ウェールズ・ラリーGB、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トリッキーなコンディションの中、首位オィット・タナックを射程圏内に収めながらも捉えることができなかったティエリー・ヌービル。自身のパフォーマンスには一定の満足を見せ、次戦でタイトル争いのチャンスをつなげるための決意を語った。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC
■オィット・タナック/総合優勝(=)



「勝てて、信じられない気分。僕らの影でたくさんの人が取り組んできてくれたし、彼らの努力がマキシマムポイントという最高の形で報われた。パワーステージではマシンに100%の自信を持てたし、1点の差でも重要な局面なのでこのチャンスをモノにしなくてはならなかった。僕らのチームのスローガンは“より上を目指すために限界までプッシュする”、そして自分は常にベストを尽くしている。今季はまだ2戦あるしまだ何も決定していないので、プッシュと集中を続けなくてはならない」

■クリス・ミーク/総合4位(=)



「金曜日はほぼラリーをリードしていた中で4位でのフィニッシュは少し残念だが、正直、自分はハッピーだ。どこからどこまでもチャレンジングなコンディションの週末だった。それほど差はついていなかったし、土曜日は少しペースが足りなかったが、それでもチームのために高ポイントを獲得できた。オィットが勝ったことはうれしいしマニュファクチャラーズ選手権でも差を詰めたので、僕らにとっては上々の内容だった。まだ2戦残っているが、スペインを強く戦いたいし、いい形でシーズンを締めくくれるよう祈っているよ」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC
■ティエリー・ヌービル/総合2位(=)
「この週末、全力で戦い尽くした。最初のステージから、トリッキーなコンディションの中での戦いはタフだったし、信じられないほど接戦だった。自分たちのパフォーマンスには満足できるが、最終的なリザルトにはガッカリしている。今回はタナックより上でフィニッシュできるはずだったし、できることは全て尽くしたが果たせなかった。選手権の舞台はスペインに移るが、タイトルへの望みをつなげるには彼を上回らなくてはならない。ラリーでは何が起こるか分からないので、絶対にあきらめない」

■アンドレアス・ミケルセン/総合6位(↓)



「重要なのは、選手権のためにポイントを獲得できたこと。ラリー全体を振り返れば、金曜日にかなりタイムをロスし過ぎた。状況はよくなっていき、土曜日は特に午後にステージウインを獲るなどいい内容になった。最終日は、エルフィンとの5位争いに勝つことが目標だったが、残念ながらそれはできなかった。自分たちはタイヤチョイスを誤った。SS21で挽回を目指したが、ジャンクションでミスをして、そこからはタイムを取り戻すのはリスキー過ぎた。6位は期待していたほどのポイントにはつながらないかもしれないが、シーズンのこの時期には非常に貴重だ」

■クレイグ・ブリーン/総合8位(↑)



「昨日のクラッシュの後、今日をスタートできるようにマシンを直してくれたチームに、心から感謝したい。土曜日は本当に残念だった。あのミスがなければ、今回は上位争いもできていた。ヒュンダイの素晴らしいマシンで、このウェールズの見事なステージに参戦することができて本当にうれしかった。リザルト面ではどこまでいけるか分からなかったが、いずれにしても自分にとって大きなモチベーションとなったのは確かだ」

[シトロエン・トタルWRT]
シトロエンC3 WRC
■セバスチャン・オジエ/総合3位(=)



「パワーステージは、いろいろな意味でこの週末を象徴していた。ラリーを通してずっと、コンマ数秒遅れていた。ベストを尽くしたが、自分たちはわずかにパフォーマンスに劣っていて、一方でオィットはスーパーなパフォーマンスを見せていた。選手権が残り2戦という中で、タイトル争いの面では最高のリザルトではないが、計算上でタイトルの可能性が残る限り全力で戦い続ける」

■エサペッカ・ラッピ/総合27位(↑)



「金曜日に、上位争いができなくなったことは、もちろん残念だ。でも、ここではたくさんのことを学んだので、ポジティブなこともある。プレイベントテストが完全なドライコンディションだったのに、C3 WRCの力を引き出して見せたパフォーマンスのレベルの高さは、うれしいサプライズだった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC
■エルフィン・エバンス/総合5位(↑)



「かなりいい週末だった。もちろん、もっと上位でフィニッシュできたらよかったが、時にはそんなこともあるし、“たられば”を言うようなレベルの争いじゃない。自分たちのペースはよかったし、応援も信じられないほどだった。地元でのラリーに参戦するのは、他の何にも変え難いもの。ウェールズの旗で埋め尽くされている中でベストタイムを出すのはかなりいい気分だし、残りのイベントに向けても自信につながる」

■ポンタス・ティデマンド/総合7位(↑)



「この週末は大きく前進できたし、毎日成長できた。学ぶことも多かったが、少しずつよくなり、特に今日の午前はWRカーのドライブのコツをつかんだような手応えを感じた。セッティングもうまく決まったし、ドライビングだけに集中することができた。今日はいいタイムも出せたし、上位にもかなり近づけたので、とてもうれしい」