早大バドミントン部のチームカラーは最上級生のカラーが色濃く反映される。今のチームの雰囲気を形づくるのにこの3人の存在は欠かせないだろう。浅原大輔副将(スポ4=宮城・聖ウルスラ学院英智)、吉村徳仁(スポ4=富山・高岡第一)、鈴木朋弥(商4=宮城・聖ウルスラ学院英智)。プレーだけでなく、「応援番長」としてもチームを率いてきた。第3回は4年生のチームに対する熱い思いをお届けする。

※この取材は9月26日に行われたものです。

最上級生として


今年度から鈴木は友金利玖斗(スポ2=兵庫・神戸村野工)とペアを組んでいる


――はじめに他己紹介をお願いします


浅原それではまず鈴木朋弥君について紹介していきたいと思います。中高大と彼とは一緒なんですよ。長い付き合いですね。普段明るくて、クールというよりかはどちらかというと気さくな方で、場の空気を盛り上げる一員の一人であると思います。その中でも特に悪ふざけが得意ですね。ちまたの噂では裏ボスって言われていて、裏で操作しているのは彼じゃないかって(笑)。


鈴木してませんって(笑)。


浅原でも僕ら高校の時も悪ふざけをしている時、結局は仲間にいるのに先生に怒られないっていう。怒られるのは定番で僕とか他にもいたので。すごく楽しい学生生活というか、すべてを共にできているんじゃないかっていう感じですね。


鈴木ぼろくそ言われた(笑)。


浅原褒めてる褒めてる(笑)。


吉村鈴木君とは1年の時にダブルス初めちょっとだけ組んでいてっていうのもあって結構仲良かったんですけど、途中ちょっといろいろありましてなかなか喋れなかったんです。でも最近仲良くなってしゃべりまして。就活等通していろいろ教えてくれてすごく頼りになる男ですね。日々勉学にも励んでいますし、尊敬するところの多い人ですね。


鈴木めっちゃ褒められた(笑)。



ペアを組み続けてきた浅原・吉村


吉村では浅原君。自分のパートナーですね。やる時はやるんで、オンとオフがしっかりしている方だなっていうところと、体調とか崩しちゃうんでそこは社会人になった時に少し心配だなっていうところですね。オンとオフがしっかりしていますが、心配なところがちょっと多いって感じです(笑)。


鈴木では浅原大輔君を紹介します。中高大一緒なんですけど、小学校のころから結構顔見知りというか話したりとかしていて、本当に10年以上の付き合いなので、多分この縁はもう切れないんじゃないでしょうかね(笑)。腐れ縁じゃないですけど、それぐらい本当に長い縁になるんじゃないかって。


浅原幼馴染だね。


鈴木そうそう。もうここまで来たら幼馴染だと思いますし、彼は僕のこと明るいって言っていましたけど、彼は僕以上に多分明るいし、何も考えていないようで考えているところもあって。でも結局誰もやらないようなことを率先してできるメンタルを持っています。この間のリーグ戦でも一人であほみたいに盛り上げて、会場全体が1人に注目していてもそれをやり通すメンタルっていうのは誰も持っていない魅力だと思いますね。ばかと天才は紙一重って言うんですけど、まさに場の空気を盛り上げる天才かなあって。ばからしさもあるし(笑)。でもそこが彼の良いところなのではないかなと思います。最高のムードメーカーだと僕は思います。


浅原では吉村徳仁について!徳仁君は心配性な方で、情緒不安定な方です。面白いですよ。でもこう見えてすごく真面目なんですよ。


吉村こう見えて(笑)。


浅原その真面目であるゆえに練習も本気でやるので、そこの部分で後輩たちがついてくるんですよね。男は背中で語るっていうじゃないですか。それが似合う男だなって感じですね。


吉村おお!めちゃくちゃ誉め言葉ですね。


鈴木じゃあ僕からはアルファベットで。AHOな方なんですよ。


吉村あほですね(笑)。


鈴木でもめちゃくちゃ面白くて本当に浅原、吉村といえばムードメーカーっていう。この二人セットでリーグ戦でも大暴れしていたので、そこら辺のお笑い芸人よりも面白いし、吉本行ってほしいなって自分は思っていたんですけど(笑)。それくらいお笑いセンスに長けている人ですね。場を盛り上げてくれる天才です。


吉村ありがとうございます!


