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「自分の力を信じているし、チームも信じてくれている」

昨シーズン、キャリアハイの1試合50得点という劇的な形で完全復活を印象づけたデリック・ローズは、新たにピストンズとの契約を結んだ。キャリア12年目を迎える彼は、選手としての心境の変化を実感している。

10月2日の練習後に今の心境についてこのように話している。「チームが自分のためにシュートを打つ機会をお膳立てしてくれるのなら打つし、決めるつもりだ。でも、自分がシュートを打つかどうかは気にしていない」

チームが勝てるなら、自分がスポットライトを浴びる必要もない。これが今のローズの考え方だ。

「自分は繋ぎ役だと思っていて、スタッツがどうとか、そういう段階にはいない。誰かを踏み台にするつもりもないし、チームメートの役割を奪おうとも思わない。僕がこのチームに来た理由は、試合に勝つため。チームは昨シーズンのプレーオフ・ファーストラウンドに進出したのだから、次の目標はセカンドラウンド進出。大事なのは、自分たちの力を信じることだ」

指揮官のドウェイン・ケーシーも「デリックはプロ」と、その姿勢を称賛。ただ、シーズンMVPを受賞してからの故障歴を踏まえ、「出場時間を気にかけるし、酷使させたくはない」と、無理はさせない方針のようだ。

ローズは、「自分の力を信じているし、チームも僕のことを信じてくれている。それが何よりも大きい」ともコメントし、オフに2年契約を結んだピストンズの信頼に応えようとしている。

ティンバーウルブズ時代と同様、ピストンズでもセカンドチームでの起用になる可能性があるが、ローズには先発出場へのこだわりはない。チームの勝利のためにできることをする。それが、今のデリック・ローズだ。