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「連携に関しては、遅かれ早かれ築けるもの」

2018-19シーズン中にニックスからマーベリックスにトレードされたクリスタプス・ポルジンギスは、今年のオフに5年1億5800万ドル(約169億円)のマックス契約を結んだ。

2018年2月に左膝前十字靭帯断裂という重傷を負い、昨シーズンを全休した選手に対する契約としては超高額だが、マブスの期待の表れでもある。ポルジンギスは、膝のリハビリを続けながらバルクアップにも取り組み、欠場する以前より一回りも大きな肉体を手に入れた。

彼はメディアデイでの会見で「オフの間に猛練習したからね」とコメント。肉体改造の効果を実感しているものの、「年齢を重ねて、キャリアを重ねていけば、身体が大きくなるのは自然なこと。体重が少し増えただけで、まだ何も成し遂げていないから」と、謙遜した。

このオフには、カワイ・レナードとポール・ジョージ、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックという強力なデュオが西カンファレンスに誕生した。マブスもまた、今後はポルジンギスと昨シーズンの新人王に輝いたルカ・ドンチッチのデュオが中心のチーム作りを推し進めていく。

ドンチッチとの連携について、ポルジンギスは「僕たちはお互いに欧州出身で、お互いにスペイン語を話せる。ケミストリーを築くのに役に立つし、ルカはチームメートのプレーを引き出せる選手で、パスを優先するタイプ。連携に関しては、遅かれ早かれ築けるもの」と答えた。

221cmという長身ながら、技術レベルも高いポルジンギスだが、18カ月ぶりの実戦復帰に不安がないわけではない。身体を大きくしてフィジカルを強化できても、プレーのリズムに関しては試合でしか養えないからだ。

本人もそのことを自覚し、「重要なのは、リズムを取り戻すこと。特に現代のNBAはハイペースなので、早くシュートを打つ必要がある。以前やれていたことを、さらに上のレベルでできるようにならないといけない。とにかく実戦形式の練習を積んで、感覚を取り戻したい」と語った。

今シーズンの目標を「プレーオフ進出」と言い切ったポルジンギスの表情、コメントからは、復帰を心待ちにしている様子が伝わる。ダーク・ノビツキーが引退し、マブスは世代交代の時を迎え、ポルジンギスとドンチッチにチームの将来を託した。

復帰1年目からインパクトを残せるかどうか、再び走り始める『ユニコーン』のパフォーマンスに注目したい。