COLLEGE MONSTERS 大学というステージで、勉強とスポーツの両立を目指し、日々切磋琢磨する学生アスリートの素顔を紹介するインタビュー企画です。CATが注目する学生アスリートの魅力を深掘りしていきます。 あなたのプロフィールを…

COLLEGE MONSTERS

大学というステージで、勉強とスポーツの両立を目指し、日々切磋琢磨する学生アスリートの素顔を紹介するインタビュー企画です。CATが注目する学生アスリートの魅力を深掘りしていきます。

あなたのプロフィールを教えてください。
・名前:髙木優衣(たかぎ・ゆい)
・身長/体重:159cm
・所属:関西大学アイススケート部フィギュア部門
・出身高校:三島高校

この競技を始めたきっかけを教えてください。
5歳の時、子育ての付き合いで知り合った母の友人が、スケート教室の体験に誘ってくれたことをきっかけに、通うことになりました。

この競技の好きなところを教えてください。
選手のスキルに関わらず、どのレベルの選手でも、自由に自分を表現できるところです。
選曲や、衣装のデザイン、表情など、その選手の価値観や、今までの人生経験が演技に表れるスポーツだと思います。

将来の夢を教えてください。
引退試合で、今まで応援してくれていた方々の心に響く演技をしたいです。
そして一緒に頑張ってくれた家族やコーチにも恩返しがしたいです。

一問一答

スポーツ以外に夢中なことは何ですか?
プログラミングの勉強です。引退後はIT系の仕事に就くので、未経験のプログラミングを勉強中です。
あくまで今はスケートを優先したいので、オフの日に出かける予定がない時などに勉強しています。

好きな言葉は何ですか?
「何もないならどうなったっていいだろう」
米津玄師さんのLoserの歌詞の引用です。大学2年生の時にスケートを辞めたいと思い、どん底だった時に、この曲を聴いて逆境を力に変えました。泥臭いですが、変なプライドを捨てて、ひたむきに努力したいと思える曲なので、辛い時によく聴きます。やけくそパワーです(笑)。

得意な科目は何ですか?
ゼミ活動では、情報処理の研究室に所属していて、システム開発をしています。
フィギュアスケートのジャンプの助走における軌跡や速度を、タブレット上に表示する練習支援システムを研究しています。将来、フィギュアスケートの練習現場にこのようなシステムが取り入れられたらいいなと思っています。

最近、ブルッたことは何ですか?
高橋大輔選手の曲かけ練習を拝見したことです。
一緒に練習させていただいているため、練習を拝見する機会があるのですが、思わず自分の練習を止めて、演技を観てしまうほど惹かれます。私如きが語れることではないのですが、本当に鳥肌が立ちます。

小学生の頃の夢は何でしたか?
世界中の美味しいものを食べ尽くすことです。特にフランスパンを食べたがっていました。

あなたが尊敬する人は誰ですか?
ラストシーズンで自分の納得いく演技をして引退していった先輩方です。
フィギュアスケートは一度習得すればいつでもできるというわけにはいかず、維持するだけでも難しいところがあります。昔跳べていたジャンプが跳べなくなったという選手も珍しくないです。また、4年生は就職活動で練習が十分にできない期間があります。それでも、後悔がないようにと、力を振り絞って最後に自己ベストを更新した先輩方は本当に凄いと思いますし、私もそのように引退したいです。

夢に向かって日頃から心がけていることは何ですか?
一緒に頑張ってくれる仲間を大切にすることです。
今日はこれくらいにしておこうと思った時でも、「次の時間、曲かけ頑張るやんな?(笑)」と言ってくれるみんなのおかげで、もう一踏ん張りできることがよくあります。周りがいなければここまで続けられなかったなと思います。

あなたが思う大学スポーツの魅力は何だと思いますか?
大学生という人間的に視野が広がる時期に、スポーツをすることで、より様々な感情や刺激を受けることができ、それがかけがえのない経験となるところが魅力だと思います。
大学でスポーツをすることと代わって、色々なものを犠牲にしなければならないため、スケートをしている意味を考えさせられたことがあります。でも、就職活動をきっかけにスケートの経験から得たものを振り返った時、やってきて良かったと思えました。正解はありませんが、最後まで続ければ見える景色があると思っています。