■「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月28日~10月6日/ハードコート)10月1日の大会4日目。女子シングルス2回戦で、第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が予選勝者の世界82位アンド…

■「チャイナ・オープン」(中国・北京/9月28日~10月6日/ハードコート)

10月1日の大会4日目。女子シングルス2回戦で、第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が予選勝者の世界82位アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)に6-2、6-0で圧勝。同大会2年連続の3回戦進出を決めた。

約5年ぶりの対戦となった両者だが、今回は大坂のサービスゲームが絶好調。ファーストサーブのポイント獲得率は91%、セカンドサーブでも69%を記録。ピンチは1本のみで、1時間かからずに勝利を掴んだ。

また、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は世界37位のユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-4、6-2のストレートで勝利した。

■「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)

大会2日目の男子シングルス1回戦で、日本男子勢が活躍した。

ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界127位ダニエル太郎(日本/エイブル)は、第2シードの世界14位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)を撃破。フルセット2時間39分の激闘を制し、5度目の同大会出場で初勝利を飾った。

勝利したダニエルは、試合後のオンコートインタビューで「相手も少し緊張していてミスも多かったんですが、チャンスを握って、やっと東京で初めて勝てて嬉しいです」と喜びを語った。

予選勝者で世界136位の内山靖崇(日本/北日本物産)は、第4シードの世界23位ブノワ・ペール(フランス)に6-2、6-2で圧勝。内山はこの試合隙のないサービスゲームを展開し、相手ペールは最後のゲームでは戦意喪失したようなプレーだった。

そして、同大会に初出場の世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がいよいよシングルスに登場。予選勝者のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)をストレートで下し、王者の貫禄を見せつけた。

初めて日本のファンの前でシングルスを戦ったジョコビッチは、試合後のオンコートインタビューで「こんにちは。ありがとう」「来てくれてありがとうございました」と日本語で挨拶。会場の観衆から大きな歓声が上がっていた。

■「ATP500 北京」(中国・北京/9月30日~10月6日/ハードコート)

大会2日目。男子シングルス1回戦、世界503位のアンディ・マレー(イギリス)が第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を7-6(2)、7-6(7)で破った。股関節の手術後としては、前週の「ATP250 珠海」に続きツアー本戦シングルスで2勝目を挙げた。

そのほか、第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がそれぞれ勝利し、2回戦へ駒を進めた。

◇   ◇   ◇

【10月1日 主な試合結果】

◆「チャイナ・オープン」

女子シングルス2回戦

〇[4]大坂なおみ(日本/日清食品)6-2、6-0 ●[Q]アンドレア・ペトコビッチ(ドイツ)

〇[1]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-4、6-2 ●ユリア・プティンセバ(カザフスタン)

◆「楽天ジャパンオープン」

男子シングルス1回戦

〇[WC]ダニエル太郎(日本/エイブル)6-4、4-6、7-6(5) ●[2]ボルナ・チョリッチ(クロアチア)

〇[Q]内山靖崇(日本/北日本物産)6-2、6-2 ●[4]ブノワ・ペール(フランス)

〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-4、6-2 ●[Q]アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)

男子ダブルス1回戦

○[Q]ディビジ・シャラン(インド)/オーサム・シタック(ニュージーランド)6-2、6-3 ●[WC]Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)

◆「ATP500 北京」

男子シングルス1回戦

〇アンディ・マレー(イギリス)7-6(2)、7-6(7) ●[8]マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)

〇[1]ドミニク・ティーム(オーストリア)6-4、6-1 ●リシャール・ガスケ(フランス)

○[3]ステファノス・チチパス(ギリシャ)4-6、6-3、6-4 ●ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「チャイナ・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)