今年1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス完全復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。「ATP1000上海」(中国・上海/10月6~13日/ハードコート…

今年1月の「全豪オープン」後に股関節の再手術を受け、シングルス完全復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。「ATP1000上海」(中国・上海/10月6~13日/ハードコート)2回戦でファビオ・フォニーニ(イタリア)に6(4)-7、6-2、6(2)-7のフルセットの激闘の末に敗れた。試合後の記者会見で以下のように話した。Q: 一体、試合の最後で何が起こったのですか?

「彼が僕がボールをボレーで打つ時に叫んだからだ」

Q: 実際のやり取りを教えてください。 

「ネット近くのボレーを打ちに言った時に叫んだ音が聞こえた。誰が叫んだのかは分からなかった。音がした方向を見たら、彼が”俺を見るんじゃない。何で俺を見るんだ?”それに対して、僕はボールを打つ瞬間に誰か叫んだでしょ?と言った。とにかく、ボールを打つ瞬間に誰かが叫ぶというのは非常に珍しい事だし、見るなと言われてもね。また、彼は”気にするなと、少しはユーモアを持てと、あのボレーはミスする様なものではない”と言ってきた」

「僕としては、ミスしないのは分かっているけど、叫んだ音がどこから出たのか気になった。実際は彼が叫んだ。やってはいけないことだし、ルール違反の話。しかし、彼はそれを笑い飛ばせと言ってきた。あの瞬間二人とも笑える状況下ではなかった。それが問題だったのさ」

Q: 試合としては、残念な結果だったと思います。マッチポイントを2つありましたから。でも、何か試合で3時間戦って良いものを得たと思いますか?それともそういう思考は難しいですか?

「今はとにかく負けた事が残念です」

Q: 試合のプレーや戦い方に関して学んだことはありますか?試合によって、カムバックへの道筋や進みたい方向が見えてきましたか?

「まだ上達しなければならないことが多い。僕はもっと良くできると思う。しばらく、離れて問題点を解決するよ。それで次回対戦する時はより、良い状態で対戦がしたいよね」

Q: 残念という気持ちは自分に対してですか?それとも彼の態度ですか?または全てですか?

「とにかく試合勝利のサーブを2回もしたけど、決めれなかった。多分、キャリアで初めてじゃないかな?2度もマッチポイントをにぎって決めれなかったのは初めてだと思う。まず、それが残念だよね。それと試合の終わりかたも問題だったし、より怒りが増えてくるよね」

Q: 最後に主審のFergus氏とは何を話したのですか?彼が何かすべきと思ったのですか?

「とにかく何も起こらなかった。細かいルールは分からないけど、今までツアーで800試合以上やっているけど、こんな様な出来事は初めてだ。主審は彼に対しても、何も言わなかったし、そういった事が非常に怒りを覚えたね。主審は僕と話そうとした。二人ともああいう見せ物をするべきじゃなかっただろうけど、フォーニーニの様な態度や言論は僕は許せない」

Q: 最後に今後の予定に関してお聞かせ下さい。

「次はATP250 アントワープに出て、それからデビスカップだね。今はそれしか予定がない」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 上海」でのマレー

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)