熱戦が続くクライマックス・シリーズ(CS)で、ソフトバンクが下克上日本シリーズ進出へ好発進を切った。西武とのファイナルステージは2連勝スタート。リーグ優勝した西武に1勝のアドバンテージがあったが、星の上では2勝1敗と早々に逆転した。

 ソフトバンクには今季、日本シリーズ3連覇という大目標がある。2014、2015年と日本シリーズを連覇したソフトバンクだったが、3連覇にはあと一歩届かず逃していた。2016年にはリーグ2位。CSファーストステージでは3位ロッテを連勝で下したものの、ファイナルステージはリーグ優勝した日本ハムにアドバンテージを含む2勝4敗で敗退した。

悲願の日本シリーズ3連覇、21世紀初

 

 21世紀に入ってから、日本シリーズ3連覇を果たしたチームはまだない。それどころか日本シリーズ連覇でさえ、その14-15年と、2017-2018年のソフトバンクの2度しかない。

 前回日本シリーズ3連覇したチームは、森祇晶監督が率いた黄金期の西武。1990-1992年に3連覇を成し遂げた。ちなみにリーグ優勝を逃した1989年を挟み、1986-1988年にも3連覇している。まさに黄金時代と呼ぶにふさわしい充実ぶりだった。

 それ以前の3連覇は、上田利治監督が率いた1975-1977年の阪急。その前が1965-1973年の不朽の金字塔である巨人のV9になる。他には三原脩監督の西鉄が、1956-1958年に3連覇。巨人は1951-1953年にも3連覇している。

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日本シリーズ4連覇以上は?

 1950年から開催された日本シリーズの歴史を振り返っても、3連覇以上となると非常に数が少なく、困難であることが分かる。そして、より価値が出てくるのが4連覇以上まで数字を伸ばした時だろう。3連覇以上は前述の通り6ケースあるが、4連覇以上は巨人のV9ただ一度だけ。孫正義オーナーは巨人超えのV10を究極の目標に掲げているが、4連覇がなれば比肩する大記録と言ってもいい。そこへの挑戦権を得るための、3連覇なのである。

 なお海の向こうのメジャーリーグに目を移せば、21世紀に入りワールドシリーズを連覇したチームさえいない。これは全30球団というチーム数の多さ、そして日本以上に戦力均衡をうたうシステムによるところが大きい。

 そんな中、20世紀最後の1998-2000年にかけ、3連覇したヤンキースの功績が光る。3連覇は他に1972-1974年のアスレチックスだけ。3連覇以上はヤンキースが1936-1939年に4連覇、1949-1953年に5連覇を成し遂げただけで、この5連覇が最長となっている。

 ソフトバンクは2011年以降、昨季まで8シーズンで5度の日本一に輝いている。近年の日本プロ野球の中心であるのは間違いない。あとは後世にも語り継がれるような王朝となれるか、3連覇という金字塔はそのために是が非でも打ち立てたい。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]