「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月28日~10月6日/ハードコート)大会2日目、第1回戦でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が、ジャン・シューアイ(中国)を6-2、1-6、6-4のフルセットで破り、2回戦にコマを進めた。シューアイにとっては地元での試合ということもあり、彼女を応援するファンが多く詰めかけていた。試合が終わり、多くの観客が肩を落とす中、会場が一時騒然となる事件が起こったと米紙New York Postが報じた。

一部始終を見ていた観客によると、シューアイの選手関係者席の後ろで、派手にケルバーを応援していた観客に腹を立てたシューアイの関係者が、試合後も執拗に盛り上がるケルバーのファンに怒りを抑えきれずに激高し、殴る蹴るの暴行を行ったということだ。実際にSNSに投稿されているビデオには、明らかに暴行を加えている男性の姿が撮影されている。

暴行を受けた男性は、直前にシューアイの母親を罵った挙句にツバを吐きかけたという目撃談も報告されており、中には彼が、シューアイの母親を叩いたと話す目撃者もいるが定かではない。暴行を行った男性は、シューアイの父親の友人であると発表されている。

WTA(女子テニス協会)は「ケルバーとシューアイの試合後に起こった出来事に関しての調査を終え、最終処分が決定いたしました。その出来事を起こした、シューアイの父親の友人とされる男性には、今週の"チャイナ・オープン"への一切の出入りを禁止といたします」と、声明文を出した。

シューアイは試合後のインタビューを、4つの質問に簡潔に答えたのみで、今回の騒動について語ることはなかった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「チャイナ・オープン」でのシューアイ

(Photo by Zhe Ji/Getty Images)