◆2019年度関東大学バドミントン秋季リーグ戦◆9月14、16日 千葉商大幸先のいいスタートを切った。開幕戦となった対法大Ⅱ部戦では第二ダブルスを接戦の末落としてしまうも、他ゲームを相手に1セットも与えずに快勝する。続く第2試合の対戦相手は…

◆2019年度関東大学バドミントン秋季リーグ戦◆

9月14、16日 千葉商大


幸先のいいスタートを切った。開幕戦となった対法大Ⅱ部戦では第二ダブルスを接戦の末落としてしまうも、他ゲームを相手に1セットも与えずに快勝する。続く第2試合の対戦相手はスポウェル大。第1シングルの塚本(コ2)と第2シングルスの西林俊(コ3)は圧倒的な力をみせ、ストレート勝ち。2―0で第1ダブルスを迎えた。第1ダブルスに出場した白川(済3)・西林政(コ1)はインカレ出場を決めたほどの実力をもつペア。相手を全く寄せ付けず、2セットを奪った。第2ダブルスに臨んだ原(法3)・吉野(観2)ペア。原は第1試合の敗因について「気持ち負けだった」と語り、第1試合と第2試合の間に2人で声を掛け合い、気持ちを高め試合に臨んだ。第2試合では2人の連携もうまくいき、5連続でポイント奪い1セット目を先取した。迎えた第2セット。何度もスマッシュを決め、得点を奪った。しかし後半ではミスが増え、20−22となり第2セットを落としてしまった。


得点を決め、ガッツポーズする嶋野

この流れを変えたのは仲間の声だった。「声出して!」。仲間の声援に鼓舞され、第3セットへの勢いを付けた。原・吉野ペアは攻め込みつつも粘り強くシャトルを追い続け確実にポイントを重ねていった。最後は落ち着いて相手の動きを見極め、ネット側にシャトルを落とし得点を決め、2−1で第1ダブルスを奪った。最後の第3シングルスに挑んだのは嶋野(理4)。相手のミスを誘い7ポイントを連続で先取。その後もショットに緩急をつけ相手を揺さぶり、得点を重ね第2セットを奪った。第2試合では全てのゲームを奪い、5−0で勝利した。

(10月1日・阿部愛香)

2戦2勝で迎えた慶大戦。Bブロック優勝を目指している立大にとって絶対に落とせない試合だ。シングルス第1試合、幸先よく塚本が白星スタートで立大に流れを呼んだ。第2試合はエース・白川が登場した。白川は相手を寄せ付けないプレーでストレート勝ち、勝利まで王手とした。ダブルス第1試合は白川・西林政のシラニシペアが力の差を見せつけ、危なげなく勝利した。よって、立大の勝利が決まった。しかし、格下の慶応相手なだけに優勝を目指している立大は全勝しなければならなかった。とはいえ流れは完全にこちらにあり、その後の2試合もストレート勝ちを納めた。この試合は1セットも取られることなく、相手に圧倒的な実力差を見せつけた。


サーブを放つ塚本(手前)とペアの坂牧

全勝の立大はこの試合で勝利を収め、優勝を決めたかった。しかし、ここまで順調に進んできた優勝へ黄色信号が灯った。シングルス第1試合を任されたのは塚本だった。初戦に白星を挙げ、弾みを付けたかったが、ストレート負けを喫してしまった。シングルス第2試合には白川が登場。誰もが流れを変えてくれと願った。しかし、その願いが届くことはなかった。作新大に2点を先制され、後がなくなった立大。ここで登場したのが、3部で唯一のインカレペア、白川・西林政の2人だ。さすがのプレーで相手を圧倒し、レベルの差を見せつけた。ダブルス第1試合でこのゲーム始めて勝利を挙げた。続く、塚本・坂牧(文4)ペアも勝利を収めた。立大は得意のダブルスで、作新大と同点とした。最後の大事な試合に登場したのは、西林政だった。1セット目を接戦で落としてしまう。2セット目も延長ゲームまでもつれ込む接戦だった。しかし、作新大に2点連続で得点を許してしまい、敗北した。試合後、西林政は涙を流していた。
完全に優勝への道が途絶えたわけだはない。次戦の千葉商大戦では、彼らのうれし涙が見たい。

(10月1日・坂東和奏)

◆コメント◆
主将としてチームをまとめる白川
(開幕戦でしたが)上3本はしっかりメンバーで出してメンバーチェンジして、できれば5ー0で勝つっていうのが目標であったんですけど、今日やった感じ嶋野先輩だったり原吉野も頑張ってくれて、1試合目のダブルスは1つ落としちゃったんですけど、最後5ー0で勝てたので、スタートとしてはいいスタートを切れたと思います(主将としてやりたいことはありますか)まだ少しの期間ですけど、試合前の対外試合を増やして。試合勘を。立教の中だけだといろんなショットへの対応力がなくなってしまうので、そういうのを多くしていこうと思って。いろんな球をなるべく受けられるように、自分たちのところでやる時は細かい練習を。技術とかではなく、シンプルに強く打って、シンプルに早く打つとかそういう練習、基礎的なことを。バドミントンの「より高くより早くより前で」みたいなことをやろうとしています

1日目の2試合をダブルスで出場した原
(1試合目の感想は)1試合目のダブルスに関しては0点ですね、東日本という試合を重ねていっているのに、自分たちのダブルスをできなかったし、できるダブルスもできなかったっていうところが1番悔しかったですね。(リーグ戦の目標は)自分自身としては今回相手はベンチだったんですね、で1試合目はレギュラーだったので、レギュラーに勝つってことは1つで、チームとしては完全に2部昇格。2部昇格の為には応援とか、自分たちが出なくても応援で貢献できるので、2部昇格に向けて頑張っていきたいですね

今季のリーグ戦で第一シングルス、第二ダブルスとも出場する塚本
(対作新大では初戦を任されたが、緊張は)そんなには緊張しなかったです。チームに流れを持って行かなければいけない立場だったんですけど、そういう立場であのような試合になってしまったのは不甲斐ないなと思います。(次戦に向けて)次、5-0で勝てばまだ優勝の可能性あるので、1ポイントも落とさないで圧勝できるように頑張ります

2日目、ダブルスとシングルス両方で出場した西林政
(作新戦のダブルスは2敗していて後がなかったが、その時の心境は)プレッシャーっていうのはそんなになくて、ダブルスっていうのは自分の得意な種目なので、3部の中では負けない自信もあるので、どちらかというと残り二本に向けて、士気も下がっていたので上げるっていう目標とかそういうことを意識して声を出して盛り上げて。それが上手くいって次のダブルスもいい感じでこれたのが自分的にはうれしかったです。(これからの試合に向けて一言)千葉商戦が来週あるんですけど、5対0で勝てればリーグ1位で突破できるので、自分がまたシングルスで出るかわからないんですけどもう一回チャンスをもらえるのであれば次は勝ち切って今回負けてしまったことを挽回するっていうことをしていきたいと思います