――最上級生になられて、特に浅原選手は副将という立場になって半年たちましたが慣れましたか


浅原慣れるというか副将ってほとんどいてもいなくても変わらないですね。僕もそういうキャラなので後輩たちからも大ちゃん大ちゃんって、悪く言えばなめられてる、良く言えば親しみのある仲なのかなって思います。楽しめてはいますね。でも主将がいない時とかは自分がメニューを仕切るので、それで周りを見るっていう能力が付いてきたのではないかと思いますね。だからみんなが腑抜けている時は最上級生として言わないといけないのかなあって。最上級生になってやっぱり副将になってちゃんと言うっていうのが変わりましたね。後輩とかに対してもっとこうした方がいいんじゃないっていうのを言うようになりました。人間として成長できたと思います。


鈴木自分的には、実際実力が強いのは後輩たちで、日本代表とかもいますし。それで実力で引っ張っていくのはちょっと難しいなっていう部分もあったので、信頼関係とか試合以外でもできることがないかなって思って、個人の目標とかをみんなで共有したりとかを提案したり、そういうことをして少しでもチームにプラスになるようにするにはどうしたらいいのかっていうのをよく考えるようになりました。今までは自分のことを一番大切にやってきたんですけど、やっぱりそれだけではいけないなっていうのを3年生後期になって思ったので、少しでも自分以外のことにも目を向けるようになりましたね。


吉村自分が何かできているのかは分からないですけど、4年生として自分がやらなきゃいけないところは見えてきたかなって感じですかね。今までは上が言ったら全部それが正しいって感じだったと思うんですけど、自分たちはフレンドリーな感じで部を進めていけていると思います。あとは結構後輩の意見も聞きながら練習とかも組んだりキャプテンが工夫したり、キャプテンがいない時は浅原君が工夫してやってくれたりすごく工夫してできているかなって思います。


――浅原選手の副将としての活躍はいかがですか


鈴木自分たち4年生って結構言える人が少なくて、そこで浅原君がちょっとキレ気味に言ってくれることがあるので、すごく助かっています。でも、その分もっと自分もちゃんとしないといけないぞっていうのは伝えたいと思いますし、それは自分たちも全員そうですけどね。でもやっぱり言ってくれるっていうのは、自分たちの代ではすごく大切な存在であると思いますね。


――渡辺主将の存在はみなさんからみていかがですか


吉村真面目ですね。すごくチームのことを考えてくれているなって感じです。


浅原女の子の方の練習メニューを組むのが大変そうですね。


鈴木あとは自分にストイックですね。筋トレとかも常にしていますしね。それと男女共にストレスとか悪口とか一番聞いていると思うので、そういうところでみんなのことを考えてくれているキャプテンだと思います。


――チームの雰囲気はいかがですか


吉村試合前などにちゃんとやれるところはいいと思いますね。でも試合がない時とかは雰囲気がどんよりしちゃっていたりとか、やる気のない雰囲気が充満してしまったりしていることも今まで以上に多いかなって感じがあります。それは人数少ないのもしょうがないとは思うんですけど、どうにかして自分たちがいる間に良い方向に持って行ければいいなと思っています。


浅原雰囲気は悪くはないと思います。でもどこかしらでギスギスした部分が出てくると思うんですけど、そこを支えるのが4年生ではないかと思うので。雰囲気は悪くはないですよ。でも1番悪いのが、大会終わった後の次の日の練習。絶対だらだらなんですよ。でもそこをしめてくれるのが主将なので。その後次の日からはみんなしっかり切り替えてやり始めますしね。そのオンとオフっていうのを切り替えられるようになったのが主将のおかげでもあるんじゃないかなって思いますけどね。


鈴木僕はやる時はやるっていうメリハリがしっかりできているんじゃないかなって思いますね。けがするくらいなら休むっていう人ももちろんいますし、自分のコンディションは自分が一番分かっているので。自らやるじゃないですけど、他の大学と違ってあまり監督とかが練習メニューとかを決めないので、自分でやる力がみんな身に付いてきたチームなのではないかと思いますね。雰囲気自体は春リーグ(関東大学春季リーグ戦)とか秋リーグ(関東大学秋季リーグ戦)は優勝できなかったんですけど、インカレに向かってはいい方向に向かっているんじゃないかと思います。


――監督が決めないで学生主体の練習という点に関してはどうですか


浅原どうですかね。まあ楽っちゃ楽だよね(笑)。


鈴木僕は好きですけどね(笑)。今までは監督にメニューを決められてその中で考えることももちろんあったんですけど、練習メニューを学生で決めるってなると自分でどうやって練習しないといけないのかっていうのをもっと考えるようになったので、そういう考える力が身について僕は良いかなって、大学生らしいかなって思っています。


浅原自分で考える力ですよね。本当に。社会人になった時にどう出るかっていうのが、体育会だけどもしっかりとした社会人になるための過程を組めているのではないかと思いますね。やらされてやる練習より自分で考えてやる練習の方がいいですね。なんでもできますし。


