ソフトバンク 8-6 西武(CS・10日・メットライフ)

 ソフトバンクが2連勝を飾り、白星を先行させた。10日、敵地メットライフドームで行われた西武とのクライマックスシリーズファイナルステージ第2戦。序盤に4イニング連続得点の猛攻で4回までに7点を奪うと、その後は西武の反撃に遭いながらも辛くも逃げ切った。工藤公康監督は「前半にバッターがしっかり点を取ってくれて、最後は苦しくなりましたけど、後ろの3人が何とか抑えてくれた」と振り返った。

 初回、この日スタメン復帰した中村晃の適時打で幸先よく1点を先制。2回にも1点を加えると、3回には中村晃が今度は右翼スタンドへの2ランを放ってリードを広げた。4回にも1点、6回にもグラシアルのソロで1点を加えて点を加えていった。

 工藤監督はこの日3打点だった中村晃について「昨日外したというのがあって、今日結果を残すのは集中力が素晴らしい。昨日は『すまない』という話はしました。外すのは  勇気がいりましたけど」と語り、5番での起用については「相性とか(今井を)打っているところもあって、チャンスが広がったところで回ってくるだろうと思って5番で起用した」と、的中した策の狙いを語っていた。

 先発の武田は5回途中まで粘りの投球で3失点。その後は嘉弥真、石川、甲斐野、モイネロと繋ぎ、2点差に詰め寄られた8回2死一塁の場面では思い切って守護神の森をマウンドに送った。右腕は回を跨ぎ、1回1/3を無失点に封じる好リリーフ。試合を見事に締めくくり、指揮官は「僕でも震えるような状況で抑えてくれた」と、守護神の力投を称賛していた。

 これで2勝1敗となり白星が先行し、状況的には有利となった。それでも、指揮官は「明日のゲームです。有利、不利とか、1つで流れがアッという間に変わるので」と厳しい表情は崩さない。12日の第4戦は台風19号の影響で中止が決まった。まずは3連勝目指して、11日の第3戦に全力を注いでいく。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)