文=佐保めぐみ 写真=FIBA.com初戦では苦しい時間を耐え勝利への突破口を見つける3x3のU23ワールドカップ3日目。U23女子日本代表はウクライナ、フランスと対戦した。初戦の相手ははウクライナ。ゲーム序盤はウクライナの高さに苦しみ、永…

文=佐保めぐみ 写真=FIBA.com

初戦では苦しい時間を耐え勝利への突破口を見つける

3x3のU23ワールドカップ3日目。U23女子日本代表はウクライナ、フランスと対戦した。

初戦の相手ははウクライナ。ゲーム序盤はウクライナの高さに苦しみ、永田萌絵と山本麻衣のミスマッチを狙われたことでビハインドを背負う。それでも日本はスクリーンアウトを徹底してリバウンドを取り、ウクライナにセカンドチャンスを与えない。オフェンスでは高さのある相手に真正面から攻めてしまい得点に繋がらないが、打開策を模索しながらゲームを進める。

すると山本が今度は逆にスピードのミスマッチを突く。山本のスピードについていくことができないウクライナはファウルがかさみ、勢いを失うことになった。

これで形勢逆転。日本はドライブだけでなくパス回しも速くしてズレを作ると、自分たちのタイミングでシュートを打てるようになり、永田の2ポイントシュートが決まり得点が伸びる。こうして主導権を握り、終わってみれば20-11と完勝を収めた。

主導権を握らせてもらえずフランスにノックアウト負け

ウクライナ戦のティップオフから1時間半後、今度はフランスとの対戦。

連戦の疲れもあったか、日本はフランスのフィジカル、激しいディフェンスを前に沈黙する。パス回しを速めて打開しようとするも、厳しいディナイでそれもうまく行かず。山本のドライブも完全にコースを読まれてダブルチームで抑えられた。

タフショットを強引にねじ込んでも、すぐにフランスに返される展開に。リバウンドでハッスルすることで流れを変えようと試みるが、ティップはできてもボールを確保できず、すぐにフランスの選手に囲まれてリバウンドを取られてしまう。

ディフェンスとリバウンドからリズムを作ったフランスは全く付け入る隙がなく、何もできずに10-21で敗戦。グループリーグ最終戦にして初黒星を喫した。

日本代表は3勝1敗で予選グループ2位となり決勝トーナメント進出が決定。明日は休養日となり6日に準々決勝、準決勝、決勝まで一気に行われる。