――以前風通しが良いとおっしゃっていましたがチーム運営で気を付けていることは


浅原やっぱり部活内の風通しが良いのはそうなんですが、ルールはルールで部則っていうのがあるので、それは伝統でもあると思いますしね。それを今の状況で簡単に変えちゃっていいのかっていう部分もあります。後輩たちにこれはどうなんですかって言われても、それはそう思うんだろうけどもって。それを全て変えてしまったらどうしようもなくなっちゃうっていう、分かってもらいたい部分もあるので、そこはやっぱり言われた時に大変ですね。風通しが良いって言いたいことを言えちゃうっていう部分があるので、そういった部分が大変ですね。でも良いことの方が多いんですけどね。大変な部分は大変ですね。自分も言われてうーんってなっちゃいます。まあそうだよねって思いながら。それ言われちゃったらやばいなって感じですね。でもあとは全然良いですよ。きょう何してるのみたいな。タメ口ですからね(笑)。


鈴木間違いない(笑)。


浅原バンって叩かれたりしょっちゅうですよ(笑)。可愛い子どもたちですよ。


鈴木子どもたち(笑)。


――下級生とのコミュニケーションはたくさんとられますか


吉村今まで以上に取れていると思います。自分たちがどう思われているかどうかは分からないですけど、自分たちは積極的に話しかけたりできているかなって感じですね。上下関係のルールは意味がないと思っていたので、そういうのは極力なくしています。でも練習中はやっぱりオンとオフしっかりしないといけないと思っているので、そういうところだけはしっかりしていこうと伝えてはいます。


鈴木めちゃくちゃ取りますね。タメ口使われますもん、ほぼ全員ね(笑)。


浅原気づいたらですよ。入った当初は敬語だなって思うんですけど、気づいたらタメ口で(笑)。


鈴木同級生よりもむしろ僕ら下なんじゃないかなってくらい(笑)。そんな感じで仲はいいと思いますよ。


浅原仲はいいですよ本当に。アットホームですね。だから言いたいことも言い合えるんですよね。


――プライベートでも同級生や後輩のみなさんとは仲良くされているんですか


浅原 プライベートでね、同級生ね、なかなか遊ばないんですよ(笑)。


吉村そうですね、自分と浅原は共通の友人がたくさんいるのでみんなで大人数で飲みに行ったりとかはありますね。それこそ朋弥君はいろいろやっていて、自転車でアグレッシブにいろんなところ行ってます。彼はちょっといろいろわかんないですね(笑)。


鈴木この間4年男子で海行ってきましたよ。でも全然ないですね。同期でイベントはなかなかないです。でも後輩と遊ぶことはみんな多いよね。


吉村海楽しかったですよ。ナンパとかはせずに海を楽しみました。


浅原僕ととし(渡辺主将)、サンダル盗まれたんだよね(笑)。


吉村自分と鈴木君のはあったんですよ。でも主将、副主将のは盗られました(笑)。


浅原あとは後輩とよくつるんでますね。


鈴木自分も後輩とかの方が多いですね。


――後輩の方とは何をして遊ぶんですか


浅原僕は雅之(小野寺雅之、スポ3=埼玉栄)といつも何してるのって。カレカノの関係ですね。ずっと一緒にいますからね。「何してるの?きょう暇だよ。まさは?」みたいな。それで「え、暇だよ。どうするきょう」ってきて、「どうする?」って言うと「任すわ~」って。じゃあ「飲み行くか?」って送ると「任すわ~」って。「お前からたまには俺を誘えよ。」って言ったら、「そういう感じなんだ、はいじゃあもういいわ。」って。


鈴木なんでお前らのLINE聞いてんだよ(笑)。聞いてないわ(笑)。


浅原それがすごく楽しいんですよ。仲良しですよ。雅之とはしょっちゅう飲みに行ってますね。楽しいですよ。


――体調などは気にかけていますか


浅原ばかみたいに記憶飛ばすほど飲まないので。普通にどこか行って楽しんで飲むので、体調は悪くないですね。同期と飲むの増やしてく?でも女の子は来ないよね。


鈴木 でも卒業旅行どこか行きたいねっていうのは今計画しているんですけどね。本当にビッグイベントくらいしか同期は集まらないですね。仲悪い訳ではないんですけど、一緒に遊ぶとかはないですね。普通に練習中とか打ち上げの時とかも話すんですけど、率先してここ行こうとかはならないですね。なんなんですかね(笑)。


浅原ごはん行こうとかもならないですしね。はたからみたら仲悪いかもしれないですね(笑)。実際はちゃんと仲良いですよ。


鈴木俺は仲良いと思ってるよ。大丈夫です(笑)。


4年生で勝ちたい

――シーズンの振り返りに入らせていただきます。リーグ戦では春は準優勝、秋は3位という結果で優勝を逃してしまいましたが


吉村優勝目指していたっていうのもあるんですけど、最終目標はややっぱりインカレでそこはうまく切り替えて、だめだったところは修正して、良かったところはそのままプラスに伸ばしていければいいなという感じでしたね。だからそんなにうわ、負けてしまったみたいな感じではなくて、インカレ最後みんなで優勝しようということでいい感じに切り替えられているので、そんなに後悔はしていないです。


浅原春リーグの時って誰がいなかったんだっけ?


