リーグ期間中は不安定なプレーが続いたので、王座ではしっかりと勝ち切りたいですね。

――最終戦は難しい試合でした。落としていたら流れが傾きかねない場面でしたが振り返っていかがですか

 あそこで勝てたのは結構自信になったと思います。隣の雅哉さんが負けてしまって、自分が落としたら3−3かと思って、みんなが応援してくれて、負けられないと思えたからこそ取れたので。チームのために頑張れたのかなと今振り返ると思います。みんなの押しがすごかったですね。高村さんも「全部返す、全部返す!全部返したら絶対勝てるから」って言ってくれて、みんなの熱意が伝わりましたね。なので返せたと思います。

木元  よく拾ってた。

――印象に残った試合を聞くと、藤井颯選手の早慶戦の試合を挙げる人が多いですよ

 そうなんですか!嬉しいですね。でも後からコーチに言われたのは「あの場面で勝ったのはヒーロー感はあるけど、実際内容を見てみるともっと楽に勝てる試合でもある」と指摘されて。余韻には浸らせてもらえませんでした(笑)。 「1セット目を良いかたちで取れたのにどうしてセカンドセットはああいうふうになってしまうんだ」と。間違いないんですけど、僕に期待してくれているのかなと思います。

――リーグ通じて印象に残った試合はありますか

藤井颯  僕は光(白石、スポ1=千葉・秀明八千代)が羽澤(慎治、慶大)に勝った試合ですかね。

藤井竣  同じかも。

藤井颯  あれはもう、フィーバータイムみたいな。去年の逸崎と昇平の試合並みに感動しました。あんなにパスって抜けるんだなって。僕はそれが一番ですかね。1年生で。勝った時の写真見た?(笑)顔に気持ちがこもっているのが面白い。やばいかわいい。

藤井竣  僕は白石はもちろんですけど、千頭(昇平、スポ3=愛知・誉)の戦いぶりを通じて。引き出しが多いなと思いました。勝敗が決まっている中での試合ではチャレンジをしてストレートで勝って。勝敗が決まっていない場面ではより確実に、でも普段から練習でやっていることは試合でもコンスタントにやっていたと思いましたし、本当に色々な戦い方ができる選手なんだなと思いました。

藤井颯  すごいよね。ダブルスも活躍したし。

藤井竣  そうですね、ダブルスでも。早慶戦でも会心の勝利を挙げましたし、驚きましたね。

藤井颯  部室で、「昇平がダブルスに夢中になっているときは一番強いんじゃないか」ってみんなで話し合っていて。まあ確かに、早慶戦でも島袋さんを引っ張って。一番強いのかもなって。

藤井竣  リターンが全部通るね。

田中優之介  お願いします!!

木元  印象に残った試合なんだった?

田中  僕の試合かな。僕の試合で印象に残らない試合はないですね。風哉は?

木元  僕も白石対羽澤かな。本当に頑張っていたので。

――藤井竣選手はサポートとしての役割でしたが、リーグを振り返っていかがですか

藤井竣   毎年リーグは戦力だけ見れば一番と言っていいと思うんですけど、やっぱり団体戦となると難しいなと感じますね。ちょうどそろっちゃったんで言いにくいんですけど(笑)、インカレを取っていても苦しんだりとか。

田中 負けちゃいましたね。亜大戦の後チーム2敗で帰ったね。

藤井竣  藤井颯大くんも去年は全勝だったんですけど、今年は負けたしまったりだとか。9本あって、みんなが絶好調っていうのは難しいんですけど、その中で悪くても勝ち切ったりだとか、頑張って盛り上げて流れを食い止めたりっていうところに早稲田の強さがあるのかなと思いました。

――亜大戦の後「チーム2敗」で帰ったとおっしゃっていましたが

田中  7−2の2で帰りました。

藤井颯  結構覚えているんですけど、初戦の亜大戦の帰りにたまたま時間が合ったのがこの3人なんですよ。「負けたの俺たちじゃね?7−2の2じゃん」って。結構長い道のりなので、3人でゆっくり帰ったのが印象的ですね。すごく悔しかったですね。

