CSファーストステージ第3戦でホークスOB摂津さんがファンからの質問に答える

 パ・リーグインサイトは、10月6日の「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ2戦目に続き、7日の第3戦もソフトバンクOBの攝津正さんを招いた特別企画「おしえて! 攝津さん! ~延長戦~」を実施した。期間中にTwitter・Instagramで、ハッシュタグ「#おしえて攝津さん」をつけてプロ野球やCSに関する質問を投げかけると、試合解説も交えながら、攝津さんがリアルタイムで回答してくれる。一問一答は以下の通り。

【試合開始前】

○6日の第2戦後に聞いた「第3戦目の見どころ」

 攝津さん「ホークスに関しては、柳田悠岐・デスパイネに当たりが出てきたのが好材料ですよね。あとは、第2戦で好調だった福田秀平の使い方です。スタメンでも、途中出場でも、やはり短期決戦は調子がいい選手をどんどん使っていきたいので、注目です。楽天に関しては、好調の浅村栄斗の前にランナーをどう置けるか、ブラッシュに当たりが出るかどうかが最大のポイントですね。2試合を踏まえて打順を組み替えるかもしれませんが、ブラッシュは一発で勝負を決められるので、ホークスとしてはやはり怖い存在です。両チームともに、勝ちパターンの投手をつぎ込んでいるので、状況はイーブンです。早い回からどちらが先の一手を出すか、そして第2戦のようなシーソーゲームになっても全員が粘り負けないかが、3戦目の見どころですね」

○第3戦のスタメンについて(ソフトバンク)

 攝津さん「やはり調子がいい福田秀平を1番打者にして、相性の良い明石健志(楽天先発の岸孝之との今季対戦成績3割超え)を2番に置いていますね。第2戦は、序盤から楽天にペースをつかまれてしまったので、先手を取って試合を動かしていきたい意識でしょうね。4~6番に右打者を並べた後に、ずっと状態の良い長谷川勇也という左打者を置いているのも、ポイントになるかもしれません」

○第3戦のスタメンについて(楽天)

 攝津さん「対戦成績の良くない(福岡ソフトバンク先発・高橋礼に対して今季ノーヒットの)ウィーラーを外しましたね。ここまでの2試合は打線のつながりも良かったので、大きく変更はせずに、相性の悪いところを変えたようです。あとは、今季岸と一番多くバッテリーを組んだ太田光をキャッチャーにしましたね」

○ファンからの質問「第3戦は何対何でホークスが勝ちますか? それとHERO予想を」

 攝津さん「第2戦はまさか(試合のキーマン予想・福田秀平が)当たるとは……という感じでしたが(笑)今回は、ホークス・内川聖一と楽天・ブラッシュです。お互いに前の打者の調子が良いので、(打線がつながれば)1点2点だけでなく、一気に大量得点のチャンスになりますからね。主導権を握る一打に期待です」

【1回終了!】E0-H0

○ホークス先発・高橋礼投手の立ち上がりは?

 攝津さん「浅村に対しては全球インコースでしたね。2試合分のデータがたまってきていて、リードにも生きているようです。あとは3打者ともゴロで終わりましたので、調子は良いのだと思います。それが彼の持ち味ですから」

○ホークスの初回の試合運びについて

 攝津さん「まずは、好調の福田が岸の初球のストレートに手を出さなかった。早打ち傾向のある選手なのですが、やはり調子が良いと打席で余裕がありますね。次に明石の打席ですが、サードの藤田一也選手の猛チャージで3塁側にバントができなかった。その後も無理やり1塁側に転がそうとして失敗。藤田選手の好プレーに流れを封じられましたね」

○攝津さんのサインの秘密とは!?

 攝津さん「最近、背番号50の0に魚の尾ひれをつけています。友達にサインをしたときにふざけて書いたら広がっちゃって(笑)今も書いていますね」

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【2回終了!】E0-H0

○高橋礼投手との思い出は?

 攝津さん「ん~~(チームメイトだったのは)1年だけですからね。携帯のバトルロイヤルゲームを一緒にやりました。たまにゲームもやります」

○楽天先発、岸投手との思い出は?

 攝津さん「同じ東北出身ですし、(岸投手が)大学時代から知っていました。投げ合ったときは、お互いに知っている人間なので燃えますよね。オールスターでも一緒になりましたし、練習中に色々な話もしていました。今回も球数が少なくて、調子が良さそうです」

○ファンからの質問「岸投手と攝津さんのカーブの違いを教えてください」

 攝津さん「岸のカーブは、1回ポンと抜けて鋭く落ちるカーブですね。三振を取れるカーブです。僕は100キロくらいで落とすカーブで、あえてワンバンにしたりコースを外したりしていましたね」