鈴木まさがいなくてずっと大輔たちと、大林(拓真、スポ2=埼玉栄)、みどり(緑川大輝、スポ1=埼玉栄)が。


浅原あ~やっぱそこですね。やっぱり4年の僕の力のなさですね。今回(秋季リーグ)も1勝2敗で負け越しているんですよ。春リーグは2勝2敗とイーブンイーブン、そこで勝ち越せれば勝利できたのかもしれないですし、法政戦でもそこで勝っていれば大林で勝って終了だったので、もしかしたら優勝の道があったのかもしれないです。そこらへんで頑張ってはいるんですけどそこで勝てなきゃ意味がないですね。勝ちにこだわれないといけないのかなって、そこの責任というものは感じますね。結局はナショナルの大林、緑川が勝っているので、そこの負担がかかりすぎているのもあります。やっぱりあいつらもあいつらで安心して試合ができないんじゃないかっていう、自分たちが勝たなきゃこっちも勝たないからっていうので。そこらへんで自分たちが勝てればいいと思うので最後のシーズン、インカレで出たら絶対に勝てるように、みんなから応援されるように頑張っていきたいと思っています。


鈴木春リーグは、自分は就活もあって体調とかも崩していて試合には一切出ていなくて、秋リーグも最後の1試合出させてもらったんですけど、そこで不甲斐ない試合をしてしまって勝利には全然貢献できなかったし、あとは後輩に頼りすぎてしまっていて。日本代表の3人が負けてしまったらやばいっていう雰囲気が流れてしまうので、他のところでもっと楽をさせてあげられたらなっていう思いはありますね。それは前からも言っていたんですけど、なかなか1年かけて克服できたかって言われるとできていないと思いますし、そこは最後のインカレで4年生が最後しっかりと勝って少しでも楽をさせて優勝したいなと。悔しさをばねにつなげていきたいですね。


浅原あいつら出さないで勝つから。


鈴木はい(笑)。最後4年生で全部勝ちます。


――鈴木選手は特に就活などで練習に行けないことも多かったと伺いましたが両立は大変でしたか


鈴木僕はもうバドミントンの道では進まないっていうのは大学に入った時点で決めていて、だったらもうその分自分は就職したいところで働きたいと思ったのでそこはバドミントン以上に本気で半年以上取り組みましたし、ここで両立させられるほど器用ではないと思ったので、その時は就職活動に専念して終わったらバドミントンにまた専念しようという気持ちで頑張っていましたね。両立は難しいですね、できる人はやっぱりうまいと思うんですけど、自分と見つめ合った時に大切なのは就職活動だと思ったので、その時は就職活動を頑張っていました。


――浅原選手は将来の予定は


浅原 僕は実家に戻る予定です。実家は宮城県でそこで働くんですけれども、正直東京に残りたかったんですよ。東京に残りたい理由はみんなと飲める、ただそれだけです。会社がどうであろうとバドミントンを続けていくのかもしれないですし、多分続けないのかなって感じなんですけど、僕の中ではどこへ行こうが自由にその環境で楽しみたいなっていう感じですね。その場を楽しんで、良い人生で終わりたいです。


――東日本学生選手権では団体連覇を果たしましたがインカレに向けてはずみはつきましたか


浅原そうですね。はずみはついたんじゃないですかね。


鈴木去年も春リーグと秋リーグは勝てなかったんですけど、東はちゃんと優勝して、そういったルーティンじゃないですけど、良いルーティンで回っているのかなって思っていて大丈夫だと。また気持ち引き締めて頑張りたいと思いますね。


浅原全員4年生でいきます!


吉村そうですね。団体戦ももちろんそうなんですけれども、個人も最後だったのでやはり勝ちたい気持ちは今まで以上にあったので、硬くなってしまうところも少しあったんですけど、1つ1つ大事に試合に取り組んだ結果が出たと思います。でも結果には満足していなくて、インカレでしっかり結果を出せるように今から頑張りたいなってところですね。


――夏合宿に関してですがすごく走りこんだそうですね


浅原走りこみましたね。いっぱい走りましたよ、もう死ぬかと思うくらい。きつかったです。


吉村きつかったですね。でも今までとどっちがきつかったかって言われると分からないですけど、自分たちが今年初めての試みで行き帰りのランニングっていうのを新たに取り入れてみました。そこも自分次第だと思うんですけど、しっかり追い込めた人は追い込めたと思いますね。


