お灸というと、お年寄りがするものというイメージがあるかもしれませんが、「お灸女子」なんて言葉があるほど、若い女性を中心に人気があります。

お灸とはどのようなケアなのかを踏まえた上で、簡単にできるセルフお灸のやり方などをご紹介します。


■そもそもお灸とは?

お灸とは一般的に、身体のツボに乾燥したモグサを置いて燃やす治療法を指します。モグサとは、ヨモギの葉の裏にある白い綿毛の部分です。日本ではヨモギは草餅の材料として知られていますが、ヨーロッパでは「ハーブの女王」と呼ばれており、古くから万能薬として用いられてきました。

■お灸の基本

基本的に東洋医学の考え方があります。東洋医学では、身体には「経絡」というエネルギーの通り道があり、その流れが滞ると心身に不調が起こると考えられています。経絡が交わるポイントが「経穴」で、いわゆるツボのことです。お灸ケアでは、熱でツボを刺激することで血行を促し、身体の調子を整えていきます。

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■お灸の歴史

2000年以上前に中国で誕生したとされています。6世紀ごろ、朝鮮半島を経て日本に伝わりました。かの武田信玄も兜の上からお灸を実践したのだとか。身体にやさしく、効果があったからこそ、2000年以上も前から使い続けられてきたのでしょう。

■お灸は熱くないの?

「灸をすえる」という言葉があるように、昔はお仕置きの手段としてお灸が使われることがありました。また過去に「熱いほど効果がある」という誤った考え方から、わざとやけどするほど熱くする治療法があったのも事実です。

しかし、現代では直接肌にお灸をすえる方法ではなく、なにかしらかの台座をお灸の下に置いて火をつけるため、心地よい温かさを感じる程度で跡が残る心配などもありません。リラックス効果も期待できます。

■セルフお灸のやり方

自分でお灸をすえる方法として、身近にある薄くスライスした生姜やニンニク、味噌などの上に乾燥モグサを置いて火をつけるやり方があります。

しかし、初心者には少し難しいかもしれません。ドラッグストアや薬局で1人でも簡単にできる市販のお灸が販売されていますので活用してみるとよいでしょう。

セルフお灸の手順としては、まずお灸の本やDVDに書かれているツボの位置を指で押したり、軽く押したりしてみます。凹みがある、軽く痛みがある箇所がツボです。

お灸にライターなどで火をつけて、ツボのあるところに置きましょう。ピリピリとした刺激痛があったら場所を少しずらしてみてください。心地よいと感じる範囲で行うことが大切です。

【参考文献】
「灸とは?」.呉竹鍼灸柔整専門学校
https://www.kuretake-yokohama.ac.jp/column/kyu/
(参照 2019-08-31)
「鍼灸の歴史」.東京有明医療大学
https://www.tau.ac.jp/future/acupuncture/history.html
(参照 2019-08-31)

【監修】
スポーツクラブNAS
スポーツ健康医科学研究室
後藤 真二

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。