4回に内川が同点タイムリー、キーマン的中に「ビックリだよね」

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【3回終了!】E0-H0

○3回を終えて……

 攝津さん「正直、相性を考えたら打ち合いになるかと思いましたが、両投手とも調子が良さそうだし、落ち着いて投げているのかなと思います。高橋礼に関して、楽天の左打者(銀次・藤田)が球数を投げさせて、タイミングを合わせようとしています。それで(楽天打線は)突破口が開けるかと思います。岸投手はさすがだなと……ほぼ完璧ですね。球数も含めて、ゲームメイクできていますし、自分のペースに持っていっていますよね」

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【4回終了!】E1-H1

○4回表、浅村の先制ホームランについて

 攝津さん「浅村には(捕手の甲斐拓也は)インコースを構えましたが、逆球になってしまいましたね。ランナーを出していなかったので、(高橋礼には)ソロで良かったと切り替えて欲しかったですが、続くブラッシュの打席でも四球で崩れてしまいました。投手としては、できれば浅村のホームランのときに捕手がマウンドにきてくれると助かりますよね。銀次と藤田は、前の打席で9球ずつ投げさせているのでタイミングが合っていて、今後も怖い存在です。楽天打線はやはり調子が良いですよ」

○4回裏、内川が同点タイムリー! 今日もキーマン的中!

 攝津さん「やはり試合が動きましたね。(2死からの)デスパイネのヒットは問題なかったのですが、続くグラシアルを出したことが、岸としては痛かったでしょう。その後が相性の良い内川ですし。(2試合ともホークスのキーマンが的中して)ビックリだよね(笑)ここからは、両先発がペースをどうやって引き戻せるか注目しましょう」 

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【5回終了!】E1-H1

○ファンからの質問「浅村選手がこのCSでこんなにホームランが出ているのは何故なんでしょうか?」

 攝津さん「やはり調子が良いというのもありますが、ヤフオクドームはライトやレフトに膨らみがない球場なので、(外角のボールを)ライト側にホームランを狙っていますよね。あとはもともと固め打ちするタイプです。内川もそうですが、こういう選手はシリーズ男になりやすいですよ。楽しみですね」

○ファンからの質問「ポーカーフェイスの打者と闘志むき出しの打者と、どちらが勝負しやすいとかありましたか?」

 攝津さん「闘志剥き出し! 打ちたい、打ちたいという気持ちを逆手に取りますね。(現役)当時だと、それこそ浅村とか中島(裕之)とかはそんなタイプでしたね」

○ファンからの質問「東北地方から九州(福岡)に来られた時に、驚いたことや感じた習慣の違いはありましたか?」

 攝津さん「暑い! あとは、最初博多弁が怖かったですね。もう慣れましたけど。むしろ、子供も博多弁になってきて“~と?”とか言いますね」

○ファンからの質問「シンカーはいつ頃から習得したんですか!」

 攝津さん「え~~社会人の4年目くらいですね。(持ち球が)真っ直ぐ・カーブ・スライダーだけだったので、このままだと生き残れないなと。ボールの縫い目に中指をかけてスピンをかけていました」

6回の高橋純のリリーフについて「なかなか思い切った采配でしたね」

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【6回終了!】E1-H1

○ファンからの質問「もしご自身が“バッター攝津”として“ピッチャー攝津”と対戦できるとしたら、どのように攻略しますか?」

 攝津さん「ピッチャーが勝つでしょうね(笑)バッター攝津は全く打たないので」

○ファンからの質問「好きな魚はなんですか? 一緒に龍王丸でタイラバ行きたいです!」

 攝津さん「食べるなら鯖! タコ! 小さい頃からタコが好きで、野球選手になっても食べていました。釣るなら、メジナかヒラマサ。あと……やっぱりイカもかな?(笑)」

○ファンからの質問「私も秋田出身です。秋田の郷土料理で好きなものがあったら教えてください」

 攝津さん「郷土料理と言われたら、やはりきりたんぽ鍋ですね。実家でよく食べていました。ちなみに現役のときは焼肉が多かったですが、今は魚ばっかり食べていますね」

○今宮の好プレーについて(6回表・茂木栄五郎の遊ゴロ)

 攝津さん「今宮も(西武の)源田も上手いですが、違った上手さですよね。今宮は野性的で、球際に強い。源田は柔らかいというか好プレーを好プレーに見せないような球の入り方ですよね。そういうところもCSで見てみると面白いと思いますよ」

○6回表、1死一、二塁で登板してダブルプレーを取った高橋純のリリーフについて

 攝津さん「なかなか思い切った采配でしたね。(1死1,2塁からブラッシュに対し)3ボールにしてしまった時点で危ないなと思ったのですが、次のスライダーでストライクを取って、最後は(球が)甘かったですが、打ち損じてくれた。あまり経験もないので怖かったと思いますが、よく抑えましたね」

○ファンからの質問「ギータが岸投手を攻略するにはどのボールを狙えば良いでしょうか?」

 攝津さん「あえて早いカウントからカーブを振ってみるとかですかね。(6回裏の打席は)結果的に一ゴロになりましたが、狙いはいいと思います。ピッチャー心理として、カーブをあそこまで全力で振ってこられると狙われていると感じますので、決め球としては投げにくくなりますよね」