――夏合宿は1日どういった練習をするんですか


浅原監督さんがいるんで中2日間くらい練習メニュー組んでやるんですけどその日が一番きついですね。何が一番きついかって精神面。とにかく長いんですよね1つのメニューが。1時間1時間やって、ダッシュやってランニングで帰るんですよ。もう地獄ですよ。


鈴木やることが毎年同じなので、もうやることはわかっているんです。やっぱりそうすると技術の面じゃなくても精神面が鍛えられると思いますね。


浅原そうそう。でもそこで弱音を吐いちゃうとだめだねって話をしたんでそこはしっかり。


鈴木だるいなって言葉に出したらやっぱりチームの雰囲気にも影響するのでそこは気を付けていましたね。もしきつくても言葉には出さず内に秘めてやることやっていれば後輩たちもついてきてくれると思ったので、4年生はそこを気を付けていました。


浅原すごくきつかったです今年。泣きそうになりました。


――その分成長は感じられましたか


吉村そうですね。オンとオフは自分の中でもしっかりと決めてできていましたし、宿舎でもめちゃくちゃ楽しかったので、そういったところでオンとオフ付けられましたね。あとまだ自分はその時就活中だったのでそういうちょっとした勉強とかも時間見つけてできたので、トータル含めて良い時間を過ごせたなって感じです。


鈴木僕は夏合宿はチームの雰囲気を高める1番良いものだと思っています。技術面、精神面もあると思うんですけど、みんなで頑張ろうっていう団結力は1番成長した合宿だったのではないかと思います。宿舎にカラオケとかもあってみんなで夜遊んだり、歌ったりして、楽しみながら合宿をしていたのですごく良い合宿だったと思います。


吉村団結力もそうですね。みんなであほする時はあほして、練習頑張る時は練習頑張って、しんどい時とかもみんなで声かけあいながら頑張るっていうのが今のチームにはあると思うので、そういう時間を増やして、グダグダする時間を減らしていけるように残り自分たちがいる間に何かできればなって思っています。


浅原そうだね、団結力だね。最後にみんなで写真撮ったんですけどすごく良い写真だなって思いました。久しぶりに夏合宿が楽しかったですね。


鈴木自分は毎年結構楽しいんですけどね(笑)。みんなで夜とか遊ぶの楽しいので。でも今年が1番楽しかったかなあって。最後良かったですね。


浅原みんなで盛り上げられると頑張れるからね。帰ったらカラオケあるし(笑)。あとちょっとだし頑張ろうって。行き帰りランニングなのでだるくなっちゃうと諦めちゃうけど、そこで誰かがしっかりひっぱたいてくれると頑張れますし。僕も本当にランニングは大嫌いで。自分の中ではすごく頑張っていたんですけど、みんな速かったですね(笑)。かっこいいなって思ってみんなのこと見ていました。でも本当に団結力を鍛えられたのは、いっぱい走ってみんなで追い込んだので、団結力が強まったのはそこですね。


鈴木みんなで声かけあいながら、いつもの練習よりも「頑張れ!」「ファイト!」とか声かけあいながら練習するので、盛り上がりもやっぱり合宿の方がすごいですね。


――応援の力はやはり大きいですか


鈴木やっぱりやらなきゃいけないってなるので。例えば「朋弥ファイト!」って言われたら「ファイトー!」って言ってやるので、そういうのは合宿ならではのものですね。


浅原応援されるとやっぱり頑張れますよね。


――最後の夏合宿ということで感慨深いものはありましたか


浅原そうですね。自分の中で1番楽しんでいたのが合宿後の打ち上げで、すごくいつも楽しくて。楽しいことが待っている分追い込んで頑張れたし、感慨深い部分もありましたね。やはり今回は最後ですしね。もうみんなとこういうことができないのかって思うとちょっと寂しくはなりましたね。でもそんなに思うところはなかったです(笑)。でもやっと終わったっていうよりかは、もうできなくて寂しいっていう方が強かったです。


鈴木自分も今までは合宿というときついものとしか考えていなくて早く終われって思っていたんですけど、いざ4年生になってみるともう終わってしまったのかっていう気持ちはすごく強くて、しかも一緒に同じ練習メニューに本気で取り組むってことは今後の人生であまりないと思うんですよね。社会人になって研修とかはあるとは思うんですけど、みんなで必死に練習して汗かいてっていうのはなかなかもうないと思うので、そう思いながら練習していた時もあって感慨深いなあ、寂しいなあって思いつつ、自分のバドミントンもこれで終わってしまうんだなあっていうのはありましたね。1番は寂しくなりましたね。ちょっとですけど。いやちょっとは嘘かな(笑)。


吉村部屋とかではみんなで「最後だね。」とか話しましたね。自分結構合宿とかはエンジンかけすぎて体調崩してしまうんですよね。だから最後までいたいと思っていたので、今年は最後までいることができてすごくうれしかったです。


