「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦。予選勝者で世界136位の内山靖崇(日本/北日本物産)が世界45位ラドゥ・アルボット(モルドバ)を6(2)-7、6-3、6-4で下し、同大会自身初のベスト8進出を果たした。試合時間は2時間25分。

両者はツアー本戦では今回が初対戦だったが、ツアー予選や下部大会では過去3度対戦しており、内山の1勝2敗。内山が粘りを見せてツアー本戦の舞台での勝利を掴んだ。

第1セット、先にブレークを喫した内山だが、すぐに追いついてタイブレークに持ち込む。しかしそこでアルボットからなかなかポイントを奪うことができずに落とす。

第2セットでは、先に内山がブレーク。ブレークバックを喫するも、すぐさま更にリードを作った内山が第2セットを奪い、粘りを見せた。そしてその勢いのまま第3セットの序盤でも内山はブレークに成功。そのリードを保ち、逆転勝利をものにした。

試合後のオンコートインタビューで内山は「信じられないです。本当にタフマッチだったので、勝ちきれて良かったです」と喜びを口にした。

試合については「第1セットの落とし方が悪かったので、心を100%切り替えてまた最初からという気持ちで。その切り替えが上手くいったかなと思います」と振り返った。

そして観客に対して「本当にみなさんありがとうございます。最後の方は体力がかなり尽きかけていましたが、みなさんの声援のおかげで持ちこたえることができました。まだこの後、ダブルスがあるので。まずはちょっと休ませてください」と笑いを取りながらも感謝を伝えた。続けて「この後も添田選手、西岡選手が続くので頑張ってもらいたいと思います」と、同郷選手2人にエールを送った。

今年の「楽天ジャパンオープン」では内山、添田豪(日本/GODAI)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、ダニエル太郎(日本/エイブル)の4人の日本勢がシングルス初戦を突破する快挙。さらに2回戦に最初に臨んだ内山は、ベスト8に一番乗りした。この後2回戦に挑む他の日本勢も内山に続けるか注目だ。

勝利した内山は、この後に行われるライリー・オペルカ(アメリカ)とジル・シモン(フランス)の勝者と準々決勝で対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での内山