「楽天ジャパンオープン」(日本・ 東京/9月30日~10月6日/ハードコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、世界37位のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を4‐6、7‐6(4)、6‐3で破り、同大会本戦初勝利を飾った世界133位の添田豪(日本/GODAI)が試合後の記者会見で思いを語った。

添田は「第2セットを取って、第3セットの出だしをリードしてからいけるかもしれないと思いました。あまり意識すると良いプレーにつながらないので、そんなに試合中はあまり強く意識しませんでした。勝ってからその実感が湧きました」と試合を振り返った。

新しくなった有明コロシアムでの試合については「僕にとってはすごくやりやすかったです。他の外国の選手にとってもやりやすいコートなんじゃないかなと思いますね」「先週から日本で練習していました。ボールにも慣れて、有明でも木曜から練習していて試合に臨みました。いつもこんなに多くのお客さんのいる前ではしていなかったので緊張もしましたが、焦らずにプレーしようと心がけました。1ポイント1ポイントじっくりと、自信を持ってやろうと決めていたので、それが最後に良い形になったと思います」とも語った。

35歳の添田にとってこの勝利は本戦13度目の挑戦で初めてつかんだもの。「ここ2、3年、特に去年は予選に出られなかったですし、ランキングも高くなかったので自分の中で遠い大会になっていたと思います。勝つには今年しかない、勝つのは今年が最後かもしれないと思ったので、とにかく勝ちたかったという思いがありました」と、その強い思いを明かしている。

35歳という年齢については「前よりは上手くなっている気がします」と笑う添田。「技術的には高くなっていると思います。体力的にはあまり変わらないんですが、リカバリーとかはもちろん若いときの方がいいんです。メンタル面だとか技術面だとかは以前よりもすごく良い状態になっていると思います」と、まだまだ現役で行けるという気持ちを語った。

また添田は選手会の会長としても活動をしている。そのことについては「自身の活動よりも、もっと大きい目で見られるようになってきたので、どこかしらでプラスになっているのかな、と思います。若い選手もちゃんと意識を持って行動しているなっていうのを感じますし、それに僕も気づかされたというか。忙しかったですが、自分のテニスにとってもプラスになったと思います」と振り返った。

そしてオリンピックにも出たいのでは、と聞かれると「やっぱり出たいですよね。でも、僕の中ではグランドスラムというのが一番の目標としていて、その延長線上にオリンピックというのがあって。来年は特に東京なので、出たいという思いもありますが、グランドスラムという軸はぶれないと思います」と、あくまでグランドスラムに向けて頑張るだけだ、と伝えた。

本戦初勝利を飾った添田の2回戦の相手は、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と予選勝者のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)の勝った方となる。

添田は「新しい有明ではまだ1勝0敗なので、負けないように。次はどっちの選手が勝つか分からないですけれども、もしかしたらジョコビッチ選手かもしれないので。まだ分からないですけれども、こんなに素晴らしい機会はないのでテニス人生をかけて頑張りたいと思います」とオンコートインタビューで語っている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での添田

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)