浅原みんなですごい心配してましたよ。初日からすごいテンション高くて絶対のりいなくなるわって(笑)。


吉村めっちゃ楽しかったんですよ(笑)。


鈴木あと最終日洗濯物たたんだの4年生なんですよ。4年生で最後初心に帰ろうってなって、1年生のありがたみを感じました。いつもは1年生とあと2年生が手伝ってやってくれているんですけど、やっぱり1年生の頃やったものも4年生だと薄れてきてしまうので、再度確認出来て改めてありがとうって気持ちになりました。


――やはり最後の夏合宿ということで今までとは違った感情があったんですね


鈴木そうですね。今までは先輩が抜けていくっていっても自分たちはまだ続いていくんで終わる感じはしなかったんですけど、急に終わってしまうんだっていうのはありましたね。やりきりたいなっていうのがありました。


「1点1点を大切に1試合1試合取り組んでいきたい」

――鈴木さんはペアの方が変わって後輩の方と組んでリードしている場面が見られますが意識している点はありますか


浅原俺それ初めて聞く!


鈴木自分もプレーはリードしてもらっている側かなって思っていて、友金(利玖斗、スポ2=兵庫・神戸村野工)の方がうまいし、彼の方が勝負どころも強いと思っているので。彼がやりたいようにやってかつ自分もやりたいようにやれば絶対うまくいくダブルスだと思っていたので、自分が心がけていたのは雰囲気作りっていうものですね。自分も結構試合中ミスとか続くと自分にキレてしまうこともありますし、彼も相手や自分にキレてしまうことがあって気持ちの面でコントロールしにくい選手だったので、そこは自分が4年生として先輩としてリードしていかなければいけないなと思っていました。ラリーの間とかにこうやっていこうとか声をかけて、逆に俺に言うことあったら全部言っていいからって言ってなるべくコミュニケーションをとるようにして、でもプレーは引っ張ってもらいつつ引っ張り合いながら、お互いが引っ張り合ってやるようには心がけていましたね。


――浅原さんと吉村さんのダブルスは自分たちの勝ち方が見えてきている印象ですが


吉村そうですね。やはり自分はチャレンジャーなので、彼はもともとインターハイ2位っていう結果を持っていて結構最初プレッシャーだったんですけど、一緒に頑張れるのはこいつだなって思いますね。途中ペア替えとかもしたんですけど、結局自分が浅原君ともう一度頑張ろうってなって。構えて入るっていうよりは、自分たちはチャレンジャーとしてどんどん声出したりとか、アクティブにいければ、自然と点数とか試合の流れっていうのはついてくるものなのかなっていう風には思っています。でも実際はそんなに甘くないところもありますね。そこは要所要所自分たちで話し合いながら。


浅原まあ結論は僕のサーブ次第なんですよね(笑)。そこで連続ポイントになるか止まるかで流れが一気に変わりますからね。僕と徳仁君は試合の入り方っていうのを心がけていますね。最近は自分とのりがやるべきことは何なのかって考えた時に、やっぱり僕が前に入ってのりは後ろ行くっていういつも通りの点が取れるパターンを作れていればしっかり点数取れると思います。4年間の中でダブルス組んで試合出てってずっとやっているのでやっぱり信頼関係とかは4年になってもっともっと強くなりましたかね。お互い言いあって。でも勝ち方はまだ全然分かっていないですね(笑)。そこででもうまくローテーションができたら自分たちがポイント取れるっていう感じなので、ポイントの取り方は分かってきたかなあって感じですね。試合出た時に応援されるのが1番気持ちがいいです。この前の中大戦の時も僕の中で諦めようとしていたんです。2ゲーム目勝ちゲームだったのにひっくり返されてファイナルになった時に、ファイナルの出だしで0-5くらいでぱーんといかれちゃってもう無理だって思ったんですよね。でも後ろのベンチで「頑張れ!集中しろ!」って言われたので、これはダメだって思って集中して頑張れました。やっぱり応援があるからこそ僕も頑張れますし、試合出ている人が頑張っていなかったら応援もしっかり応援できないと思うので、ベストを尽くして頑張ろうぜって2人でお互いにできていますね。徳仁君は心配性だから情緒不安定なので(笑)。可愛いですよ(笑)。信頼関係が強くなりましたね。特に4年生同士では。男子はね(笑)。


鈴木いや別に女子も仲いいんですよ(笑)。女子同士も仲良いし女子と男子も仲いいんですけど特にって意味で、仲悪い訳じゃないですからね(笑)。特に男子が仲いいだけで、本当に4年生全体仲良いのは間違いないです!そこは大丈夫です!言い方がね(笑)。


浅原そうそう(笑)。だって4年だけで海行くんだもんね。あほですよ(笑)。すごく楽しかったなあ。でも本当に信頼関係は強くなっていますね。やっぱりナショナル軍団3人ばっかに任せてられないっていうのがあるのでそこらへんで強くなっていますね。


――インカレの組み合わせが出ましたがご覧になっていかがですか


浅原2人で見て「ここ強いね」とか話すんですけど、自分たちも総合(全日本総合選手権)出たいねって話すので、三上・霜上(日体大)に勝たなければいけないですね。まあ勝ちたいのもありますけど、やっぱり1歩1歩毎回の試合で全力でベストを出せるように、高みを目指すのは良くないと思うので足元すくわれないようにがっついて勝ちにこだわって頑張っていきたいですね。負ける気はさらさらないので!