田中  中大のね、駅までの暗い長い道のりを。

藤井颯  すごく悔しかったですけど、一人じゃなくてよかったなと(笑)。でもそこからね、ちょっと頑張れたよね。

「最高の瞬間をみんなで味わいたい」(木元)


リーグでは思うようばパフォーマンスを発揮できなかった木元(左)・田中組。王座での挽回に期待だ

――リーグ全体を振り返って

木元  今年は5−4ないよね。そのスコアを見ても去年よりはハラハラが少なく勝てたのかなって思います。でも去年の5−4もあったし、法大戦も慶大戦も1個落としていたら危なかった中で、みんな勝ってチームも勝てたというのは改めてすごいなということは感じました。

藤井颯  ダブルスがしっかりリードしていたのが印象深いですね。シングルスの選手にもプレッシャーを掛けずに折り返してくれたのがリーグの強さにつながっていたように感じます。

――王座が終わるとみなさんは最上級生となりますが

田中  最高ですよ。僕らの代は最高です。

藤井颯  1年生のとき4年生になる日が来るのかと思っていたのに。

藤井竣  実感はないですね、確かに。でも人数は多いので、いろいろな持ち味を出せると思うので。そこは大事にしていきたいですね。

――3年生の学年のカラーというのは

田中  個が独立している。個でまとまっているみたいな。

木元  みんな違う感じですね。

藤井颯  みんなの違う感じが面白くて集まる。

田中  怪しくね?日本語(笑)。

藤井竣  個の種類が多いだけ賑やかですし、いろいろな気付きもありますね。颯大くんみたいな人がいると、ああすごいなと思ったり。千頭くんみたいに自分のやるべきことをしっかりと理解している人もいれば、加藤(翼)くんみたいにボソッと面白いことを言う人もいますし、派手に面白いことをやる人もいますし。いろいろな人間がいて賑やかですね。

――3年生はリーダー不在という話も聞きますが

田中  ふじしゅんじゃね。

藤井竣  リーダーって感じではないと思うんですけどね。主務っていう役職はやっていますけど、あくまで選手が輝くというのが一番大事で。彼らがいてこそ王座を今まで取れていて、今年も挑めるというのが間違いなくあるので。やっぱり連れて行ってくれるということに感謝をしないといけないなと思いますね。リーダーではなくて、縁の下の力持ちのようになっていきたいので。

田中  でも彼らがいるから僕らが頑張れるわけで。

藤井竣  相互にいい影響を与え合うシナジーっていうのがチームとしては大事ですね。

藤井颯  誰がリーダーになってもまとまる学年だとは思うんだけどね。

木元  だといいよね。誰がなっても、みんな仲がいいので話し合いとかはできると思います。

藤井竣  脱線が怖いよね。脱線絶対するんですよね。なのでみんな早く家に帰るということをテーマにしないと。

――田中選手、木元選手と藤井颯選手の印象はいかがですか

藤井颯  やばい来るよ。

木元  聞いてみないと。成長したかどうか。

田中  やっぱり2年生の時に比べて頼りになるなっていうのが率直な感想ですね。それはテニスだけじゃなくて、生活面もそうですし、この二人がいるから僕や昇平も頑張れると思っています。

木元  まあこれは冗談だと思うので、冗談じゃなくなるように頑張ります。

藤井颯  去年はねえ。

田中  去年なんて言った、俺?

藤井颯  去年は身長高いとバックが上手いだけ。

田中  (笑)。言ってたわ。

藤井颯  変わったよ。

木元  嬉しいよ。

田中  よく覚えてたね。

木元  ふじしゅんが覚えてたんだよ。

藤井颯  ふじしゅんはめっちゃ褒めてくれたよ。

田中  猫被りすぎだろ!

