東都大学野球1部リーグ第6週3試合と、2部3部、3部4部の入れ替え戦の計5試合をスポーツブルで無料ライブ配信することが決定!1部リーグ第6週の対戦カードは亜細亜大ー駒澤大、東洋大ー國學院大、中央大ー立正大。プロ野球ドラフト会議を直前に控え、…

東都大学野球1部リーグ第6週3試合と、2部3部、3部4部の入れ替え戦の計5試合をスポーツブルで無料ライブ配信することが決定!1部リーグ第6週の対戦カードは亜細亜大ー駒澤大、東洋大ー國學院大、中央大ー立正大。プロ野球ドラフト会議を直前に控え、優勝や入れ替え戦など今季の順位を大きく左右する重要な週となる。ライブ配信ページはこちら

東都大学野球は、関東地方で2番目に古い大学野球リーグだ。今季限りで引退を表明した阿部慎之助選手(現・読売ジャイアンツ/中央大学OB)のほか、松田宣浩選手(現・福岡ソフトバンクホークス/亜細亜大学OB)、鈴木大地選手(現・千葉ロッテマリーンズ/東洋大学OB)、山﨑康晃投手(現・横浜DeNAベイスターズ/亜細亜大学OB)など、長い歴史の中で数々のプロ野球選手を輩出してきた。

今回は、背景を知ればライブ配信がもっと楽しめる!東都が持つ魅力をお伝えする。

一勝にすべてを賭ける!最大の特徴「入れ替え戦」

東都の大きな特徴は「入れ替え戦」があること。同じく明治神宮球場で開催されている東京六大学野球リーグが慶應義塾大、明治大、法政大、東京大、立教大、早稲田大の6校で固定されているのに対し、東都は1部から4部まであり、シーズン終了後にはリーグの昇降格をかけた入れ替え戦が行われる。1部は明治神宮球場でプレーできるが、2部以下は大学グラウンドや地方球場で試合をしなければならない。特に2部から1部への昇格が難しく、その枠を巡って毎季激しい闘いが繰り広げられてきた。シーズン毎に所属大学の顔ぶれが変わる可能性があるため、前年の優勝校がリーグ降格したり、リーグ昇格したばかりのチームが“下克上”を起こすことも珍しくない。こうした背景から各大学のプレーは非常にレベルが高く、野球ファンは東都を「戦国」と評する。

※ホームインした仲間を迎える中央大の選手たち。2004年秋季以来の優勝に向けて、現在首位を走っている(※10月7日時点)

甲子園のスター選手たちが明治神宮球場で活躍!

近年非常に盛り上がっている高校野球だが、甲子園のスターたちも数多く東都でプレーしていることをご存知だろうか。たとえば、昨夏の100回大会で甲子園通算100勝を達成した龍谷大平安(京都)。小柄ながらも3番打者としてチームを支えたのが松本渉選手だ。今春東洋大に入学するといきなり1番打者を任され、俊足を活かした攻撃を展開している。東洋大には他にも智弁学園(奈良)センバツ初優勝の立役者・村上頌樹投手や納大地選手が在籍し、来年のドラフト指名を待つ。高校野球で名を馳せた選手たちが、厳しい環境の中でさらに成長していく姿を見られる点も東都の醍醐味だ。

※1年生ながら東洋大のリードオフマンを任される松本。今春はリーグ新人賞を獲得した

俺たちが応援を盛り上げる!球場に響く選手の声にも注目

六大学は「コンバットマーチ (早稲田大)」や「ダッシュケイオウ(慶應義塾大)」をはじめ「不死鳥(東京大)」、「神風(明治大)」など各大学にオリジナル応援曲があり、観客と応援団が一体となって選手たちを応援する。しかし、平日の明治神宮球場を盛り上げるのは統率のとれた応援席ではない。ベンチや応援席にいる選手たちの声だ。

三振をとれば投手が雄叫びをあげ、安打や四球で出塁した際には、野手たちが塁上で喜びをあらわにする。ホームインすれば、チームメイトから手荒い祝福を受ける。ベンチも声を枯らして応援し続け、試合終了の瞬間まで絶対に諦めない。そこにあるのは、“負けたら終わり”の世界だ。大学野球の聖地・明治神宮球場でプレーし続けるために、1つでも多く勝ち続けていく。トーナメント制の高校野球とも、プロ野球や同じ大学野球である六大学とも異なる熱気を、ぜひライブ配信を通じて感じ取っていただければ幸いである。

※イニング間に声出しを行う亜細亜大の選手たち