11月2日から始まる国際大会・プレミア12に出場する侍ジャパンのメンバー28選手が発表された。稲葉監督は「勝ちにいく。チームとしてベストなメンバーを選んだ」と布陣に胸を張った。 もっともケガやコンディションの問題などで、今回選出されなかっ…
11月2日から始まる国際大会・プレミア12に出場する侍ジャパンのメンバー28選手が発表された。稲葉監督は「勝ちにいく。チームとしてベストなメンバーを選んだ」と布陣に胸を張った。
もっともケガやコンディションの問題などで、今回選出されなかった選手も数多くいる。ここでは不選出メンバーでチームを組んだらどんな面子がそろうのかを占いたい。
まだまだ本メンバーではない
投手陣でいえば、本来はエース格と期待される巨人・菅野智之が漏れた。腰痛などが響き、今季はプロ入り後初めて規定投球回数に届かず。22試合で11勝6敗、防御率3・89という成績だった。並の選手なら及第点という数字だろうが、エースとしては物足りないものだった。
先発投手は他には今季パ・リーグ最多15勝の日本ハム・有原航平。昨年セ最多勝で今季11勝の広島・大瀬良大地。右肘手術で出遅れた楽天・則本昂大らが外れた。
野手に目を移せば、パ・リーグ首位打者(打率・329)の西武・森友哉。同本塁打王(43本)の西武・山川穂高。同打点王(123点)の西武・中村剛也と西武が誇る3冠トリオがそろって漏れた。
さらにFA移籍後もパフォーマンスを維持した巨人・丸佳浩。2年連続30本以上の巨人・岡本和真。セ最多174安打の中日・大島洋平。決して本調子ではなかったかもしれないが、打率・272、29本塁打、79打点のDeNA・筒香嘉智らの名前がメンバーリストには残っていなかった。
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本来の理想メンバー
簡単にメンバーで打順を組むと以下の通り。
①右 大島洋平
②中 丸佳浩
③捕 森友哉
④三 中村剛也
⑤左 筒香嘉智
⑥一 山川穂高
⑦DH 岡本和真
⑧二 中村奨吾
⑨遊 今宮健太
■控え
捕 田村龍弘
一 銀次
中田翔
二 鈴木大地
遊 茂木栄五郎
三 宮﨑敏郎
松田宣浩
外 大田泰示
近本光司
荻野貴司
■先発
① 菅野智之
② 有原航平
③ 大瀬良大地
④ 則本昂大
⑤ 西勇輝
■中継ぎ
岩崎優
平井克典
宮西尚生
秋吉亮
益田直也
松永昂大
■抑え
森唯斗
増田達至
なかなか魅力的なチームが出来上がってしまったわけである。あえて目が付くとすれば、スタメン野手陣は長距離砲ぞろいで機動力に欠けるか。逆に言えば、稲葉監督はスピードも重視して選出している傾向がうかがえる。
2チーム作っても十分に強い
また国際大会では外国人投手たちが繰り出すムービングファストボールへの対応が大きな鍵を握る。その適応力は、普段のプロ野球や、そこで残る数字が測ることが難しい。その点も加味した上で、今回の人選に至ったと思われる。
何より目を引くのは、日本選手たちの選手層の厚さだろう。2チームつくっても、十分渡り合えるだけの人材が幅広くいる。指揮官なりの意図を持ってピックアップした28人の侍たち。終わってみて「あの選手を入れておけば」といった声など挙がらない、最高の結果を待ち望みたい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]