「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、第5シードの世界24位ルカ・プイユ(フランス)に1-6、2-6で敗れた世界77位の西岡良仁(日本/ミキハウス)。その西岡が記者会見で、試合の振り返り、そして2020年の東京オリンピックへ向けたスケジュールについて語った。

西岡はこの試合「元々作戦を練ろうとしたときに、早い展開で打ってくるのは分かっていて、いかにそこで粘れるかと思っていました」と、強みの粘りを見せて対抗しようと考えていたようだ。

「しかし、彼のサーブやショットの精度が思った以上に良く、そこに入っていく隙がありませんでした。何かがかみ合えば崩れるんでしょうが、今日みたいな日はかみ合わないこともあって。特にああいうタイミングを早くして前に出たい選手であったり、早く早く打ちたい選手とやる時に、タイミングが合って3球目で打ち取られだしたら、『そういう日もあるか』、という感じですかね」と、強みが活かせなかったことを振り返った。

「1年を通してツアーをやり続けている中で、僕を含め各選手がピークをどこかに持ってきます。そこはすごく難しい問題ですよね。全部勝ちきるというのは難しいと思いますし、僕もそこまで全部は頑張れないので。もちろん、今日は日本の大会だったのでなんとかしたいとは思ったんですが、あれだけエースを取られれば、何かしようと思ってもその前に終わってしまって」

それでも「簡単に負けてしまいましたが、またどこかで良い試合ができればいいなと思います」と心新たに次へと向かう気持ちも見せた。

来年は東京オリンピックが行われるが、そこに向けてのことを聞かれると「出る大会とか、今後選び方が変わるでしょうね。年明けはATPカップが決まっていてそこまでは確定していますし。ランキングによりけりだと思いますね。80位とかにとどまりそうならチャレンジャー大会も考えるかもしれませんし。時期によると思いますね。オリンピックは最優先で目指すものなので」と話す。

「今後のまわり方は、本当にオリンピックまでのランキングを計算しつつという感じになると思います。なるべくチャレンジャーには出たくないですが、ギリギリになったり、点を取っておいた方がいいなとなるんだったら、出ることも考えると思います。理想はツアーで取れるといいなと思います」と、自国で開催されるオリンピック出場に向けての年になるだろうと語った。

今日の試合ではプイユに翻弄され、わずか49分で2回戦敗退となった西岡。自身の強みである粘りを活かしきれない相手に対し、これからどう立ち向かって行くのか。西岡のさらなる進化に期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での西岡