「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第5シードのルカ・プイユ(フランス)を6-1、6-2で破った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのジョコビッチが試合後の会見で試合を振り返った。

対戦相手のプイユについて「彼はとても良い選手だし、パワーヒッターです。そんな彼に勝つ方法を私は全豪オープンの準決勝で見いだしました。今日も最初にブレークすることができましたが、あれが大切なポイントでした。あの後は精神的にもリラックスできました」と語った。

第5シード、世界24位のプイユに対し、わずか50分の圧勝だったジョコビッチ。東京オリンピックの会場となるこの有明コロシアムで、世界1位の実力を今日は特にいかんなく発揮した。

今日のプレーについては「私も私のチームも喜んでいます。全てが完璧に流れる状態、何をやっても上手くいく。ずっとこのままでいたいですが、そういうわけにはいきません。朝起きて、毎日この感触を手に入れられる努力をします。練習をして、理解をして。だから、喜んでばかりはいられません。ゾーンに入るだけでなく、いかにしてそこに居続けられるか、次の試合にフォーカスできるかです」と冷静に語った。

好調の秘訣はトーナメントの大きさなのか、怪我からの復帰なのか、それとも日本の天候なのか、と問われたジョコビッチは「1つのことではなく、色々なことのコンビネーションです」と語る。

「今回初めてこの大会に出て、とても快適に過ごし、楽しんでいるからだと思います。人々は私や私のチームに優しくしてくれます。また、コート上でも大切なサポートを得ることができています。それにコートサーフェスのスピードも私のプレーに合っていて、全てが完璧です」

次は2017年の同大会覇者で第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)との対戦となる。ゴファンについてジョコビッチは「彼は調子が良いですね。すでにトップ10を経験していて、今、復帰しようとしています。彼は興奮したりストレスを感じたりしていません。次はベースラインからの戦いになりますね」と語った。

また、会見では日本人があまり感情表現をしないことについてどう思うかという質問も出た。ジョコビッチは「みんなそれぞれですよね。セルビア人がみんな感情的だとはいえませんが、日本人に比べたら感情的と言えるかもしれません。世界中の色々なところでそれぞれの特徴があるかと思います。どちらが良いとか悪いとかでなく、理解して認めることが大切です。自分の感情を知り、コントロールをするのですが、いつもできるわけではなく、時には全く出来ないこともあります。感情を受け入れることで人生も受け入れるのです」と語った。

そして「私は試合中に落ち着いていることもあれば、気持ちを奮い起こすこともあります。ラケットを壊すまでやらない方がいいけれど、やってしまうときもあります。それは自分を理解するプロセスであり、そんなことをやりながら人間は進化していくのです。生活状況が変化したり、いらだったり、いらだたなかったり、全てを認め、受け入れるのです」と、試合中の感情についても語った。

ジョコビッチとゴファンの準決勝は、大会6日目の15時頃開始を予定している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」でのジョコビッチ