ラファエル・ナダル(スペイン)がいまだ優勝したことのない「ATP1000 上海」(中国・上海/10月6日~13日/ハードコート)の初制覇には、少なくともあと1年は待たなければならないこととなった。左手のケガのため棄権することになったからだ。このケガのせいで、ナダルは9月の「レーバー・カップ」でも、出場予定だった2つ目のシングルス出場を取り止めている。

ナダルは過去に上海で2度準優勝(2009年と2017年)。今年は上海出場前に12連勝と好調で、その勢いに乗っての初優勝を期待されていた。「マスターズ1000」シリーズで通算35回という最多優勝記録を持つナダルは、「全米オープン」での4度目の優勝、「全仏オープン」での前人未到の12回目の優勝、「ATP1000 モントリオール」「ATP1000 ローマ」優勝を含む過去30試合で29勝を上げている。

上海でのナダルの不在は、昨年優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に年末ランキング1位に向けて失地回復のチャンスを与えることとなる。年度の最初から累計してきた「最終戦ランキング」のポイントが年末には「ATPランキング」と同じになるが、9月30日付の「最終戦ランキング」では1位ナダルと2位ジョコビッチの差は1,960ポイント。だがジョコビッチが今週の東京で優勝すれば500ポイント、そして上海で連覇すれば更に1,000ポイントが加算されて、その差は460ポイントとなる。

ナダルが次に出場するのは「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月28日~11月3日/インドア・ハードコート)の予定だ。

※写真は「全米オープン」でのナダル

(Photo by Al Bello/Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com