――藤井竣選手は普段もあの感じなのですか

木元  最初仲良くなる前は固いなとは思っていたんですけど、あれは固さじゃないよね。素であんな感じなんですよ。

藤井颯  あれがもうふじしゅんだよね。

――オススメのチームメートはいらっしゃいますか

藤井竣  推しメンは加藤くんです。完全に。さっきも言ったんですけど、ボソッと系なんですけど。そのボソッとが最近厚みを日に日に増してきて、パンチも出てきて。いじられた時の切り返しとかもいいですし、レギュラーの選手に分析とかしていて噛み付く面白さもそうですし、プライベートとかでも弾けたり、スカしたりっていうところがすごい面白いです。褒めているのかな、これ(笑)。

木元  やっぱり白石くんはとっても面白いです。人々いろいろな感じ方があると思うんですけど、言動一つ一つ面白いですね。

――王座が目前に迫っていますが、現在の心境としては

藤井颯  真っ青なコートを想像すると緊張感が出てきちゃいますね。去年はそこで最高の思いをしたからこそ、その先にある最高の思いのために全力で頑張れるかなと思います。

木元  王座は試合もそうなんですけど、これで王座が終われば4年生は引退なんで。これが最後になるので、お世話になった4年生を笑顔で送り出すために。最高の瞬間のために、最高のプレーをしたいですね。

藤井颯  やっぱり最高だよね。地球の上に立った感じ。

木元  地球の上に立った感じ?

藤井竣  ちょっと3人でスベったみたいになるからやめて。そうですね。やっぱり4年生と戦うのが最後というのがあるので。最高の形で送り出すために、全員で戦っていきたいと思います。これだけの素晴らしい選手がいてこそみんなで王座に挑める環境にあると思うので、その感謝を忘れずに。選手から感謝される取り組みをするというのが団体戦を戦う上で一番大事になってくると思うので、お互いに思いやりと気遣いを持ちながら王座を戦い抜きたいと思います。

――4年生というのはどういう学年ですか

藤井竣  先輩としてももちろんですし、戦績の面でも。ずっとリーグに出られている代なので、それだけ戦績という面でもチームの主力として戦ってきた選手たちばかりなので、その穴を埋めるのも大変なんだろうなということも実感することになると思います。

――コンディションの方はいかがですか

木元  いい感じだと思います。リーグが終わって、フリーがあって、その後もそれぞれが課題を修正してきたと思うので、それを王座にぶつけるだけだと思います。

藤井颯  個人的には愛媛のコートで試合をする想定でしっかりと練習をしているので、テニスの面ではそんなに心配していることはないので、コンディションはいいですね。

――王座を戦う上で、ご自身の役割はどういったものでしょうか

藤井颯  一つだけなんですけど、確実に一本を取って帰ってくることですね。あとは選手をどれだけ応援して一本でも多くチームを勝たせられるかだと思います。

木元  ダブルスの勝敗は大事だと思うので、もし出ることがあれば一歩持って帰って、4年生のプレーにつなげて、そのあとは死ぬほど応援したいと思います。

藤井竣  僕は最高の準備をすることだと思います。場所が遠いので何かと不測の事態も起きると思うんですけど、なるべく想定して、選手に不安を与えないように準備をすることだと思います。

――王座に向けての意気込みをお願いします

木元  勝ちます!最高の瞬間をみんなで味わいたいと思います。

藤井聡  この王座に出て試合をするということは一生の経験だと思うので、いい思い出になるように頑張りたいと思います。

藤井竣  僕も愛媛県の松山市を最高の思い出の地にしたいと思います!

――ありがとうございました!

(取材・編集 林大貴)


◆木元風哉(きもと・ふうや)(※写真右)

1998(平10)年10月16日生まれ。183センチ。埼玉・早大本庄高出身。社会科学部3年。

◆藤井竣介(ふじい・しゅんすけ)(※写真左)

1999(平11)年3月9日生まれ。愛知・昭和高出身。商学部3年。

◆藤井颯大(ふじい・そうた)(※写真中央)

身長182センチ、体重72キロ。京都府出身。京都・同志社国際高出身。スポーツ科学部3年。