学生日本一を決める全日本学生体重別選手権。明大からは計10選手が出場。90キロ級の増山香補(政経3=修徳)が圧巻の柔道を披露し初優勝すると、同じく90キロ級の清崎竜平(政経3=鎮西)、73キロ級の西園航太(法4=長崎日大)がベスト4と大健闘。また81キロ級山の山本康生(商4=崇徳)、90キロ級の神鳥剛主将がベスト8と計5選手が講道館杯出場権を獲得した。

◆9・28〜29 全日本学生体重別選手権(秋田県立武道館)

▼60キロ級

羽田野航――3回戦敗退

末松――1回戦敗退

▼66キロ級

東――3回戦敗退

▼73キロ級

西園――ベスト4

▼81キロ級

山本――ベスト8

森近――2回戦敗退

▼90キロ級

増山――1位

清崎――ベスト4

神鳥――ベスト8

▼100キロ級

藤鷹――2回戦敗退

 学生柔道界にその名をとどろかせた。昨年度、ケガに苦しんだ増山にとって2年越しの出場となった今大会。1回戦こそGS(ゴールデンスコア)までもつれ込むも、得意技の背負投げがさく裂し、続く2回戦から決勝まで全て一本勝ちと向かう所敵なし。その連戦連勝ぶりに「学生のランクからは完全に頭一つ抜けている」と中濱真吾監督も大絶賛。目標である〝講道館杯優勝〟に向けて、着実に歩みを進めている。

 一方、清崎は自身初の3位入賞を果たした。大学入学後、結果に恵まれない中での今大会は「柔道人生の中で一番成長できた」(清崎)。準々決勝以降は得意の背負投げを連発し、相手の技に動じない堂々とした柔道を披露してみせた。

 各選手、試合が続く10月。増山、神垣和他(商2=崇徳)、末松賢(商2=愛知県私立大成)が世界ジュニア選手権を控える一方、部としては全日本学生体重別団体優勝大会も待ち構える。このチームでは最後の団体戦となる大会を前に「残り少ないができることをやって優勝を目指したい」(中濱監督)。新チーム発足時から、一味違う〝メイジ〟を見せてくれた神鳥率いる明大柔道部。個人戦で結果を残す選手の多くは、畳の外で見守る部員の声援を力に替えてきた。次こそ近年突破できていないベスト8の壁を乗り越え、絆と一体感の強さで優勝を勝ち取る。

[荒川千那]

試合後のコメント

中濱監督

――今大会を振り返ってみていかがでしたか。

「10人出て、優勝者1名、3位が2名、ベスト8が2名という状況で、特に初日に行われた軽量級についてはまだまだ強化をしていかないといけないと感じました」

――90キロ級に関しては、増山、神鳥、清崎の3選手の入賞を期待されていましたか。

「神鳥、増山は決勝で、清崎と神鳥は準決勝で戦って欲しいという気持ちはありましたけど、勝負の世界なので難しいのは分かっています。やはり神鳥の負けというのが、大きかったと思います。私の中では、神鳥と増山の決勝を想定していたので、神鳥自身もまだまだやることが見つかったと思います」

清崎

――今後に向けて意気込みをお願いします。

「注目されるような選手じゃないので、1つ1つ目先の試合を勝つことが目標です。その結果、上(のレベル)に上がっていくことができればいいと思います」