■「ATP1000 上海」(中国・上海/10月6~13日/ハードコート)9日、大会4日目の男子シングルス2回戦。第6シードの21歳ステファノス・チチパス(ギリシャ)は世界19位の19歳フェリッ…

■「ATP1000 上海」(中国・上海/10月6~13日/ハードコート)

9日、大会4日目の男子シングルス2回戦。第6シードの21歳ステファノス・チチパス(ギリシャ)は世界19位の19歳フェリックス・オジェ アリアシム (カナダ)に7-6(3)、7-6(3)で勝利。同大会2年連続の3回戦進出を決めた。

チチパスにとってオジェ アリアシムは、ジュニア時代から5連敗を喫していた苦手の相手だった。試合後の記者会見で以下のように話した。

Q: 人として、どう変わったのですか?また、SNSから今離れています。離れてよかったですか?まだSNSには戻っていないですよね?

「SNSはまだ復帰していないよ。以前色々投稿しているけど、もうそれらは今の僕ではない。気分も良いよ。大事な人たちと、より強い絆を感じられるようになった。貴重な時間を過ごせるようになった。なんか、今までに感じたことがないくらい、より人間らしくなったと思う」

「よりスポーツに対して集中力が増えたのと、スマホを触っている時間は全てコート上で何かして過ごしているからね。人々と話をするときに、より人々に対して親しみを感じるし、その時間が大事に思えるようになった。SNSでの世界で物事を考えていない。以前は考える時間や集中も相当SNSに費やしていたからね。今は気分が楽になった」

Q: 昨日、ロジャー・フェデラー(スイス)が若い選手が一緒に育っていくのを見れるのは素晴らしいし、お互い良い刺激になっていると思うと語られました。この意見についてどう思われますか?それと、フェデラーはそろそろ来年トップ選手達がそう簡単にはグランドスラムのタイトルは獲れないだろうとも仰っていました。あなたの様な新しい世代にチャンスが来る年になるのでしょうか?ご意見お聞かせください。

「彼が言う事は正しいし、正しくない部分もある。彼の意見だからね。僕は同じ様に思うよ。テニス界が変化する時期だとは思う。いろんな選手、プレースタイル、性格がテニス界に浮上している。その中に入れるだけで幸せだよ」

「テニスはこれから数年が見どころだと思う。どう進化して、若い人たちが上位ランクを支配するタイミングだからね。僕はその中に入ろうと頑張っている。でも、そのレベルを維持するのが難しい。同じ事をやっても対戦相手がそれを覚えて、僕を攻略してくる。だから、僕は常に上達して良くならないといけない」 

「グランドスラムに関しては、変わってくると思うよ。ナダル、フェデラー、ジョコビッチがずっと勝ち続けるとは思えないよ。(笑)僕がこれらのタイトルを得るにはとにかく、痛い思いや、余計な雑音とか、色々つらさも経験しなければならないと思う。でも、正直に言うと、楽しみだね!そこを目指すという事が楽しみだ」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのチチパス

(画像提供:WOWOW)