吉村シングルスもダブルスもそんなに簡単な山ではないので、勝ちを見すぎてしまうと自分は多分硬くなってしまうので、1点1点を大切に1試合1試合取り組んでいきたいです。あとそのために試合前からしっかりと準備をしていきたいと思っています。


――団体戦の方はいかがでしたか


鈴木団体戦は、準々決勝は見ていないんですけど、準決勝は日体大とか筑波とかですし、決勝では本当にどこが上がってくるかも分からないです。リーグ戦でも勝ったり負けたりの大学ばかりで、とりあえずその時の調子とかタイミングとかで勝ち負けが決まると思うので、1戦1戦をしっかり戦い抜いてチームの雰囲気を高めつつ、しっかり戦ったら優勝できるチームだと思っています。


浅原応援でも盛り上げていきたいです!


――団体戦では日本代表のメンバーを中心としての勝利が多いですが自分たちで勝ちを取りたいという思いはありますか


吉村ありますね。もちろんナショナルに頼ってしまうところもあるんですけど、正直あんまり頼りたくはなくて、自分たちでやっぱり勝てればベストですね。それこそ4年生4人が全員出て全部ポイント取れればそれが最高なんですけど、ナショナルの力もお借りしながら、自分たちが試合に出られなくても応援とかで盛り上げたいです。自分たちが落ち込んでいたらチームの雰囲気も下がってしまうと思うので、自分たちで味を出しながらチームを盛り上げていければなと思います。


――インカレまでに修正していきたい点や目標は


浅原サーブ!以上!


鈴木僕は個人戦は出られなくて。本当は個人戦めちゃくちゃかけていたんですけど、東日本で負けてしまって出られなくて正直今も立ち直れていない部分があります。僕のバドミントン人生は残り1ヵ月なのでもうくよくよしていられないって思いつつも、まだ立ち直れていなくて。ここで残り1ヵ月しかないからもうやるしかないなって気持ちで最後やるしかないと思います。もし団体戦で出させていただく機会があれば、それはしっかりと勝利で貢献してチームを優勝に導いていきたいなと思っています。


吉村もう技術ってそこまで上がるわけではないと思うので、リーグとかでここダメだったなというところだとか、今自分けがをしていてあまり思うように動けないのでそこをしっかり治して試合までにベストな状態に持っていけるようにっていうちょっとした部分を大事にしていきたいです。やっぱり一番大事なのは気持ちだと思うので、気持ちの部分をしっかり落ち着かせたり、試合までに精神状態を安定させたりだとかを考えて頑張っていこうかと思っています。


後輩に向けての思い

――ラストシーズンを迎えた今の心境は


浅原もう終わりかって感じですかね。楽しみたいなあって思いながらも、ラストシーズン迎えてというのは特にはあまりないですかね。後輩たちに頑張れよって感じですかね。俺らが抜けてやっぱり人数が少なくなるじゃないですか。小野寺君がキャプテンになるんですけど、その小野寺がほとんど日本にいないってなった時にどうやって引っ張っていくのかなって感じですね。今の部活のみんなは十人十色なので、あの個性豊かな後輩たちをちゃんとまとめられるのかなっていう心配はあります。川本(寛樹、文構3=埼玉・早大本庄)がどう成長していくのか今後期待していますね。人数少ないし、入ってくるかも分からないし、毎年入ってくるより抜ける方が多いので心配ですね。去年とかも穂(古賀穂、平31スポ卒=現NTT東日本)君たちの代10人いたのに抜けたので、そこらへんが心配です。今後チームでリーグ戦に出られるのかっていうのと、ナショナル3人いなくなった時にもっと少なくなるので心配です。


鈴木最後はインカレで男女アベック優勝して、うれし涙を流しながらみんなで笑って終わりたいって思っています。でも自分たちの代だけではなくて下の代、その下の代にも、自分たちの代がもし優勝したら3連覇なので次は4連覇5連覇ともっと偉業になってくるので、どこも達成したことがないような偉業をもっともっと開拓したほしいという気持ちもありますし、最後は自分たちもしっかりやりきって終わりたいって思っています。


