写真:石川佳純(全農・写真奥左)、水谷隼(木下グループ・写真奥右)、張本智和(木下グループ・写真手前)/提供:JA全農10月8日から始まったドイツオープン。この大会に協賛しているJA全農が、大会に出場する全農所属の石川佳純をはじめ、卓球日本…

写真:石川佳純(全農・写真奥左)、水谷隼(木下グループ・写真奥右)、張本智和(木下グループ・写真手前)/提供:JA全農

10月8日から始まったドイツオープン。この大会に協賛しているJA全農が、大会に出場する全農所属の石川佳純をはじめ、卓球日本代表選手の食事をサポートした。

今回、JA全農は現地ブレーメンにある日本食レストランで大会前日の10月7日の夜に、主な日本代表選手やスタッフを招いて総勢30名の「食事会」を開催。料理は、日本産米(新潟県産コシヒカリ)と和牛(群馬県産上州和牛)を使用した和食ビュッフェで、和牛ハンバーグや味噌汁、茶碗蒸し、国産のフルーツなどを振舞った。

JA全農はこれまでも日本代表を食事面でサポートしており、海外での和食の提供は、6月の香港オープンに続き2回目となる。

食事を楽しむ選手たち




写真:松島輝空(木下グループ・写真左)、篠塚大登(愛工大名電高・写真中央)、及川瑞基(専修大学・写真右)/提供:JA全農

今回は、10月1日から6日まで開催されたスウェーデンオープンから直接ブレーメンに入った選手も多く、久しぶりに食べる和食に選手もリラックスした表情で食事を楽しみ、翌日から始まる試合に向けてエネルギーを充填したようだ。

今大会に参加する全農所属の石川佳純は「海外でも日本食は食べられるけど、日本のお米はなかなか食べられなかったのでとてもありがたいですし、海外にいることを忘れます。一週間のスウェーデン大会も終わり、日本食を食べられたことでまた気持ちもリフレッシュできました」とコメントを寄せた。

水谷隼は「ワールドツアーに15年近く参戦している中で、やはりこうやって日本食を食べられる機会は少ないので、すごくありがたいです。海外では食事の時は唯一落ち着ける時なので、そういう時に日本食がいただける機会があるのはとても嬉しいですし、試合への活力になります」と感謝を述べた。

日本卓球協会 星野一朗専務理事 コメント

卓球の日本代表選手にはオフシーズンがなく、年間を通じて数多くの国際大会に出場しなければなりません。1年の100日以上は海外で生活していますが、海外での生活では国内での食環境とは異なることも多く、代表選手たちのコンディショニング上の観点から、食環境の改善は大きな課題でした。    

こうした中、全農さんから代表選手への食事サポートを提供していただけることには、二つの大きな意味があります。一つ目は栄養管理の面です。海外での食生活は栄養が偏りがちです。安心 ・安全な加熱・調理された品目には食材の偏りが多く見られ、脂質過多や野菜不足など、栄養バランスが十分とは言えない場合も少なくないからです。

二つ目はストレスの解消です。ややもすると単調になりがちな海外での食環境に大きなインパクトを与えてくれます。食べ慣れた日本人向けの安心・安全な食事サポートを受けることで、選手たちは大きくリフレッシュすることができます。

文:ラリーズ編集部