○6回裏2死一塁、グラシアル選手を三振に打ち取った楽天バッテリーについて

 攝津さん「一番合っていないカーブを選択しましたね。やはりシーズン通して一番(岸投手の球を)受けた太田捕手ならではの配球。抑えるパターンを知っていますよね」

○ファンからの質問「攝津さんがキーマン予想していた内川選手がタイムリー打ちましたね! 内川さんと攝津
さんは同級生だと思うのですが、攝津さんから見た内川選手の凄さはどこですか?」

 攝津さん「狙い球を絞れる経験値があり、それをファウルにせずに一振りで決められる技術の高さですね」

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【7回終了!】E1-H2

○ファンからの質問「よくヒットのランナーより四球のランナーの方が嫌と言いますが、攝津さんもそう感じていましたか?」

 攝津さん「フォアボールだと球数も増えるし、ランナーも出るし……嫌というのはありますね。あとやはり内容ですよね。無理に勝負するところではないケースならいいですが」

○7回表、楽天の犠打・代打攻勢と、ピンチで登板したホークス4番手・甲斐野央投手について

 攝津さん「藤田の犠打は駆け引きがありましたよ。確か、ホークスはシーズン後半の楽天戦で、がっつりバントシフトを敷いて打たれたシーンがあったと思いますが(9月18日ヤフオクドーム、猛チャージも藤田選手のバスターで勝ち越しを許した)、それもあってホークスにはやりづらさがあったので、簡単にバントを許してしまいました。続くウィーラーの遊ゴロは(球が)多少甘かったですが、(ここから登板した甲斐野央投手は)持ち前のストレートの球威で押し込めましたね。そしてさらに代打のフェルナンドは軽打をしてこないバッターだったので、甲斐野の奪三振パターンにハマってくれましたね。ナイスピッチングでした」

○7回裏、内川聖一選手が勝ち越しホームラン

 攝津さん「(先述の固め打ちの理由は)やはり狙い球をちゃんと決めています。(7回裏から登板した楽天2番手)宋家豪は、岸と違って緩急ではなく球威で押すタイプ。余計な球に手を出さなかったですね。さすが!」

ファイナルステージのキーマンは「千賀、初戦に投げると思うので…」

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【8回終了!】E1-H2

○ファンからの質問「今まで釣った魚で一番嬉しかった魚はなんですか?」

 攝津さん「あんまり……(順番は)ないかもです。なんでも釣れたら好きですね。うれしいです」

○ファンからの質問「秋の味覚といえばサンマがありますが、攝津さんはサンマを食べるとき塩焼きにしますか?煮付けにしますか?それとも他の食べ方にしますか?」

 攝津さん「塩焼き!!」

○ファンからの質問「夏休みだよ攝津さん動画がありましたが、冬にパTVさんと釣りに行く動画はありますか?」

 攝津さん「パ・リーグTVさん、お願いします(笑)」

○ファンからの質問「釣りの魅力を教えてください」

 攝津さん「大自然! あとは色々戦略があるんですよね。ただ餌を垂らしたら釣れるというわけでもないのでね。まだまだ(魅力が)ありますよ」

○ファンからの質問「ゴルフのベストスコアは?」

 攝津さん「ヘタですよ……84です……」

○ファンからの質問「サイドの決め球って何が良いと思いますか?」

 攝津さん「……シンカーでしょう!!」

○ファンからの質問「攝津さんのインスタ文章はどうしていつも面白いのですか?」

 攝津さん「基本、ふざけているので(笑)」

○ファンからの質問「今、多方面でご活躍ですが、これから新たにチャレンジしてみたいジャンルなどありますか?」

 攝津さん「(対談などで)色々な人の話を聞くのは面白いなと思います。今までは聞かれる側でしたし。野球に限らず、自分の知識が増えるのは楽しいですよね」

○ファンからの質問「高校野球の球数制限問題をどう思いますか?」

 攝津さん「(球数を投げることで)選手の怪我につながるのは問題ですが、故障しない投げ方を身につけるのも大切だとは思います。桑田(真澄)さんがあれだけ高校野球で投げていて、プロでもあれだけ投げられたのは、やはり投げ方をしっかり身につけておられたのだろうと、見ていて思いました」

○ファンからの質問「ここ一番の時に最高のパフォーマンスをするためにどうしていましたか?」

 攝津さん「特別なことはしないですね!」

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【2対1でホークスが勝利し、ファイナルステージ進出!】

○この試合のターニングポイントは?

 攝津さん「やはり7回裏の内川の決勝ホームランですね。正直、楽天が明らかな継投ミスをしたわけではないです。岸も球数が100球近くなっていて、変に塁に出してしまうと好調の福田に(打席が)回ってしまうケースでもあった。(決勝弾を浴びた)宋家豪はこのCSで3連投しているので、データも(良い)感覚もあったのではないでしょうか」

○ファイナルステージへの見どころとキーマン