◆2019年度秋季関東大学バレーボールリーグ戦◆9月22日 対国武大 大東大東松山キャンパス秋季リーグ第6戦となる国武大との1戦。これまでは、春季リーグで1部から降格した慶大、2部上位校との対戦が続いたが、今日からは春季リーグ2部下位校、そ…

◆2019年度秋季関東大学バレーボールリーグ戦◆

9月22日 対国武大 大東大東松山キャンパス


秋季リーグ第6戦となる国武大との1戦。これまでは、春季リーグで1部から降格した慶大、2部上位校との対戦が続いたが、今日からは春季リーグ2部下位校、そして、3部から昇格してきた大学との対戦が始まる。昨日の試合後、「ここからは全部勝ちます」と#12矢野(済1)が語ったように、今日からまた負けられない戦いが続く。


仲間に声をかける羽田(営4)

第1セット序盤、相手のミスが続き得点を重ねる。アスリート選抜の1年生の活躍も目覚ましく、12―8と立大4点リードで国武大がたまらずタイムアウト。しかし、その後も一度掴んだ流れは渡さない。ピンチサーバーとしてコートに入った#17笹本(観2)もしっかりと自分の役目を果たした。途中、相手に3連続ポイントを取られる場面もあったが、#1羽田(営4)のサーブが走り、再び巻き返す。最後は、#13井原(済1)の強烈なスパイクが決まり、25―23で第1セットを先取した。第2セットも次々にスパイクが決まり、波に乗る。確実にブロックアウトを取り、得点を重ねる冷静さも見せ、このセットも25―17で奪取した。


力強いスパイクを打つ井原(済1)

セットカウント2―1で迎えた第3セット。これを取れば立大の初勝利が決まる。だが、そう簡単ではなかった。「1・2セット取るっていう展開が珍しいんで、ちょっといけるかなっていうか、油断っていうんですかね、そういう浮かれた気持ちがあったかなって思います」と、#19濱野(済2)が振り返るように、徐々に流れが国武大に傾き始める。バレーは流れのスポーツ。タイムアウトを取り、流れを引き寄せようと試みるものの、試合の主導権は相手に渡ったまま。そのまま勢いに飲まれ、第3セット・第4セットを落としてしまう。

最終第5セット。もう後がない立大は、#13井原を中心に何度もスパイクを放つものの、相手のブロックに捕まり、なかなか得点に繋がらない。途中、#1羽田のサーブで相手を崩し、#11星倉(文1)が強烈なスパイクを決める場面もあったが、再び流れを引き寄せることはできず、11―15。セットカウント2―3でリーグ戦初白星とはならなかった。

「単純に体力不足な部分と、気持ちの面で向こうに押されていた」。#1羽田は試合後半をこう振り返る。秋季リーグも残すところあと5戦。引退までのカウントダウンが始まる中、立大はどこまで勝利を重ねられるのか。ここから連勝してくれることを願う。

(9月22日・大類遥)

◆コメント◆
羽田(営4)
「春負けた相手だったので勝ちたい気持ちがあったんですけど、気持ちが空回りして相手のほうが余裕があったかなと思います。本当は今日から6連勝しようっていう話だったんですけど、出だしくじいて。切り替えて残りの5戦をちゃんと全勝できるようにしたいです。」

本澤(済3)
「一言でいうなら悔しい試合。3セット目を取られたことが一番大きな反省点です。そこを取れるチームがこれからも勝っていけると思うし、逆にあそこを取れないと、これからも今日と同じ結果になってしまうと思います。1週間時間があるので、修正点が多いんですけど、そこをしっかり修正して、来週の試合に良い状態で臨めればいいかなと思います。」

濱野(済2)
「自分が意識しているのはほんとに、チームのマイナスにならないように、ポジション的に(スパイクを打つ)本数も少ないので、(トスを)あげてもらった時はしっかり決めて、最低こっちの失点にしないっていうのを意識していて、そういうところでチームに貢献できればいいかなと思います。」