吉村緊張するっていうより最後だからどうっていうわけじゃないんですけど、思いっきり自分らしくプレーしていきたいと思っていて、どんどんチャレンジャー精神を大切にして頑張っていきたいと思っています。


――4年間を振り返って改めて早稲田のバドミントン部はどのようなところだと思いますか


浅原楽しい!自分で考えられる、人間が成長できる場だと思いますよ。周りを見るようになりますね。やっぱり普通はいつも監督が見てくれていて評価するので。でも学生主体でやるからどうやっているのかなとかどう考えているのかなあって周りを見るようになりますね。余計にコミュニケーションも増えたりして本当に周りを見るようになりました。


鈴木僕は自分のやりたいことに全力でチャレンジできる場所だと思っています。例えばバドミントンで日本代表になってもそっちの練習に行っても何も言われない環境や、自分で言えば就活とかを本気でやっても監督や同期もあたたかく見守ってくれますし、あとは今休部している田中敬一郎(社4=シンガポール・早稲田渋谷シンガポール)も自分の勉強したいって言ってバドミントン以外のところでも頑張れているっていうのはバドミントン部ならではのものなのではないかと思います。もちろんバドミントンがベースにあって他のやりたいことにも全力でできるし、バドミントンも全力でできるのですごく視野が広がるところだなって思います。バドミントンだけじゃなくていろいろなやりたいことを見つけられる場所だと思いますね。


浅原本当に成長できる。人間力を成長させられる場所です。


吉村他の大学と違って、自分たちがチームのために考えて、自分はこういうところが弱いからこういうところを練習しなければいけないっていうのを常に自分で考えて行動しなければいけないので、そういう部分では入学前からみんなもそうだと思うんですけど、考える力とか自己管理とか他の大学よりはみんな身についているのではないかなと思います。どうですかね?


浅原そうだと思う。みんなそんな感じですよね(笑)。


鈴木みんな同じだね(笑)。


――早稲田のバドミントン部、大好きですか


鈴木大好きです!入って良かったです。


浅原大好きだね!入って良かったです。後悔はないです!最初の1、2年はうっとうしいなあって思っていましたけど、結果なんだかんだ好きになっていましたし良かったと思いますね。最近強く思います。


吉村はい!入って良かったです!バドミントン的なところで成長できたかは分からないですけど、考え方とかではすごく成長できたと思っています。


鈴木中高時代が良かったって思ったこともあったんですけど、今終わりかけになって考えてみるとやっぱりここで良かったなって思いますね。


――最後にもうすぐ代替わりを迎えるということで後輩たちに伝えたいことは


鈴木まず今までありがとうっていうのは伝えたいし、その後に自分のやりたいことを見つけて全力で取り組んでほしいしですね。あとはインカレ、今後はOBとして本気で応援しますし、もう絶対にできると思うんで全力で頑張ってほしいと思います!


浅原感謝ですね。大ちゃん大ちゃんって、子どもみたいに可愛いなって思っていました。僕がよくしてもらっていたっていう感じなので、楽しく最後の1年というものを共に過ごせたと思うので本当に感謝したいですね。あとは僕たちが抜けた後にどうリードしていくのか楽しみですし、キャプテンによってチームの色っていうのもすごく変わってくると思うのでそういったところを見たいっていう楽しみでもありますね。やっぱ応援したいっていうのもありますし、期待もありますしもっと自信もってやってくれたらなって思います。


吉村やっぱりどうしてもだらだらしてしまうこともあると思うんですけど、そこをやっぱりやることやってから遊ぶとか、やることをおろそかにしないで、遊びもバドミントンも勉強も全部本気でやってほしいなって思います。


――ありがとうございました!

(取材・編集 渡邉彩織)


3人それぞれのインカレ、バドミントン人生に向けて熱い思いを書いてくれました!

◆浅原大輔(あさはら・だいすけ)(※写真中央)

1997(平9)年5月15日生まれ。174センチ。宮城・聖ウルスラ学院英智高校出身。スポーツ科学部4年。まるで子どものようだ、と後輩との仲良しな様子を語ってくれた浅原選手。インカレではショートサーブを決め、全日本総合選手権への出場権を勝ち取ってくれることに期待です!

◆吉村徳仁(よしむら・のりひと)(※写真右)

1998(平10)年2月26日生まれ。169センチ。富山・高岡第一高校出身。スポーツ科学部4年。インカレでは4年生全員の力で最高の結果を収めたいとお話ししてくれました。応援番長としてのチームの盛り上げにも注目です!

◆鈴木朋弥(すずき・ともや)

1997(平9)年12月25日生まれ。171センチ。宮城・聖ウルスラ学院英智高校出身。商学部4年。今年度は自分の目標に向かってバドミントンとの両立に励んできた鈴木選手。インカレ男女アベック優勝にかける思いについて語ってくれました。文武両道に加えて、今はペン習字を勉強中。